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わかいヒトへのメッセージ

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小学生から中・高校生むけのよみものです。なにかしらヘンなおとながブツブツ言ってるなで読みすててもらえればと思い書いています。
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2021年11月の記事一覧

山積みのりんごの購入はストレスが少ない

はじめに 昼下がりのモンマルトルの丘の通りのある一角でくだもの屋を見かけた。 そこで、むかしはふつうだったはずなのに、わすれていたことがよみがえった。むしろこの時代に、いや切実な今だからこそ使えそうなものがある。もしも叶うなら…。 そのうちのひとつ。なにげなく店で手にするりんごから。 スーパーに行くと… 昨今の状況下により、週1回の日用品のまとめ買いと、これも週1回の生協の個配で日々の食べものをまかなっている。出かけないでむだなリスクを避けられる。行動の抑制はたいせつだ

十中八九そう見えても10%の受け入れがたい現象に目をつぶるのはやっぱりよくない

はじめに 昨今の状況下、科学者や専門家が登場して口をひらくと、いくつか「そうだよなあ。」とか「そうかなあ」と思案する自分がいる。わたしは科学を学び、科学者の仕事に就いてきた。 それなりの態度でうごいている。それでもたとえばSFに脳を遊ばせるのは楽しいし、「UFO」や「地球外生命」には興味が尽きない。つまりスイッチを切りかえている。 専門家以外は、その学問領域以外の人はいずれも「一般の人」といえるし、その意味からだれでも一般人の立場になれる。だれもがいずれの立ち位置にもいる

ゼロで割るわり算を考えはじめるときりがなくなる

はじめに 中学まではなんとか授業時間で数学をなんとか理解できていたと記憶している。ところが高校で授業時間中にふと耳にしたひと言からおかしくなりはじめた。 その顛末について。 わり算と分数 中学校までは数学や理科など理系科目についても授業で理解できていた。思い返してその記憶に間違いはない。 高校に進学し、ある日の数学の授業中にある教師が文字xを分母に含む分数を黒板に記しながらふとつぶやいた。「まさか、こいつ(xを指し示しながら)にゼロを入れるやつはここにいないだろうな。」

こんなに分厚い本を3度読むなんて 貴重な読書の時間を費やしてしまった

はじめに 人間の1日を割りふってみよう。ヒトは眠る生き物。人生の時間のうちほぼ3分の1は寝ている。残りの16時間。動いて働けるあいだの8時間あまりは労働へ。そして残りの時間で通勤、食事、身じたく、家事、その他…。自分の時間や趣味にあてる暇とは果たしてどのくらいだろう。 その貴重なはずの時間をあててしまった800ページあまりの本。すでに3回くりかえしてしまった。その後悔、いやいや魅力の紹介。 なんでまたこんなときに わたしにはちょっと変わった読書傾向がある。小説のジャンル

教えて話して感じる導入部分のたいせつさ 聞き手をひきつけて話の内容をより深く理解してもらうには

はじめに 仕事で「教える」「話す」作業を何十年かやっています。それらでなんとか食べてきました。ふり返り聴いてくださっている方々にどのように伝わっているだろうかと思うことがあります。 話の内容はどれほど伝わっているのか、そして相手にわかってもらうには何が必要か、経験と学びからひとつの要素をとりあげて記します。 話し相手を知る 聴いてくださる方がいるので話せます。対象は学生だったり一般の方だったり。年齢やスキルはさまざまです。これまで小学2年生から90歳あまりの方々までを相手

NPO活動のはざまで行き場がなく困っている若者やこどもたちがいる そこへサポートの手をさしのべたい

はじめに 行政の行き届かない部分をおぎない、新たな視点から手をさしのべるNPO法人(特定非営利活動法人、以下NPO)の活動。地域に数多くある。 すでに社会のなかで欠くことのできないだいじな役割を担っている。ところが自分なりにそうした団体の外から協力するなかで、あまたあるはずのこうした場ですら救えない人々がけっこういるとわかってきた。 あくまでも私見。各所の活動を非難するわけでもない。誤解しているだけかもしれない。でももどかしい。 気づいたところから ある団体と協力しつつ

靴を食べるチャップリンの演技へ感じる感情の起伏の大きさ

はじめに ヒトという生き物はどんなことに興味を示すのだろう。たとえば、とるに足らないごくふつうの結果しかないと思えるところに、予想だにしないことが起きたときなどだろうか。 そんなときに笑いが起き、感嘆の声が上がる。作り話なら容易だ。たとえば重いはずの象が空を軽々と飛んだり、海を進むはずの船が宇宙船になったり。 現実であってもたとえば金属の塊に見える(現実にはちがうが)飛行機が空を飛んでいるようすは、よく考えてみると変だし原理を知りたくなってくる。わたしは科学者だがその立場