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いい借金とは?皿を洗って500円もらうA君がもっとも楽に稼げちゃう方法。

今朝、キンコン西野さんのVoicy を聴いていて、「借金の考え方」について唸るほど納得ができたので、勝手に共有です。



日本人として、一般家庭で生まれ育った場合、

「借金はよくないからしないようにしなさい」

とか

「マジメに働いて、コツコツお金を貯めなさい」

みたいな教育がされがちです。

たしかにこの教育は間違ってはいなくて、たとえばパチンコするのにお金がないから借金するのは生産的ではないのでオススメできないし、なにかあったときに貯金がゼロだとかなりリスクなのでいくらかの備えはあった方がいいと思います。

でも完全に正しいかというと、そうでもないんですね。

借金をするのが好ましいときもあれば、思考停止で貯金をするよりベターな方法を選択した方がいいケースも多い。

事実、お金持ちになった人とか、いわゆる成功者になった人の本とか読んでると、そのほとんどが「借金」に対しては前向きな考え方を持っています。

ではどんな借金がいいのか、というところで冒頭でふれたキンコン西野さんのたとえ話なんですが、たとえば以下の前提があったとします。

【前提】
お皿を洗うと、お父さんが息子のA君に500円くれる

このとき、A君がお金を稼ぐ方法は3つあります。

❶毎日お皿を洗って、その分お金をもらう
❷2万 ~ 3万円ほど稼げるまではお皿を洗ってお金を稼ぎ、お金が貯まったら食洗機を買って、そこからは食洗機に働いてもらってお金をもらう
❸先に2 ~ 3万円お金を借りて食洗機を買い、あとは食洗機に働いてもらってお金を稼ぎ続ける

A君の例を、現実社会を交えつつ、もう少し深掘りしてみます。


ざっと調べた限り、日本における雇用者の割合はおよそ85%らしいので、日本人のほとんどは、❶の選択でお金を稼いでいます。

自分の時間を提供して、その時間に対する対価をもらう、というやり方です。

借金がないのでリスクはないですが、稼げるお金に限度もあるし、働かないとお金は入ってきません。

桃鉄で言うと、青のプラス駅にひたすら止まってお金を稼いでいく、「いっしー社長」です。


❷はお金を稼ぐシステムを作れるまでのお金を稼ぎ、そこからはシステムに働いてもらってお金を稼ぐ、という方法ですね。

システムさえあれば働かなくてもお金が稼げるようになりますが、作るシステムによっては、5年とか10年とか、場合によってはもっと膨大な時間がかかることもあるかもしれません。

最速でゴールし続けたり、プラス駅でひたすらお金を貯め、物件を購入することで毎年少しずつ収益をたかめていく「ももたろ社長」です。


そこで❸の選択肢ですが、借りれるならお金を借りて、そのお金で最初からシステムごと買って、稼いじゃおうという考え方になります。

スタートと同時に何億か借金して物件を買いまくり、1年目の決算からどんどん収益を上げて3年とか5年とかで借金を回収。

あとはシステムに任せておけば自動的に自分の懐が暖かくなり続ける、なんなら時間もあるから遊びまくることもできちゃう「むてき社長」という感じです。


話を戻して、これらの考え方から「いい借金」とはなんなのか?ですが、目的を達成するためにショートカットできる、いわゆる「レバレッジ」が効くお金の借り方は「あり」といえそうです。

❸の選択肢は「借金」にあたるわけですが、借りれるなら借りちゃったほうが最初から楽できちゃいます。わざわざ自分で借りる必要はありません。

ホリエモンこと堀江貴文さんも、最初に会社を立ち上げるとき、当時の彼女とその両親にお金を借りて起業したといいます。

どの方法がいいかっていうのはひとの価値観によると思いますし、現実だと借金するためには「信用」がないとそもそも借りれなかったりするので、❸の選択肢を取れないケースもあると思います。

ただ、個人的には楽しちゃいたいので、できるのであれば借金をしてでもなるべく❸の選択肢をとっていきたいところ。

少なくとも「借金 = だめ、絶対!」みたいな考え方は、強制的に選択肢を狭めてしまうので避けたいですね。


というわけで

「借金することで目的の達成がしやすくなることもあるよね」というお話でした。

お金は、日本だと「卑しい」みたいな風潮があり、自分で積極的に学びに行かないと一生選択肢❶しかとれない、なんてことになりかねません。

将棋の棋士が勝負に勝つためには、どの駒がどう動くか、どのように連携させるのがいいのか、ちゃんと理解しておく必要がありますし、これはすべてのスポーツで同様なはずです。

「お金」は生活にもっとも身近なツールのひとつであり、その勉強をすることはかなり重要だと思うので、もっと勉強していこうと思った朝でした。

なにかの参考になりましたら!

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