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【#メモ】 問題を解決するためには、問題の解像度をあげる必要がある。

最近、「問題解決」について勉強してまして、「イシューからはじめよ」っていう本を読んでいます。

今回は、「問題解決をするなら、解決策を考える前に"問題"をはっきりさせておいた方がいいよね」っていう話を、思考の整理がてらメモします。


問題解決とは?

そもそも「問題解決」っていうのは、「問題」を「解決」して「理想の状態」にすることです。

で、「問題とは?」という話なのですが、Wikipedia には以下のように解説されています。

現状と目標との間にある障害(差、ギャップ)のことである。

つまり、「本当はこうあるべきなんだけど、何かしらの要因でそうなれていないこと」を指すわけです。

たとえば、鬼滅の刃でいうと、本来はみんな平和に暮らせるはずの世界が、たくさんの鬼によって平和でなくなっている。これが「問題」ですね。

「問題解決」というのは、すべての鬼をやっつけて、世界を平和にすることです。

(鬼滅の刃読んだことないよって人はごめんなさい...)


問題を解決するには、「根本的な要因」を見つけること

「どうすれば鬼をやっつけて、世界を平和にできるのか」を考えたときに、この問題が起きている「要因」をはっきりさせる必要があります。

目の前の鬼を、かたっぱしからやっつけっていっても、鬼は次から次へと湧いてくるので、一生平和が訪れることはありません。

鬼を生み出している元、「鬼舞辻無惨」をぶっ飛ばさなきゃいけないわけです。

マンガにたとえると「そりゃそうだよね」ってなるのですが、これが現実に置き換わると意外とできていないことが多いなぁと感じることが多い。

「根本的な要因」を解決するのではなく、いま目の前にある問題だけを解決しようと頑張っている感じです。

「鬼舞辻無惨」ではなく、ひたすらに目の前の鬼をやっつけようとしているわけです。

これでは一生問題が解決することはありません。

というわけで、本当に問題を解決したいのであれば、現実における「鬼舞辻無惨」をみつける必要があります。


「根本的な要因」を見つけるためのフレームワーク

有名なのだと、TOYOTA さんが利用している「なぜなぜ分析」とか、ほかには「フィッシュボーンチャート」とか、フレームワークはいろいろあります。

利用するフレームワークは、状況に合わせて使い分けるといいと思うのですが、あまり難しく考えるとわけわからなくなっちゃうので、もっとシンプルに考えるのがオススメです。

たとえば、「鬼滅の刃の世界」と「平和な世界」とを比較します。

後者は、「平和」という点では問題がありません。

つまり、「鬼滅の刃の世界」と「平和な世界」との間には何かしらの違いがあるわけです。

ここで「なぜかなぁ?」と考えると、どうやら「平和な世界には鬼がいないようだぞ」とわかります。

「じゃあ鬼を退治しよう!」だと、前述のとおり「根本的な要因」までたどり着けていないので、一生問題は解決しません。

「なぜ鬼がいるのかなぁ?」と掘り下げていきます。

そうすると、「どうやら鬼舞辻無惨というボス鬼がいるようだ」とわかるわけです。

場合によっては、もっと掘り下げる必要がありますが、このようにして「根本的な要因」を見つけていきます。

「問題がない状態」は、それだけの要素が揃っているからこそ「問題がない」のですね。

「問題がある状態」と「問題がない状態」の要素を比較すれば、違いがみえてきます。違いをみつけたら、すぐに解決策を考えるのではなくて、その違いを生み出す要因を探ります。

これが、「根本的な要因」の見つけ方です。


「根本的な要因」を見つけたら、課題とアクションを設定する

「鬼舞辻無惨というボス鬼」が、平和をうばう根本的な要因であることはわかりました。

ということで、「鬼舞辻無惨をぶっとばす」必要があります。(本当は和解するとか、鬼を生めなくするとか、いろいろ設定できる課題はありますが、わかりやすいので、いったん「ぶっとばす」にします)

これが「課題」ですね。

この課題をクリアできれば、世の中に平和がおとずれます。課題を解決するために決めるのが「アクション」です。

アクションを効果的に行うためには、「SMART目標」といわれるフレームワークを利用するといいと思います。

◆要素1:Specific(具体的に)
◆要素2:Measurable(測定可能な)
◆要素3:Achievable(達成可能な)
◆要素4:Related(関連性のある)
◆要素5:Time-bound(時間制約がある)

調べればすぐに出てきますが、かんたんにいうと「期限決めてだれがみても達成したかどうかちゃんとわかるような目標にしようね」って感じです。


まとめ

問題・・・現状と目標との間にある障害(差、ギャップ)のこと
要因・・・問題を引き起こしている原因
課題・・・見つけた原因に対して設定する
SMART目標・・・課題をクリアするために設定する

問題解決のための概要はこんなところでしょうか。

課題をクリアすれば、問題が解決されて、理想の状態になる、というイメージです。

あらためて認識しておきたいのは、「要因」を適切に見極めること。ここがずれると全部ずれます。

ここが一番力を入れるべきポイントで、その具体的な見つけ方が「イシューからはじめよ」で伝えられているので、興味がある方はぜひ読んでみてください。

#ぼくには結構難しい内容
#3 ~ 5回は読む必要がありそう


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