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難関大をめざすには高校受験のペースの7割ほどにクールダウンして受験後から春休みで高1内容をはじめるといい


はじめに

 高校で部活をやりつつ基本的にやりたいことをやりながら生活を充実させつつ、目標の大学へすすむ最初のてがかりは、じつは高校受験後から中学卒業後の春休みのあいだにあった。

きょうはそんな話。

春休み次第

 主宰する学習サポートで、高校で進学校にやっとはいれてもついていけない生徒をたくさんみてきた。つめこむ弊害や燃えつきて。原因をたどっていくとその多くは高校に合格〜高1の夏休みのまでの過ごしかたに尽きると気づいた。

すくなくとも学習サポートにおとずれて、どうにかならないかとこまり顔の高校生の多くはそう。ここは勉強の中身よりまなびかたを身につける場所。

中学でここを見つけられた生徒たち。難関大をめざしたい生徒ならばつぎのことをしっかりつたえる。高校受験ののちにいったんクールダウンで7割程度の状態へともどす。ここでとてもだいじなことをひとつ。それはスマホ。中学では受験でそれどころではなくスマホにいりびたりの状態はそれほどこの地域では聞かない。

ところがいったん受験から解放されると、とたんに時間ができてスマホに邁進。ゲームやチャットに時間をついやしてしまいがち。時間をもてあませばだれでもそうしてしまうかもしれない。

急激に時間のできる春休みにクールダウンして7割ぐらいにもどす。それには中学内容と高1の最初のところをバインドさせるところからおもむろにはじめるといい。ひとりでやりにくいならばこうした場所でなかまといっしょに。

余裕をもたせられるかどうか

 高校受験を経験したばかり。あたまはさえているはず。ペースもおとせてすんなりはいり、きもちに余裕がありむずかしくかんじにくい。こうして先手をうて、時間の使いかたをじっくりまなべる。自分からペースをつくれて時間に余裕をもてるので成績を向上できる。

もちろん春休みから高校へと進学し、高校受験時にあとまわしにしたやりたいこと、部活への参加もかない、こなせていける。

この方法であれば高校生活を充実させられるので不満が出にくい。そのままのペースを維持。夏休み後ぐらいには数学ならば高1の単元を終え、秋をむかえるまえにむりなく高2の数学へ。

つきつめていくと

 けっきょく高校受験をがんばった高校生で、とくに高1の途中のつまづきの多くはどうやらこのへんに原因がありそう。なんとひと月に満たない、高校受験後〜春休みにかけてのすごしかた次第でその先がずいぶんちがってくるとわかった。

ぎゃくにいうと、この時期しだいで高校受験で不本意だった生徒でも、おなじ方法をとれるまで時間のつかいかたを相談しつつ調節していければ大学受験を無理なくむかえられる。受験直前になってやりがちながむしゃらにめいっぱいの勉強は、のちの反動がおおきくなるかもしれないので避けつつ。

伸びきったゴムのように大学にすすんで学力不振におちいるのはつらい。それよりコツコツとおなじペースで6〜7割をつづけつつ、やりたいことをやり充実した高校生活をすごせるほうをえらびたい。

おわりに

 高校生活を充実したものにする。これはなによりも実現したい前提。それには高校生たちも異論はすくないと思う。学習サポートでは「じゃあ時間をどうつくる?」とかんがえてもらい、その方策をいっしょにみつける。

そして最初のてがかりは、「受験後から春休み」にあった。この中3~高1のあいだのすごしかたとペースづくりにカギがあった。ここへたどりついた高校生たちといっしょにあみだした方法。

こうして高1おわりに地方国立大のセンターレベル、高2おわりに難関大のラインにとどき、高3の1年をつうじてしあげて目標の大学の奨学金をとれるレベルへ。


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