この土地に移り住んではじめて木々の芽吹く季節をむかえて
(2024.4.1加筆)
はじめに
ここ数日のあいだ窓ごしの雨粒ばかりみつめている。ようやく春のさむさをつれてこない雨。おかげでベランダのむこうのおとなりの家の枯れたような木々から若草いろの芽がふきはじめた。
きょうはそんな話。
空気のちがい
雨の降り止むタイミングをみて買いものに出かける。近所なので歩き。するとまだアスファルトの地面はしめりけをおびていて、ながく歩くわけでもないのにくつがぬれる。
「干さないと。」とベランダでぬいだくつを手に持ち「そうだ、雨降りだった。」と室内の風のとおりそうなところをさがす。
ようやく春めいて雨のたびのうすら寒さを感じずにすむ。空気のかおりがどこかちがう。さくらの情報をちらほら聞くように。この街に移り住んではじめての春をむかえた。
この街では
さて、このあたりでさくらの木のあるところといったら…。たしかひと駅むこうの公園にまとめてうえてあったような。時間ができたら来週あたりそこまで歩いてみようか。
移り住むまえはソメイヨシノよりもひとあしはやいヤマザクラ。開花の時期は山はだをいたるところ白っぽく染める。
はたしてこの街なかであらたにさくらをみつけることができるだろうか。
窓のむこうに
ここからいつも窓ごしに見えている比較的大きな木。昨年8月に引っ越してきて以来、きせつのうつり変わりをこの木々をつうじて気づいてきた。いまだ何の木かわからない。
数日前から木のてっぺんに淡いき若草色をみつけた。あらたな芽がふいてきたらしい。2日ほどで木全体にちいさな芽がぽつぽつとふいてきた。まわりの落葉樹もほぼ同じタイミングでおなじ色を示しはじめた。
動きたくなる
雨空を見上げ降りやんだらこれをしようとかあそこに行こうと、雨音を聞きながらあれこれ思う。
あめつづきであらたな1週間をまえに洗たくのタイミングをのがさないようにとすこしばかりあせる。あたたかくなり着るものが変わりはじめた。そろそろ衣替えをしないとな。
おわりに
やっぱり季節の変わり目にちがいない。そのタイミングを逸するとしたいことは一気に「手遅れ」になりかねない。まずなにから着手するかきめるのがさきと結論がでた。
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