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【未来のキャリア】未来を生き残る優秀なビジネスプレイヤー

こんにちは、Jinです。

先日の投稿「【未来のキャリア】マネジメントからネームバリューへ」では、今後ビジネスで求められる優秀な人が担うべき役割が変化していくことを説明しました。
今回は、その中の"優秀"という言葉を紐解いていきたいと思います。

私のようなコンサルティングファームでは、優秀か否かが非常に重要な個人の価値になります。
コンサルティングファームでは、プロジェクトごとに必要な要件を満たす人たちが招集され、プロジェクトが立ち上がります。
逆に言うと、ここで選ばれなければ、仕事が無い状態でも会社で過ごし続けなければなりません。
また、大先輩が自分の部下になるといったようなことも平気で起こり得ます。

それでは、その"優秀さ"はいったいどのような尺度で評価されるでしょうか。

・スーパーマンになるための行動とマインド
・浅く広くで実現するオリジナリティー

この2つのポイントについて、私の考えを説明していきます。


スーパーマンになるための行動とマインド


まず、優秀な人の行動やマインドで共通することは、「その人自身が能動的であり、且つ他者がそうなるために行動している人」です。

企業に勤める上で、あなたは大小関わらず、チームに所属することになります。
そしてチームの理想形は「メンバー各人が有機的に効果しあう」ような体制です。

組織構造化されたチームではなく、それぞれが自身のタスクを完結し、また他のタスクも拾い続けるようなイメージです。
上位者の支持で行動するわけではなく、ゴール達成のために必要なことは誰かしらが漏れなく適切に実行出来ているという状況です。

それでは、"優秀な人"と"有機的なチーム"の関係性はどういったものでしょうか。
2つのステップを順を追って説明します。

1) 他人の仕事や誰も持っていない仕事を"自分"から探して実行する
2) 1をあなた以外が実行できるような環境を作る

まず、他人の仕事や誰も持っていない仕事を"自分"から探して実行することが必要です。
これは単純に、「とにかく能動的になれ!!」ということです。
忙しい中でも、ゴール達成のために必要なことを理解し、自分というリソースを使ってどんどんプロジェクトタスクを完遂していきます。
また、進捗に遅延が見られる人が居れば、積極的に仕事を奪い、サポートします。

こういったことを繰り返すうちに、「こいつが居れば何とかなる」といったように周囲から思われるようになります。
あなたはスーパーマンのように扱われるわけです。

次に、前述のことを他者に実行させることも必要です。
他者のマインドや行動を変えつつ、自分以外の全員が同じように能動的に仕事を探し取り合う環境を醸成する。
これは非常に難しいです。

そのためには、他者のマインドを変えなければなりません。
全員が同じマインドになるまで、あなたの行動を見せつけ、そして繰り返し他者の潜在意識に刷り込ませるように物事を伝えます。
例えば、私がチームメンバーによく伝えていることは、「あなたはXX担当ではない。このプロジェクトを成功させるためのマルチプレイヤーだ」と。

この環境を作り出せた時点で、「こいつが居れば、プロジェクトをスムーズに進めることが出来る」と周囲から評価されることになります。


ここまで達成できれば、企業はあなたに最大限の信頼を抱くことになります。
ビジネスを進める上で、優秀と評価されるうえで必要な要素、「信頼」を勝ち取ることができます。


浅く広くで実現するオリジナリティー


前章では、マインドや行動に注目していましたが、スキル面ではどうでしょうか。
スキル面での優位性は、"他者との違い"に尽きます。
2:8の法則で言うと、他者との違いを持つ2割の人が、ビジネスの8割を動かしていると言えるでしょう。

他者との違いを持つために効率的な方法は、「幅広いスキルを身に着けること」です。
ある特定の領域を極めるためには相当の時間を要しますが、概要レベルや中級レベルであればある程度少ない時間で習得可能です。
そして、重要なポイントとして、「幅広いスキルを習得する労力の割に、それを実践している人が少ない」ということが言えます。

また、幅広いスキルを身に着けることで、それぞれの要素がシナジーし、イノベーションを生む可能性もあります。

例えば、エンジニアほどプログラミングを習得したり、公認会計士ほどの会計知識を身に着けることは非常に難しいです。
ですが、プログラミングの基本を理解し、簿記2級ほどの会計知識もある、といったスキルは案外すぐに身に着けることができます。
そして、どちらか一方をマスターしている人ではなく、両方を知っている人が、プログラミング×会計といったようなビジネスチャンスを見つけることができます。

「狭く深く」ではなく、「浅く広く」スキルを習得したほうが、より一層価値のあるビジネスパーソンとして、ビジネスのチャンスに恵まれることでしょう。

ただし、自分の核があることは大前提となるので、注意してください。
全ての領域に関する知識や経験は浅ければ、他者にすぐに追随されることになります。
ただし、あなたがもし一つの領域に対して専門家ほどの知識や経験があれば、他者は容易にあなたを真似ることができず、それがあなたのオリジナリティーとなります。
自分しかできないことがオリジナリティーとなり、それこそがあなたが評価される価値となるのです。


最後に


これで今回の執筆内容は以上となりますが、皆さんのキャリアに役立ちそうな内容だったでしょうか。
他にも皆さんの意見があれば是非聞かせていただきたく、コメントをお願いします。

本日の執筆は以上になります。
今後ともJinのnoteの執筆を応援してくれる方がいれば、この記事を購入してくれると泣いて喜びます。最後まで読んでいただき、有難うございました。

Jin

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