キャタピーがピカチュウになろうとしたら、一生キャタピーのままで終わるってお話。

こんにちわ!

今回は、「憧れてる人になろうとすると、自分を見失って成長が鈍化する」みたいな話をしようと思います。



「身近のすごい人」になろうとしてもなれない

一緒に働いている人とか、そうでなくとも尊敬している有名人とか経営者とかで「この人マジですげー!!」みたいな人っていると思います。

そういう人を見てると、あまりの凄さに「この人みたいになりたい!」って思うことあるんですけど、だいたいうまくいきません。

「自分」ではないからです。

持ってる能力や、積み重ねた経験、考え方、性格、もっといえば細胞レベルで身体的特徴も違うので、まったく同じにやろうとしても、同じ結果は生まれないんですね。

キャタピーが「ピカチュウになりたい」と思ってどれだけ努力しても、ピカチュウにはなれません。持っている性質が全く違います。

「ピカチュウになろうと努力した時間」っていうのは無駄になってしまう可能性が高くて、そのままだと一生進化できず、「キャタピー」のままで生涯を終えてしまう可能性があるわけです。

なので、すごい人に憧れるのはいいけど、「その人になろうとする」っていうのは失敗しがちだからやめた方がいいと思ってます



ひとはひと、自分は自分

じゃあどうすればいいかなんですが、「自分を知る」っていうのが大事になってきます。

キャタピーは「ピカチュウ」にはなれないけど、キャタピーとして成長を続けると「バタフリー」になるまでは進化できるんです。

「ひとはひと、自分は自分」っていう感覚を持つことが重要です。

自分の知ってる「すごい人になろうとする」ことをやめて、自分がどんな人間なのかを知って、「自分」を成長させていくイメージですね。

ポケモンでいうと、自分が何ポケモンなのかを知って、キャタピーならキャタピーとして、ピカチュウならピカチュウとして、ミュウならミュウとして強みを生かし、弱点をカバーするにはどうすればいいか考えていく、みたいな感じです。

南海キャンディーズのやまちゃんも、新R25のメディアの中でこんなふうにいっています。

「ファイナルファンタジーでたまねぎ剣士っていうのがいるんですけど、あいつは何もしないと最弱ですが、最後まで鍛え上げると最強の戦士になるんです。それってめちゃくちゃかっこいいじゃないですか」
引用:10年以上書いている"反省ノート"。山里亮太「努力をやめたいなんて1ミリも思わない

やまちゃんは、「山里亮太」として自分と向き合い、毎日反省ノートを書き続け、「山里亮太」として成長を続けたからこそ、多くの実績を残せているのです。ダウンタウンの浜ちゃんやまっちゃんになろうとしていたら、今ほど実績は残せなかったかもしれません。



注意!「自分なりに」はやるな!

「尊敬してるすごい人になろうとしない」「”自分”を知って、自分として成長する」っていうのはすごい大事なんですけど、「自分なりにやろうとする」っていうのはやめといた方がいいと思います。

経験上、だいたい失敗します。効率の良い成長にならないんですよね。

レベル5のキャタピーは、思考回路もまた似たようなレベルだったりします。これは才能とかそういう問題じゃなくて、経験値が圧倒的にたりてないわけです。

で、その思考回路で行動してもうまく成長できない可能性が高くて、世の中にはレベル30のバタフリーとか、レベル50のニドキングとか、レベル100のミュウみたいなのがいるわけです

そういうポケモンから「もっとこうするといいかも」的なアドバイスをもらったり、戦い方とか努力の仕方を見て学んだ方が、成長スピードでいうと圧倒的に早くなります。

「尊敬してるすごい人になろうとする」のと、「尊敬してるすごい人から学ぶこと」はぜんぜん違います。

どんなポケモンであろうと、成長の本質的なところは同じで、「たくさん戦う」ほどレベルは上がるし、「得意なタイプのポケモン」と戦った方が勝率は高いし、「守ってばっかり」だと負けます。

「自分なりにやろうとする」っていうのは圧倒的な負けパターンなんで、まわりの「すごい人」をうまく利用するのがおすすめです。



というわけで

「なりたいポケモンになろうとしない」
「自分が何ポケモンなのか知る」
「何ポケモンかわかったら、そのポケモンとして成長を目指す」
「強みを伸ばし、弱みをカバーするためにはどうするか考える」
「自分なりにやろうとせず、まわりをうまく利用する」

アナ雪で「ありのまま自分」みたいな歌がありましたが、「ありのままの自分」として成長することを忘れない方がいいですね。

ひとはひと、自分は自分です。

ぼくだってまだまだコイキングですが、そのうちギャラドスになってやります。

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