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探し物を見つけるコツ ひとつ

私は、探し物を見つけるのが得意だ。
私以外の家族全員で探し物をしている、そこに私が家に帰ってきて事情を聴く、もう30分は探していると言う。一番びりっけつからのスタートで探し物大会に私が参加する。参加後5分で私がそれを見つける。そんなことがよくある。

探し物を見つけるには一つの、大いなる一つのコツがある。
探し物のコツそれは「ある」と思って探し続けること
以上。

以前、これがわからないとき、私は探し物をするとき呪文を唱えながら探し物をしていた。その呪文とは「ないないないないないないない」だ。頭の中で、時に声に出してその呪文を唱えていた。

この呪文は思う以上に強力だ。
強力な理由を言語化すると、2つ挙げられる。

①私は、自分の信じていることや言い放った言葉を正当化するために無意識レベルで行動する。
②「ない」という言葉の持つネガティブなイメージが、行動を小さくする。

「ないないない」と言いながら探すとき「ここにあるはずなのにない」と、思いながら同じ個所を何回も探している。さっき探してもないのだから、もう一度同じところを探してもやはりない。それを繰り返すうちに、混乱し、疲れ、嫌になり動きが止まる。「おかしい。あるはずなのにない。」ただ、うろうろしたり、目だけで探そうとする。

解決策は、「あるあるあるある」と言いながら探すこと。「どこかにあるはずだが、今は出会っていないだけ、未来には絶対会える。」と信じようと信じまいとそう思って、そう思いを込めて「あるあるある」と言葉にする。
すると、私の体は、じぶんの言い放った言葉を正当化するために動き始める。ないと思っているものを探すのは疲れるが、あるはず、出会えるはず、絶対出会えると思って探すものは、私に行動する力を与える。脳みそも活性化し始める。行動量が増した上に、同時に仮説も湧き上がる。仮説がたてばそれに沿った行動ができる。同じところを何度も探したりしない。
同じところを探すときは、違う視点を持つ。奥と手前。上からと下から。
ヒントになりそうなことを人に聞くこともできる。
誰かが「そこにあるわけない」というのもヒントになる時がある。人がそういう時、そこはまだ探していない可能性が高いから。
「ある」という希望があればそれを原動力に探し続けられる。
その逆はつらい。

「ある」と思うことが大切。思えない場合は、思えるようにあえて「あるあるある」と口に出す。言っているうちに「ない」と言うイメージがいつの間にか小さくなっていく。
そして、実際に探すこと。つまり、行動すること。

思うこと。行動すること。どちらも大切。

それから「ない」という言葉がもつネガティブ感情に引っ張られないこと。「ある」にはポジティブ感情を引き出す力と、それによってネガティブ感情を小さくする力がある。そこにあるのは「希望」だと思う。

「希望」は人の感情に存在するものだから、どのような実際的な事実の前にも「希望」を生み出せないということはないと思う。私は、そう思っている(実際には難しいときはある。)。その、希望こそが感情や思考や行動の原動力で、その行動が、現実をポジティブな方向に切り開きやすくするのだと思う。
その結果、いづれ、見つけることができる。そして、実際私は、探し物が得意だ。

探すことに疲れたら、飽きたら、休むのがいい。
「今は、出会ってない。出会うときじゃない。出会うときが来たらそれを見つける。」だから、いま、休もう。

注意。
自分の現状にかけ離れた飛躍しすぎのポジティブシンキングは、疲れたり、自分を見失ったり、周りに変な目で見られたり、時に副作用が大きい。

現状認識を強引に曲げてまでとにかくポジティブであろう。なんて、強引なポジティブシンキング教的なことじゃなくて。

現状は現状として認識したうえで、今の自分の解釈力の範囲で無理のない程度の希望から慣らすこと。うまくいけば、徐々に、コツがつかめる。筋トレみたいに、少しずつ、継続的に。




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