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いつのまにか身のまわりの品物に日本製がめだちはじめた気がする


はじめに

 昨今の状況もあって生協の個配に重宝している。かれこれ生協を25年ほど利用してきたが、きのうふと気づいたことがある。

どうもこのところカタログ上に「日本製」の文字がふえた気がする。これは日本のおかれている現状をあらわしているのではと思った。

ぶ厚いカタログ

 毎週100ページ以上のカタログを注文した品物とともに渡される。わが家のエンゲル係数がことのほか高いので、基本的に食物と飲物がほとんど。たまに日々づかいの洗剤やトイレットペーパーなど雑貨をすこし。

パソコンで注文するので、紙のカタログはいらないと言ってみたが、それはできないと配送の方にことわられた。紙のカタログには目を通さない。とくに月に1回ほど入る家具や寝具などのカタログを手にとったことがない。

偶然の情報

 食料品の多くはさまざまな国から取り寄せられている。逐一商品ごとに生産国が掲載されている。徹底しているところは生協らしい。食料品に関してはこのところ世界じゅうからあつめられているようすにかわりはないようだ。

ところがきのうテーブルのうえでひらいていままの雑貨カタログを目にした。家族が見ていたのだろう。

ん?なんかおなじ文字がならんでいる。それは「日本製」の活字。その見開き左右2ページぶんはすべて日本製だった。へえ~、こんなことがあるんだとほかのページを開いてみる。するとこちらもほとんど日本製だった。刃物類が多い。スリッパのほかは日本でつくられていた。

どうやらこのカタログは日本製の特集にちがいないと思ったが、そんな記述はどこにもなかった。いつのまにか日本製のものがふえているのではないか。と気になった。

人件費が…

 中国や東南アジアの方々の人件費が年々あがっていて、そうした国々でつくられたものを運んで日本で売るより、日本国内でつくって売るほうが品物によっては経費がかからなくなっているのでは。近ごろ海外の方々の給与の伸びが2倍とか3倍とか著しい。そのいっぽうで日本では30年ほどで20%程度らしい。

こうしたことの反映で日本製がふえつつあるのではないか。

おわりに

 日本でつくられるものがふえることはつかううえでとくに支障はないし、むしろ国内にしごとがふえることはのぞましいかもしれない。だが相対的にやすい労働力で成り立つのならばちょっと考えてしまう。

それほどまで日本はゆたかでなくなってきたのでは。まさか外国にでかせぎにいかないとならない時代がこないともかぎらない。杞憂であってほしい。

わかい世代の方々の今後がしんぱいだ。

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