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「なんとなくで人生を終えないために」紙とペンと机とわたし。

よく、ぼけーっとしながら考え事をします。

とくに、テレビがないサウナの中とかは手持ち無沙汰なので、考え事をするのには絶好のシチュエーションなんです。

「今週のイケてなかった行動ベスト10!」みたいな脳内アナウンスが流れてきて、たまに「あぁ、あれはひどかったなぁ」なんて言葉をサイレントモードのサウナ室で普通に声に出してしまったりします。

真っ赤な顔は、サウナの室温のせいにして、「にしてもこのサウナ暑すぎるな」なんて独り言を言ってはごまかしにかかりますが、当然バレバレです。

そんなこんなで、サウナで考え事をした結果、うまく考えがまとまるこもたまーにあるんですけど、ほとんどは考えた気がしているだけ、で終わります。

因果関係が図示化できないので、どうしてもまとまりにくいんですね。

というので、最近は考え事をするとき必ず手元に紙を用意して、書き殴りながら考え事をしているんですが、かなり効果的だと思ったので、今日はその辺について話してみたいと思います。

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たとえば、今週イケてなかった行動ベスト10を振り返ったときに「誰かの陰口を言ってしまった」というのがあったとします。

手元に紙がない場合、すべて脳内で想像するしかなくて、考えたことを記録することができないので、解決までの道のりがたどりにくくなっちゃうんですね。

スタートしたはいいものの、途中で今どこまで進んできたかわからなくなってしまう迷路みたいな感覚になりがちで、「あれ、いまどこまで考えたっけな?陰口を言った原因ってなんだったっけな?どうすればいわなくなるんだっけな?あれ、あれれ?」みたいになりやすいです。

で、最終的には思考がつながらなくなってしまい、「あぁ、ひとの陰口をいうなんて、ぼくなんか海の藻屑になってフォッサマグナに挟まれて死んじゃえばいいんだ…」なんてネガティブなゴールに辿り着くか、「考えるのめんどくさいし、なるようになるでしょ!もういいや!」のような放り出してしまうようなゴールに行きついちゃったりします。

次どうするか?、という具体策がでたわけじゃないので、行動は変わりません。迷路から出ることはできなくなるんです。

逆に、手元に紙があると、全体像が常にわかる、という大きなメリットがあります。

「こっちはだめだったから、今度はあっちの道を進んでみよう」のように、誤った迷路順序を潰していく感覚でゴールまでの道のりを進むことができるんです。

つまり、具体的にどう行動すればいいか、までがはっきりするわけです。行動が変われば結果も変わるので、考えていた時間を意味のあるものにすることができます。

さらに、紙に書き出すとストレス軽減効果もあるそうで・・・

たしかに、体感としてもかなりすっきりした、という感覚になるんですよね。

自分が何に悩んでいるか、どうすれば状況をかえることができるか、今日からできることはなんだろうか、みたいなことが明確になるだけでも、不要なストレスはグッと減らせるのかもしれません。

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というわけで

あまり日頃「書く」という習慣がない方も、まずは8分間、自分の感情を書いてみることからはじめてみるといいらしいです。

何をどうすればいいかがわかって、だいぶ楽になります。

ぼくは朝にモーニングノートという30分くらいかけて思考を整理する時間をとっているのですが、前向きに1日をスタートさせることができるのでこちらもおすすめです。

紙に書くことをはじめてから、ぼくの場合、いかに普段感覚的に生きているというか、あまり考えることなく生きているのかわかりました。

なんとなく仕事して、なんとなく帰ってきて、なんとくテレビやアニメをみて、なんとなく眠くなったから寝る、みたいな生活だと、人生の大半の時間が「なんとなく」でおわっちゃいそうな気がします。

それはなんだかもったいない気がするので、基本、机の上に紙とペンを常に用意して、家にいる時間は机に向き合う、ぐらいの感覚を持っておいてもいいかもしれません。

紙とペンと机とわたし。

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