見出し画像

ラジオ出演その2

   1月21日に収録された「氷河期世代のラジオ」に参加しました。今回は参加者が5人に増えました。
このラジオのコンセプトは、ゆる~い感じで氷河期世代が生み出された背景を考えたり、彼ら彼女らの生きづらさを考えるというものです。

   今回も「現代思想  就職氷河期世代/ロスジェネの現在」の考察でした。吉良貴之さんの「世代論、運命論、責任論」(54〜62頁)を読んで、氷河期世代への固有の支援は必要なのか?という観点から話し合いました。

   氷河期世代初期が40代、50代に差し掛かる中で、結婚もできず、就職もままならない状況が続き、社会が停滞している現実を見せつけられました。

  氷河期世代初期に就職した私は、第二次ベビーブームの時に生まれました。受験も就職も、競争率が激しい中で、就職の門を突然閉ざされた若者がいます。当時、何十社受けても受からず、自殺した若者がニュースで報道され、ニートという言葉が生まれました。

  この状況は、今も変わっていません。大阪では、何日かに1回、人身事故で電車が止まります。
今、氷河期世代の人たちの状況は多様化し、必要な支援は個々に違うというのに、一括した、ふわっとした支援しかないと当事者は言います。
30年近くこんな状況が続いたのはなぜか?犠牲になった人々の声を、伝えられたらと思います。

【お願い】人民新聞は広告に頼らず新聞を運営しています。ですから、みなさまからのサポートが欠かせません。よりよい紙面づくりのために、100円からご協力お願いします。