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人事部長〜闘病編の番外編の後編〜

次の日朝から発熱相談へ電話。
比較的早くつながり病院を紹介してもらう。
2件くらいはいっぱいだと速攻断られた。
3件目の電話。
その病院は親切に軽く問診をしてくれて
15:30に予約ができた。

朝から妻と相談。
もし陽性だったら。。。

1室を隔離部屋へ模様替え。
寝るスペースを確保。
トイレとの行き来だけにして
基本その部屋へ隔離された。
週末にかけた出来事だったので
子供たちは学校を休む必要が
たまたまなかったが、
彼らも家に缶詰めの覚悟をする。

熱は少し落ち着いて来て
37.4
まだ少しある。
体は痛い。
ダルさがすごい。。
ニュースで聞いた咳と喉は
症状はなかった。
無症状の方がいるくらいだから
そんなパターンもあるのか。。。

不思議と食欲は普通にあった。
食事は妻が部屋まで持ってきてくれて
隔離されながら食べた。

病院へ行く。
たんたんとPCR検査。
念のためインフルエンザも検査してもらった。
インフルエンザは即、陰性の判定。
PCR検査はかなりお待たせすると思います。

家に帰り病院でもらった薬を飲むと
夜には熱が下がった。
症状的にはだんだん倦怠感や体の痛みも
やわらいでいった。

それからまた一日隔離状態。
そのころにはやっと携帯をいじる元気が出てきた。
時間を潰すのは容易だった。
それこそNOTE用のインプットとアウトプットにも
かなり時間を使えた。

日曜日の朝、病院から連絡があった。
予想外の連絡の速さ。
僕は癌なので、重症化リスク対象だったから
早く連絡をくれたようだ。
かなり良い病院にあたって幸運だった。

はあ。これからまた一週間、家庭でも隔離だ。
でも体には抗体ができるのは良いかも。
月曜日の会議が気になるがしょうがない。
濃厚接触になる家族の予定もあったりで申し訳ないな。


『陰性です。』


『いいいいい陰性?陰性ですか?陰性?』


かなりの覚悟を決めていただけに
完全な肩透かし。
え?こんな事ある?
かなり、しっかり辛い症状を経て

まさかの【普通の風邪】。

普通の風邪。
どう考えても、普通の風邪。


僕はたまたま変わった抗がん剤の
副作用がなんとなく後をひいて
ちょっと体力が追いつかない感じから早退。
寝込むが、夜中に発熱。
コロナを疑い、病院にかかり
もう陽性を覚悟しながらPCR検査をし
病院から連絡をうける。

陰性です。
普通の風邪。

僕はいったい何に翻弄されていたのでしょう。

結果コロナではなかった。
月曜日から仕事へ復帰した。

なんかモヤモヤが抜けない。
家庭で奮闘してくれた妻
心配してラインをくれた同僚
みんな良かったねと言ってくれたのだが
モヤモヤ。。

コロナではなくて本当によかったのだが。
コロナに転がされた話でした。
大したオチでなくてすみません。

今日も最後まで読んで頂きありがとうございます。

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