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難関国公立大をめざす高1・2生のいま時点の学習の目安とは(英語編)


はじめに

 いままで学習サポートへおとずれる高校生たちに話してきたこと、サポートして実践してきたことをひとつずつ公開します。

きょうは国公立大学(難関レベル)をめざすうえで高1,2生のいま時点でたっしておきたい準備を中心に、道標となるようにおつたえします。

(最難関国立大や医学部レベルはここではあつかいません。それ以外の難関大の学部に関してと把握されてください。)

めやすになるもの

 高2のみなさんの英語の進捗状況はどんなところでしょう。来年の共通テストまで1年をきり、2次試験まで1年となりました。学校ではほぼ高2の内容をほぼ終わるころだと思います。一部の学校や塾によってはもっと先をやっていることでしょう。

学習の段階を日常学習・共通テスト・2次試験レベルにわけて示します。ここでは、前提となる高校レベルの英単語や文法にかんしては、高1までに共通テストレベルをひととおり演習している前提で示します。

いくつかのめやす

 さて、多くの大学受験をめざす高2生はすでにリスニング、長文読解、英作文を中心に実力をつける演習をすすめているぐらいでしょうか。一部の学校や塾・予備校によってはすでに3年前半の内容かもしれません。

実際わたしの主宰する学習サポートでもこのペースですすめていますが、高2のいまの時点で、目標大学の共通テストでボーダーラインに達しているとふだんの高校生活のまま(高3の夏休みまえまで運動部の活動をしていて)2次試験のしあげにはいれます。

すでに2巡目、3巡目のしあげにむかいつつある方もいるかもしれません。ちょうどしるしをつけたのこりをてがけている段階でしたら順調でしょう。つまり春以降の模試について目標とする大学の標準的な事項で苦労しないところまで達しておくことが先決です。あとはなるべく長い期間で安定した成績を模試で維持しつづけるのが理想です。

一般・準難関大をめざすには

 とくに難関大をめざす高2生は上にあげた方針でかまいません。では高1生、準難関や一般の国公立大学を希望する高2生ではどうでしょう。こうした方にむけてめやすやこころがまえを示しましょう。すこし内容は多くしかも窮屈ですが。

①高2の年内から年あけぐらいで共通テストについては目標の国立大合格
 レベルに達しているといいです(ほんとうは高校入試終了時から着手する
 とゆっくりすすめられます)。
②①をみきわめたら高2の春休みまでに希望大学の2次試験問題内容を1
 度確認し、必要な語彙や語法、構文のレベルを把握し会得をめざします。
③春休み以降は類似レベルの大学過去問の長文読解や英作文などについて、 
 年内をめやすに日課としてつづけます。
④年度あけの模試に既卒生がくわわり現役生の成績は影響をうけがちですが
 気にせず成績が維持できているならそれは伸長を意味しています。現役生
 はのびる余地がじゅうぶんあります。

すでに学習の習慣はできているでしょうから、ほかの教科との進捗のバランスをとりつつ、いままでどおり時間を確保します。あくまでも高校生活の一環としての学習だと自覚できると受験をしっかりうけとめられます。ごく小さなことでいいので、日々でやるべきことをはっきりさせ、それを一部でも会得できたことが明確な学習がのぞましいです。

おわりに

 難関大をめざす高2生の多くは、いまの時点で準難関といわれる国立大にとどくぐらいの成績の層が多いです。現役生であれば学習をつづけていると、共通テストの点数は総点で毎日0.3点ぐらいずつ伸長していきます。部活を引退後に伸びる生徒をよくみます。

はやくから準備をはじめれば高校生活を充実させたうえで、むりなく1年後もふだんのままのきもちで難関大を受験できるだけになれます。

もうすこしはやく示してくれればいいのにと思った方、高1の方、すでに多くの学校ではそういった工程表についてこれまで案内があったかもしれません。それでもこんどの春休みまでのすごしかた次第で目標の大学にまだとどくかもしれません。

つまりいまからでも努力して春休みまでに一般の国立大レベルにとどけば、くふうしだいで高2の早い段階で準難関大、そして難関大レベルに到達させることもできるかもしれません。

受験といってなにもとくべつではありません。高校での学習の延長線上の進路のうちのひとつが大学進学であり、そのための入試です。内申書のモデルをみればわかるとおり、部活などをふくめ高校生活を充実させたうえでとりくむことがもとめられています。なかなかたいへんですがくふう次第です。


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