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わかいヒトへのメッセージ

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小学生から中・高校生むけのよみものです。なにかしらヘンなおとながブツブツ言ってるなで読みすててもらえればと思い書いています。
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#大学入試

受験の問題集:うすさのわりに解答・解説がしっかりしていると使いやすくくりかえせて効果を感じやすい

はじめに 受験生に向けて。とくに理系の方。この夏休み終わりにはもう共通テストに関してはほとんど仕上げ段階。主眼は2次試験のほうかも。各科目や単元のダメ押しの状況に早めに到達し、維持するのが理想形。ただし共通テストも一抹の危惧が…という場合、2次試験対策とともにやっておきたいもうひと押し。 きょうはそんな話。 (Amazonアソシエイトに参加中) ひととおり基礎をやり終えたならば たとえば科目をひとつとりあげるとすれば化学。定評あるのは重要問題集(数研出版)。 学生時

過渡期の学年の入試の英語はどうなりそうか予想してみた

(2024.6.25加筆あり) はじめに 今の中学生たちの英語の教科書のむずかしさはひとむかしからすると予想を上回るレベルかもしれない。そのめやすのひとつは英単語。学習サポートの生徒たち(中学生~高校生)のディクテーションやシャドウイングの練習は以前の高校生(前半部分)とおなじものがつかえるほど。 なにも極端なことをやっているわけではない。指導要領がそうなった。過渡期なのだと思い知らされる。教える方も意識の改革がもとめられそう。 きょうはそんな話。 教える内容とレベル

大学入試の準備:8か月前のいまこそいちばんのピークに

はじめに 現在高1、高2の方々におもに参考になるかもしれない。休み明けでこう言っては何だが、春休みと連休期間中がポイントだった。 主宰する学習サポートで、現役高3生の大学受験(おもに国公立2次試験)の準備を余裕をもちつつおこなえた。 この時期をピークにする理由のひとつはすごしやすい気候。それほど寒暑なくなにをやるにもふさわしい。くわえて時間的余裕。これは心理的に大きい。「ああ、あのときしっかり準備しておけばよかったな」と後悔しがちなのがまさに今このとき。どこかで聞いたフ

基礎・基本を習得する時間をいかにみつけて身につけるか:大部分の受験生とってそれが重要課題

はじめに 難関大以上をめざすのは全国的にみるとごくわずかな人数にすぎない。大部分の生徒たちは一般の大学を受けるにあたり、なにもとくべつなことはいらない。 高校の授業でつかうテキスト類、履修済みのことをいかに解ききり表現できるかにかかっているといって過言でない。さて、そういいながらじゃあ、どうやってそれを実現すればよいか。そこが肝心なところ。 きょうはそんな話。 多くの塾などでは おそらくこうだろう。学校だけではおぼつかない。だから塾や家庭教師、通信教材、ネットにながれ

高校「化学」は有機化学の単元で仕上げに:芳香族化合物の音色が聞こえる?

(2024.4.15加筆) はじめに 春まっさかりのなか。まったくいまの季節とは関係ないのですが、アブラゼミの暑い鳴き声が騒々しかったのに、いつのまにかツクツクボウシが鳴くようになると秋が近づいた証拠です。朝晩が涼しくなってきます。 高校「化学」は有機化合物が出てくると山場です。これから習う人もいるかな。ベンゼン環が出てくると「ああ、化学を勉強してるなあ」という感慨も湧いてきます。有機化合物の話にはいると生活に身近な物質が多いですから興味が出てくるかもしれません。 それ

大学をめざす1年後を見据えてまず目標をさだめることからはじめよう

はじめに 高2のみなさんへのアドバイスです。学年末試験のあと模試がしばらくありませんから、数学や英語を中心に復習や補強に努めようと主宰する学習サポートで提案しています。 どんなふうに目標をさだめてそれに邁進するかその準備とこころがまえから述べたいと思います。 きょうはそんな話。 まず手はじめに まずはいちばん言いたいことから。共通テストの受験科目にしようと考えている科目、とくに必修化される情報、理科、地歴・公民の科目のうち、すでに授業の終了しているあるいは終了しかけて

難関国公立大をめざす高1・2生のいま時点の学習の目安とは(英語編)

はじめに いままで学習サポートへおとずれる高校生たちに話してきたこと、サポートして実践してきたことをひとつずつ公開します。 きょうは国公立大学(難関レベル)をめざすうえで高1,2生のいま時点でたっしておきたい準備を中心に、道標となるようにおつたえします。 (最難関国立大や医学部レベルはここではあつかいません。それ以外の難関大の学部に関してと把握されてください。) めやすになるもの 高2のみなさんの英語の進捗状況はどんなところでしょう。来年の共通テストまで1年をきり、2

この時期だからこそたいせつにしたいもの:受験でたすけてくれたのは結局のところ基礎・基本

(2024.1.23加筆) はじめに 学習サポートのしごとで日々予習、準備したうえで生徒たちをむかえる。くわえて近ごろは兼業する研究パートで、卒論の学生さんたちとのゼミのお手伝い。そこで研究分野の修得のおてつだい。 いずれもこれからのひとたちにむけてわずかばかりのサポート。そのいずれもでつくづくだいじだなと思うのは。 きょうはそんな話。 たいせつな出会いをしてきたこと 生涯でじっさいに出会えるヒトはそんなに多いわけではない。そのなかでこのヒトはすごいなあとか、見習わな

大学入試の2次試験にもとめられがちなちからのひとつは記述力

(2021.1.18加筆) はじめに 8年まえに学習サポートの高校生たちにむけた文が出てきた。これは共通テストのおわったばかりのいまの時期にちょうどいいので、いつもとちがう文体だけど、すこし手をくわえてnoteにおいておこう。 きょうはそんな話。 欠かせないものは ある高校2年生との会話。 「先輩たちは2次試験にむけてとりくむ時期ですね。そこで欠かせないものは?」 「え~と、それは記述力じゃないですか。」 「そうですね。2次試験では共通テストで課すことができない記述解

まんなかがすくないグラフのしめす現実:すでに小学校英語で2極分化がすすみつつある?

はじめに  英語が小学校で教科として本格導入され学びはじめました。それに関して学習サポートにたずさわる立場でしばらく前から気になっていることがあります。 公立高校入試の英語成績のグラフのかたちです。英語はいずれ文系・理系にすすむことに関係なく、基幹となる教科。それにもかかわらず中学校修了時点で中間層が欠落しつつある現実。 いびつなグラフ 10年ほど前のことですが、公立高校入試の県全体の受験生の成績分布(公開済み)のグラフを見て、おや?と思いました。 こういった大きな集団

18歳人口からたどり国立大学を中心とした受験指標をおおまかに見積もると…

はじめに  大学をめざし集まる生徒たちをサポートする立場。おもに国公立大学に合格するためのめやすをおおまかにレベルごとに概算してみる。  文部科学省(1)によると、18歳人口は114万人(2021年)あまりとのこと。年々すくなくなっている。 これをもとに受験関係の指標を概算したい。とくに国立大学を中心に進路を考える高校生たちや保護者のみなさんに目標だてに活用していただきたい。 もちろん、いまの高1生からは新課程となり、これまでとはちがう視点から入学生が選ばれる入試形態の

(短編小説)新しい学力観にもとづいた大学受験抽選制について

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(短編小説)2105年「有意義な大学No.1」は月にあった

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