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井の中の蛙、大海を知らず。#私の就職活動

集団面接で面接官や複数名の学生の前での片手腕立て伏せ披露。現役のアナウンサー、十数名が見守る前でのカメラリハ(確か古文を読んだ記憶がある)。

今でこそ人事として、多くの学生さんや社会人の方々などに、向き合うことが多い自身の就職活動の想い出で、一番最初に思い出されるのは冒頭のようなエピソードw

基本的に就職活動はして良かったなと思っているタイプなのですが、その理由はシンプルに楽しかったから。今宵はその理由をお話ししたいと思います。

テレビや広告、憧れから始まった就職活動

幼い頃からテレビっ子だったこともあり、高校を卒業する頃には自然とテレビや広告の世界にあこがれるという、ミーハーな田舎っぺだったのですが、それ以上に一生懸命打ち込んでいたのが、高校から始めたカヌー競技。この辺りは以前のnoteにも書きました。

そんな中でやってきた就職活動。テレビや広告業界志望だったこともあり、就活し始めた大学3年生の秋ごろはちょうど部のほうでも幹部学年としてチームでの日本一を目指し始めた時期とモロ被りしていました。。

と同時に、日本一を目指す部の中で自分自身やチームでも日々、これでもかと思うほどに練習やチームとしての一体感をつくることに必死になるあまり、知らず知らずのうちに自分の視野が狭くなっていることに気づかず、自分のことを過信するようになっていました。。

ある企業の選考で完全に失った自信と見出した楽しさ

今でも覚えている、とあるネット系企業のグループ面接。ここで僕の鼻は完全に折られました。約1時間のグループディスカッション&面接。わたし以外のメンバーが、Aさん:海外留学1年のトリリンガルで語学堪能、Bさん:すでに学生起業済、Cさん:メジャーな体育会スポーツですでに日本一…と、自分にはない知識や経験の幅を皆が持っており、いま社会人になったら、自分が一番使えない人間なのではないかと思い、面接の帰り道に急に不安になりました。。

自分がカヌーという競技に必死に打ち込んでいる間に、(当たり前だけど)ライバルは何かに必死になって打ち込んでいる。そして、その結果として得られた経験や知識は、望む望まないにかかわらず、社会の中で当たり前のように比較され、判断されていく。いま思えば、そりゃそうだという話ではあるのですが、当時の自分はそんなことを考える余裕もなく、必死に日本一という目標を自分の歩いているレールの上が世界かのように追い求めていました。。

一番初めに内定が出たところに就職しよう!そう決めて自分なりに就活を整理し、再始動

チームの日本一という目標は追いかけたいし、出来るだけ早くチームのことを中心に考え、行動できる環境をつくりたい。とにかく早くカヌーに集中したい。でも今のままでは、社会に出てから通用しない。これはまずい。。そう思った僕は、自分なりに就職活動を見つめなおし、その当時の自分なりにどういう就職活動をすべきかを考えました。

まず、一番初めに考えたのが、就職活動をするにしても自分には部活もあり、チームにもしっかり向き合いたいと思うと、時間は限られていること。なので、選考を受ける企業は自分なりに調べたり説明会に行った中で、ここだと思える企業だけを受けることにしました。そうすることで、一番初めに内定をもらった企業こそご縁と、そこに行くことを決めて就活をすることにしたのです。

次に考えたのが、前段の選考時に感じた「周囲との差」をどう埋めて、どう戦える状態をつくるかということでした。そこに対して、当時自分なりに出した回答は、いまの自分はどういう環境下に身を置くことで、成長できるかというものでした。周囲とは現時点で圧倒的に差がある、社会に出たら新卒横並びで「よーいドン」は幻想…。そうやって考えていった結果、

①伸びてる市場にいる会社である事
②ナンバーワンの商品やサービスがある事
③社員数がひと学年(200~300人)の規模くらいまでである事

これが当時の自分が就職活動の軸として、自分なりに考えなおしたものでした(その後の転職活動時、この軸の中に④会社が掲げるミッションに自分が心の底から共感できるかや、その事業やサービスに自分が胸を張って家族や友人に勧めたいと思えるかが入ってくるのですが、それはまた別のお話)。

①「伸びてる市場にいる会社である事」を考えた背景は、世の中が大きく変化する中で、伸びている市場には伸びているだけの背景と市場をつくる人が集まっていると考えた為

②「ナンバーワンの商品やサービスがある事」もナンバーワンにはナンバーワンである理由があり、その知識や経験を感じたり、習得する機会に触れられると考えた為

③「社員数がひと学年の規模(200~300人)くらいまでである事」は、①や②の背景を持ちながらも社員数が少ないということは、きっと社内には落ちているボールがたくさんあり、ボールを拾うチャンスがたくさんあると考えた為

です。当時はとにかく早く成長したい!とにかく差を埋めたいと思っていたので、自分の成長だけを考え、①~③を兼ね備えているような企業を選ぼうとしました。※なお、ひと学年より圧倒的に少ない数人規模のスタートアップや初期のベンチャーを選ばなかったのは、その領域でやるには自分にあまりにも経験も知識も覚悟もなかった為です。

それが僕にとっての1社目、新卒入社した「D2C」という会社につながっていきます。D2Cは世界に先駆けてモバイル広告市場を立ち上げ、モバイル広告市場(インターネット広告市場)は伸びの真っただ中にあり、電通とNTTドコモという業界のナンバーワン企業のつくったジョイントベンチャーでありながら、社員数はまだ200名を少し超えるほどでした。

そうやって就職活動を行っていく中で、どんどん就職活動がやらされるものから、自分にとっての機会(成長のチャンス)になっていることに気づくことが出来、本当に楽しい就職活動を過ごすことが出来ました。

わたしは学生さんや若手社会人の方々に、数年後に何をしたいのか、いわゆるキャリア論的な質問は聞きません

それはぼく自身が、5年前、10年前にいまここにいることを想像できなかったし、働く中でその考え方は変わっていくものだと思うから。就職活動を始めた当時の想いも、就活をする中で、少しずつ変わっていったし、働く中で考え方や価値観も徐々に変化してきました。そして、これからも変わることに素直でいたいと思っています。※もちろん、〇〇がやりたい!と思っていること、明確にキャリアイメージを持つことが悪いとは全く思いません

でも何の因果か、カヌー部でチームに向き合い、チームでいかに勝つかを考えてきた自分が、いまも人事という仕事に関わり、組織として、そこにいる個の力をいかに開放し、支援するかを考えているのだから、人生とは本当にわからないし、そんな中でも軸や芯みたいなものは、これまでの人生の積み重ねから生まれるんだなとも思います。

そんなことを考えていたら、もうこんな時間。木曜担当の更新、遅くなってしまい、申し訳ございませんでした。今週のnotersもそれぞれの個性が出ていて面白いですね!

そして明日はこのお題を出した寺口さん。そして、まさに学生さんでもある松田くんと連続します。引き続き、notersの連載をお楽しみに!!


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大分県別府市出身。関西学院大学を卒業後、D2CとCookpadでのHRを経て現職。HRコミュニティ「人事ごった煮会」の発起人。さとなおラボ7期生。Business Insider Japan主催「BEYOND MILLENNIALS 2020」Advisory Boardメンバー
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