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プロ野球 or メジャーリーグ。魅力的な会社でもまれる楽しさ or 魅力的な会社をつくる楽しさ。

タイトルは就職・転職活動中の若い求職者の方々と向き合う際、自分なりの例え話で答える回答の一つだ。この回答をする際は、決まって「大手とベンチャー、どちらが良いですか!?」と聞かれていることが多い。

環境は、自分自身に影響を与えるキッカケの一つだ。

2010年に大学卒業後、9割近くの社会人経験を人事として、その中でも半分近くを採用に関わってきた中で感じるのは、最近はベンチャーやスタートアップを志向し、主体的に選択する若い人が増えたということ。

僕自身はどちらかと言えば、ベンチャー領域で人事を経験してきた身ではあるけれど、一概に大手が良いとかベンチャーが良いとかを言うつもりはない。けれども、大手、ベンチャーどちらにしても、それぞれの業界や会社によって、組織が置かれているフェーズや規模感、経営陣は異なる。求職者自身がパフォーマンスを発揮できる環境、成長できる環境は、個人によって違う

プロorメジャー。今の自分が身を置くべきところはどこか!?

就職・転職活動において、若い頃に大切な視点と感じる一つは、今の自分を冷静に見つめ、

これまで培ってきた経験スキルや知識は何で、今の自分をどういう環境に身を置くと、自身のパフォーマンスが発揮しやすいのか、成長できるのか。

を考えていくことだと感じる。(※もちろん給与など待遇面も大切なモノサシであることは間違いない)

就活・転職活動にはたくさんの手法論=「戦術」はあるけれど、自分の持っている武器をどこにどう投下するか=「戦略」を考えることも大切だ。

プロ野球選手も、メジャーリーガーもどちらも素敵だ。ただし、現状ではプロ野球を踏まずに、いきなりメジャーリーグで活躍できる日本人選手は少ないだろう。メジャーにはメジャーで戦う為の経験スキルや知識が必要だ。

大手企業には大手企業の特性、ベンチャー企業にはベンチャー企業の特性がある。自分自身のこれまでをふまえた上で、自分の今はどちらが向いているのか、そんなことを自分に問うてみるのも良いかもしれない。

魅力的な会社でもまれる楽しさ or 魅力的な会社をつくる楽しさ

自分自身、社会人経験をそれなりに経て、最近ものすごく意識するようになったのは、魅力的な会社をつくる楽しさも間違いなくあるということだ(会社の大小、フェーズはあまり関係ない)。これは個人の志向性の問題で、自分自身の経験スキルや知識の積み重ね、年次によって出てくるものだが、

キャリアにはチャレンジのタイミングもあり、自分自身が少し背伸びやストレッチして、高いレベル感の中に身を投じる時期もあれば、そこで得てきた経験スキルや知識を活かして、誰かに何かを提供する時期(つまり誰かに魅力的な環境を提供する時期)もある。

最近は年齢関係なく、若い学生や社会人でもたくさんの経験スキルや知識を保有し、チャレンジを重ねている人に出会うことが多い。彼らはきっと、より高いレベル感の中に身を投じたり、魅力的な会社をつくっていくだろう。そしてその中には、大企業や古い慣習を持つ業界や会社にチャレンジし、変革をしていく人も出てきている。何より彼らは他責にしない

大手とベンチャースタートアップのどちらを選んだとしても、選択肢の中から自分なりの結果を出し、振り返り、またチャレンジを重ねていく。これから先の社会人人生、自分自身のキャリアの安定は自分自身でつくっていくしかないのだ。そんなことを思い、 COMEMO に初めての投稿をしてみるのであった。



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