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新築から四半世紀がすぎるわが家の設備でつかってきてよかったものから


はじめに

 おなじころに新築したご近所はほぼリフォームを経験された。わが家は洗いだし壁をえらび、外壁のみてくれだけは遜色ない。それで油断しがち。

あらためて家の内外をおおきなトラブルになるまえに点検しよう。きょうは雨戸について。

風雨にそなえて

 西日本のわが家は、台風や大雨にみまわれやすい。このところ台風、集中豪雨とも日本全国どこもゆだんできなくなった。そのため、これから家をつくられる、家をおさがしの方々にすこしでもやくだてていただける情報をと思った。くわえてわが家の点検もできる。

これまでこまかな修理や被害はいくつかあった。それは以前に記事に羅列した。


まとめはそれをお読みいただくとして、ここではその風雨をさける雨戸について。

つい先日、たてつづけにご近所に家が建った。つくりはごくふつうにみられる断熱性のある家。それ自体はここではとりあげない。あくまでも外見でみるかぎり雨戸の戸袋がない。ーそうかこちらもそうかー。このところまわりに建つ家々には雨戸や戸袋が見あたらない。あたまのなかでそう思うだけ。

それにたいしてわが家は設計時にこちらの希望で四方ともに雨戸をたてられるように戸袋をとりつけた。ごく近所の両親の住む実家。こちらは大正から昭和にかけての家。もちろんむかしながらの木のがっちり重たい雨戸。近所の叔母の家もそう。

ふるい家は…

 わたしの主宰する学習サポートで借りているところもおなじ。戦後すぐに建てられた大家さんの本宅ともどもかりている離れもおなじつくり。台風の最接近時でもびくともしない。いずれも大きな台風を雨戸のおかげでいくつもくぐりぬけてきた。

とくに離れの雨戸は毎年のように台風がちかづくと重くぶ厚い雨戸をとりだす。80年ほどつかいつづけてきていまだにくるいがほとんどない。厳重にがっちりと家を囲む。ただし重い。とりだすのに「よし取り出すぞ」と気合をいれる。雨戸というものはむかしからそんなひと手間かかるものと思ってきた。

新築時に

 わが家をつくるにあたりそうした経験がやはりせなかを押した。台風のおとずれる場所なので雨戸をとりつけたいと設計士のかたにもうしでた。なるべくしっかりしたものをと、カタログにあるいちばんしっかりして、なおかつかるくてとりあつかいやすい種類をえらんだ。したがって家の窓があるだけ雨戸と戸袋がいる。

もちろんそれだけでない。窓、網戸、雨戸と合計3つ。戸車ののるレールやみぞもそれだけ幅がありしっかりしたものになる。もちろん戸袋のつくりもよぶんにとりつける。洋風の出窓にも雨戸をとりつけた。開き戸形式でおりたためる雨戸。これもなかなかつかいがってがいい。

合算すると、とりつけない場合とくらべて割高になる。新築時には家の敷地のまわりはひらけて風のとおり道。とくにふきはじめの東風は強力、ふきかえしもおなじ。いずれは四方ともあたらしい家々にかこまれるだろう。

そのぶんガラス戸を大風でものが飛んできてわれるのを想定すると、その修理費用はくらべられない。まずは準備万端と雨戸を選択した。かわら屋根同様に費用は大きくなったが安心にはかえられない。

おかげで台風によわが家のガラス戸にはいまのところ台風による被害は出ていない。

おわりに

 雨戸をたてると家のなかはそとの暴風雨の音はごく静かになる。雨戸に守られている安心感がある。それ以上になるともちろん避難。最近は雨戸をたてたままヒトは避難というかたちがふえてきた。

毎年1,2回。ここ3年ほどつづいている。土石流危険渓流がわきをながれ、急傾斜地崩壊危険区域の隣接地の場所。想定を超えてほしくないがそなえはあっていい。さらに今後はスーパー台風の襲来があっておかしくないという。

そうなるとわが家をまもるにも格段の備えがいりそう。火災のみならず、地震や大雨の被害も想定して保険にはいっている。


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