カメラとスマホ:写真の撮影のための高邁な機能を使いこなせていないらしい
はじめに
手もちの道具でつかわなくなって久しいものがいくつかある。それはフィルムカメラ。最後にフィルムを買ったのはいつだろう。すくなくとも21世紀になり購入していない。デジタルカメラをもっぱら使いまったく現像にむかうことがなくなった。せっかく現像(白黒)をじぶんでできるのにもかかわらず。
くわえていまはスマホが手もとにある。いつでもどこでも撮影できる。もちろんデジタルカメラと併用。可能な限り両方を使うつもりでいるが…。
きょうはそんな話。
最後のフィルムは
いったいいつのことだろう。あれだけ日常的にカメラを手にしていたのは。毎月のように学生の身には高価なリバーサルフィルムを手に入れようと遠くの店まで自転車で向かっていた。やはりよく撮れる。フィルムが性能を発揮してくれるとつたない撮影技術でもそれなりに見えるからふしぎなもの。それだけ対象とする自然がすばらしいことにつきる。
その場に居合わせた感動をどうにかフィルムに残せないかと悪戦苦闘の連続。なかなかそれをフィルム上に再現することはむずかしい。カメラ雑誌の隅から隅まで目をとおしフィルムとカメラの特性の基本を1から学びなおす。たしかにそのとおりに撮影するとそれなりに見える。手もとの一眼レフのおかげでどうにか基礎を知れた。
しごとで
職場の部署を移り、毎日のようにカメラが必要に。すでにその頃はデジタルカメラがようやく実用になった頃。最初に手に入れた機種は室内の自然光での撮影には不向きだった。三脚かストロボが必要。保存資材もまだじゅうぶんでなく撮影したもので容量がすぐにいっぱいになりやすい。
それまで長く使ったフィルム一眼レフの2倍ちかくの価格だが、写真の出来はむしろ圧倒的にフィルムカメラのほうがいい。現場で撮影したものの確認ができるのは大きいが、写真そのものはあくまでも記録用にすぎない。
このデジタルカメラを5年ほどおもにしごとにつかい転職。そのあとは写真撮影する機会が極端に減り、たまに庭の草花を撮るぐらい。
あらたな機種
そののちこどもから就職の記念にミラーレス一眼をもらった。これがなかなかいい。それがきっかけでふたたびさまざま撮影する。すでに7年以上つかっているがなにごともなく使えている。もっぱら広角から望遠のズームをふだんつけたままで手もとに置き、いつでも撮影できる。
おかげでnoteのタイトルヘッドの写真はこのカメラによるものが多い。そののちに台頭してきたスマホのカメラで撮影したものがくわわる。
スマホのカメラ
カメラ使いのわたしには最初のスマホのカメラはなかなか融通がきかずに使えなかった。ようやくこれは使えるなあと思えたのは現行のスマホ。このカメラは近接時と望遠時の切り替えが容易。
しかも焦点合わせに気を払う必要を感じさせない。それほど瞬時に任意の位置で焦点が合う。手もちのミラーレスカメラの扱いにごく近い。こんな小さなレンズなのに画像は隅まで歪んでいるように見えない。たぶん補正が効いているのだろう。しかも暗がりでもストロボ撮影せずともブレずに撮れる。
おわりに
だんだんと撮影が容易になったと感じる。それはそれでいい。機材にとらわれずに撮影の対象にそれだけ集中できればわたしの場合にはなおいい。
なにもプロとはちがうので気に入った撮影ができさえすればカメラでもスマホでもとりあえず近くあるものをつかえれば何でもいい。機械の操作にわずらわされずにそこそこの写真が撮れるほんとうにいい時代になった。
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