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パソコンを30年ほどつかいデータの保存方法をいろいろ経験して


はじめに

 きのうの記事。いまを生きる人々は主として産業革命以降に技術が進歩の歴史のまっただなかにいる、と思う。

多くの人々が享受でき普及したものをコンピュータをいかに生活のなかにとりいれてきたか、そのデータをどのようにつかってきたか。経験から感じていることを書いてみたい。

きょうはそんな話。

カセットテープの時代

 大学院生のころ。となりの研究室におじゃましてIBM互換機でBASICをあつかっていた。友人にたのんでBASICのプログラムをかいてもらった(いまだにもっている)。もちろん修論用にみずからつくろうとしたがうまくいかず、友人に相談したら「じゃあ、ぼくがつくろう。」とひきうけてくれたもの。できあがり、カセットテープを手渡された。

手もちのカセットレコーダーから研究室のPCにとりこみ演算させると、手計算ではひとつやるのに30分以上かかるものが、ほんのまばたきの時間でしっかり計算結果を表示してくれた。当時はアルファベットと数字の羅列にすぎない結果の表示だったがさすがにPCの便利さを体験できた。

カセットテープでデータがやりとりできるの?といまの学生さんに話すとそうほうという顔でおどろいていた。ごくちいさな100行そこそこのプログラムにすぎない。これをカセットテープレコーダーで音声で聞くとギーギーガーガーうるさい。

あるテレビ番組でBASICの講座があり、番組であつかったプログラムをテレビをつうじて送るという文字どおりの「はなれわざ」をみせてくれた。ちゃんと受けとれて稼働するのでこちらもおどろいた。

最初に買ったもの

 ワープロ専用機をはなれてパーソナルコンピュータ(以下PC)を手にいれたのはかれこれ30年ほどまえ。まだなれていない段階だったので、書店に出回っているPC雑誌や周囲のヒトビトから聞きだし、あつかえて爆発したり火をふいたりしないだろう??機種にした。

Apple社のもの。たしかLCシリーズだった。Appleからようやく廉価版が登場。国内で流通しはじめ、地方のわたしでも中心市街にでればなんとか実物を目にできた。職場ではようやく誰々が使いはじめた、じゃあ見せてもらおうというぐらい。しばらくワープロをつかいつつ思案したが、思いきって購入。両方ともつかう状況に。薄給のわたしの2か月分の給与がふっとんだ。

PCの本体の右がわには細いみぞがある。当時おなじみのデザイン。ここにフロッピーディスクをさしこみデータをやりとりする。わたしはそれ以前のPCはいくつかの研究室にあったIBM互換機やNECのPCのシリーズがつかいはじめ。したがって学生時代はカセットテープ、大学院生当時は5インチのフロッピーディスクをつかった。これの容量はたしか512KB!。

フロッピーディスクから

 大学院から職に就いてワープロ専用機とPCを併用のころ、3.5インチのフロッピーディスクがでまわりはじめた。AppleのわたしのPCもおなじ3.5インチ。ペラペラでうすい5インチのものとくらべてコンパクトでぶ厚く、あつかいやすい。透明のプラスチックケースに5枚、10枚と入れてもちはこびした。容量はようやくMBの単位になった。

PCのメモリやコプロセッサの増設や交換をおこなって数年すると、うごきをぎこちなく感じPCを中堅の機種へと買いかえた。そのうち職場を移動すると市販されているなかで最高性能の機種をいきなり購入時に各種増設してつかった。

いつのまにかそんなしごとをしはじめていた。記憶装置は外部ハードディスクでとりあつかうほどに。


おわりに

 PCをあつかってきてデータのやりとりひとつとっても方法がうつり変わった。その歴史をしごとをしながら経験。

進歩のようすをうかがい知ることができた。こんなに普及しながらも置き換わっていく。あいだにMOやCDも登場した。これはまたべつの機会に。


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