はじめましての沖縄そば
「いよいよだ」
そんな思いとともに、沖縄そば屋を探す。
だって、沖縄県民になるのだから。
実は、沖縄に詳しい友人(東京在住)から、
おすすめのお店を教えてもらっていた。
だしがピカイチで、コスパもバツグン。
でも、国際通りの裏にあるから、ちょっと分かりづらいかも。
そんな言葉どおり、薄暗い路地の先に、その店はあった。
(グーグルマップ見ても迷ったのは内緒)
正直なところ、ちょっとあやしい。(ごめんなさい)
目印は、黄色い看板と、ゴリラのぬいぐるみ。
そう、ゴリラである。(なんで?)
恐る恐るドアに手をかける。
シーン・・・
オープン時間に合わせたからか、どうやら、先客はいない。
こういう店で、先客がいないのはちょっと困る。
注文とかお店のルールが分からないから。
とは言ってられないので、
とりあえずカウンター席の椅子を引く。
骨付き肉はソーキだったか?
そんな曖昧な記憶のまま、ソーキそばを注文した。
ソーキと三枚肉の区別すらつかなかったのが
今となっては良い思い出だ。
そして、しばし、待つ。。。
ん?んんん!
数分後、目の前にあらわれたのは、
トロットロの軟骨ソーキ。
キラッキラに輝くスープ。
薬味はネギだけ。
シンプルだけど、それはもう圧倒的な味。
しかも、破格の480円。
※現在は値上げしてる模様
高級焼肉じゃなくても、とろけるんですね。
きっと、手間暇かけて準備してるんだろうなぁ。
そう思わずにはいられない、ソーキの覇王感。
夢中でズズっとしているうちに、
どんぶりの底が顔を出した。
「いよいよだ」
そんな思いとともに、立ち上がり、ドアを開く。
沖縄生活のはじまりに花を添えてくれた
キラッキラのソーキそば。
沖縄旅行のはじまりに、あなたも幸せの一杯を。
沖縄県那覇市
ソーキそば専門店 田舎のソーキそば