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鋼の錬金術師を実写化するなんて馬鹿なことはお願いだからやめてくれ。

噂は本当だったらしい。日本が誇るファンタージー漫画の金字塔「鋼の錬金術師」を山田涼介氏主演で実写化するという。いったい誰がそんなことを望んでいるのか知らないが、馬鹿なことはやめた方がいい。

100%駄作が出来上がる自信がある「ハガレン実写化」

まともなオリジナル作品を作れなくなって久しい日本映画界は、まだまだ優秀な漫画作品を食い物にして駄作を作り上げ、ファンの怒りを買うことをやめないらしい。

Hey! Say! JUMPの山田涼介(22)が、人気漫画を実写映画化する『鋼の錬金術師』(2017年冬公開)に主演し、主人公のエドワード・エルリックを演じることが23日、わかった。ヒロインで機械鎧(オートメイル)技師のウィンリィ・ロックベルを本田翼(23)、原作でも人気の高い“焔(ほのお)の錬金術師”ロイ・マスタング大佐はディーン・フジオカ(35)が演じる。

参照:オリコンスタイル

漫画を実写化するなら、せめて現実世界、百歩譲って史実に基づいた時代劇ならまだ許せるが、どうしてファンタジーを選ぶのか?

実写版「進撃の巨人」の大コケで学んだと思っていたのだが、なぜか同じ失敗を何度も何度も繰り返す。

鋼の錬金術師は、近代ヨーロッパ風の異世界が舞台のファンタジーであり言うなれば「外国」である。そこに来て、エドワードという名前の欧米人をなぜか、コテコテのアジア人が演じる。

どうやったら、山田氏がエドワード・エルリックに見えるのだろうか?

別に山田氏に罪はなく、彼は正真正銘のイケメンであるが、エドワード・エルリックを演じるのは無理がある。

それは、実写版「進撃の巨人」でも同じだった。

思い切り横文字の名前の登場人物を演じるのっぺりしょうゆ顔の日本人。

滑稽である。

まさに360度どこから見ても滑稽である。

唯一、「ナイスキャスティング!」と思えるのは

“暴食”のグラトニー役に内山信二

くらいなものだ。

日本人が外国人を演じて許されるのはコメディーだけだ。

そのギャップが面白く、阿部寛主演の「テルマエロマエ」はヒットしたのだ。


監督を務めるのは『ピンポン』(2002)の曽利文彦氏ということで、CGやVFXには定評のある監督だが、所詮はハリウッドには遠く及ばない予算で作られる映画である。

大きな期待を抱けるはずもない。

曽利文彦氏は、

自ら企画を立ち上げるほどストーリーに強く引かれ、「“生きていくことの真実”を描いた、このすばらしいストーリーを幅広い世代にご覧いただけるよう、チーム一丸となって全力で取り組んでいきたい」と熱意を込める。

とコメントしているそうだが、

なぜそれを自分の考えたオリジナルストーリーでやらないのか?

「生きていくことの真実を描いたすばらしいストーリー」を自分の手で、オリジナルで作って、それを映画にすればいいじゃないか?

なぜ、他人のふんどしで相撲をとろうとするんだ?

漫画・鋼の錬金術師ファンは、きっと怒っているはずだ。

俺達のハガレンを実写化などというくだらない遊びで汚さないでくれと。

ブログ記事→鋼の錬金術師を実写化するなんて馬鹿なことはお願いだからやめてくれ。

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