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第2回テーピング選手権

2023年11月19日名古屋国際センターホールにて行われた
【第2回テーピング選手権】
運営サポートスタッフとして参加させていただいた感想、そして想いについて書かせていただきます。

駄文・乱文ではございますが、お付き合いよろしくお願い致します。

会場の雰囲気

自己紹介

【中野仁(なかのひとし)】
スポーツ界、未来ある選手を守るトレーナー
現地スポーツクラブNASなんばパークスにてパーソナルトレーニング、ボディケアを中心に、高校バレーボールなどスポーツ現場でコンディショニングやトレーニング指導を行っています
鍼灸師/トレーナー
トレーナー歴25年(鍼灸師15年)

テーピング選手権とは


大会ポスター

陸上短距離桐生祥秀選手をサポートする『チーム桐生』のトレーナーであるGOTOHARI治療院代表:後藤勤氏による
『日本トレーナー界の認知向上、スキルアップを』という熱い想いを込めた大会

その想いに応えて集まったプロ・学生トレーナー18名によるテーピングを巻くという壮絶なバトルが、イベント運営の素人がセッティングしたと思えないような会場雰囲気の下、熱気とボルテージは最高潮に盛り上がったイベントとなりました。

テーピング選手権公式HPはこちら

https://tapingsenshuken.wixsite.com/mysite

全員集合📷

トレーナーとは

まず『トレーナー』と一言でいっても
 ・選手のトレーニングを指導するストレングストレーナー
 ・選手のケアを行うメディカルトレーナー
 ・ボディメイクを行うフィジカルトレーナー
 etc
そして様々なバックグラウンドの職種の方々が存在しトレーナーとして活動しているのが事実です。
 主なバックグラント
 AT(アスレティックトレーナー)、S&C、理学療法士、柔道整復師、鍼灸師

コレが『トレーナー』というイメージが世間一般として、どういったものかをわからなくしてしまっているように思います。

世間的には、、、
『トレーナー』は身体のことは「何でも知っている、何でも出来る人」と認識されている方がいる一方で、
トレーナーって「何してくれる人なの?」という方がいるのも事実です。

実際に私自身も鍼灸師の国家資格を保有していますが、現在のメイン業務はスポーツクラブにてパーソナルトレーニング指導(コンディショニング、ボディケア)のトレーナーであります。
スポーツの現場に出れば、コンディショニング指導、トレーニング指導から選手のケア(施術・リハビリ)、テーピング、救護活動、心理的サポートと業務は多岐にわたります。※チーム、状況によって役割が変わります

では、トレーナースキルとは

トレーナーの『スキル』とはどういったものがあるでしょう
 『ストレングス・フィジカル系』
  ・トレーニング指導
  ・コンディショニング(ウォームアップ、ダウンのストレッチ指導含む)
  ・アスレチックリハビリテーション
 『ボディケア・メディカル系』
  ・マッサージ
  ・テーピング
  ・ストレッチ
 ※個人的な分類です
コレだけ多いとトレーナーとして全てがスペシャリストとして出来るわけないですよね
もちろん全部出来るスーパースペシャリストもいます‼️

今回はそのトレーナースキルの中でも『テーピング』特化したスペシャルな大会

『テーピング』といっても、幾多の部位の中
テーピングの王道『足関節テーピング』スキルを競う大会
(日本スポーツ協会アスレティックトレーナー教本基準)

なぜ【足関節テーピング】を競うの?

なぜテーピングスキルを競う必要性があるの?と疑問に思う方もいらっしゃるのではないでしょうか…
そして選手からは競うより、キチンと効くテーピングを巻くスキルを磨いてくれよ…と心の声が聞こえてきそうですが

テーピングのスキルを習う際、基本テクニック「切る、貼る(停める)、巻く」の3つを徹底的に練習を行います。
そして人に巻くのは『足関節テーピング』から入ることが殆どなんです。

足首の捻挫をして巻かれたことがある人はお分かりかと思います。
この場所って「凹凸多いし、太さ違うし、幅バラバラやし、めちゃくちゃ難しいやん」と思いますよね‼️
3つの基本テクニックがキチンと出来てないと、身体の形状の沿って巻くことが出来ず全く固定力のない無意味なテーピングになってしまうんですよね。

この基本となる足関節テーピングスキルを『早く、綺麗に、機能的に』を磨きあげることで、どの部位にも対応できるテーピングスキルの向上に繋がっていくんです。

これは、私がテーピングを習った際に教わった教訓なんですが
【たかがテーピング、されどテーピング】

トレーナーであれば誰しもが経験するテーピングスキルの難しさ、奥深さを感じることになるんです。

実際の現場では『早さ』を重視することは少ないですが、スキルが高いトレーナーは、このテクニックは持ち得てるのは事実です。
ちなみ後藤さん、審査員のお二人は五輪にも帯同されたことのあるスペシャリストです‼️

審査員(左:曽我武史氏、右:下山田陽子氏) 中央:後藤勤氏

大会スタート

大会の公式ルールでは『3分以内』となっていますが、予選ラウンドから強者ばかりの好タイム連発、1分30秒では決勝トーナメントにタイムで拾われず、、、
予選ラウンドから張り詰めた緊張感の中、やれるのはホンマ凄い‼️
出場された皆さん、ほんとに素晴らしいと思います。
私は逃げ出してしまうだろうなぁ。。。

決勝戦の様子

決勝ラウンドでは2本先勝勝負
【1分】が勝負の分かれ目となっていました。

『めちゃくちゃ早いんです‼️』
『この記録、100m走って言ったら10秒切るようなもんです』
 (※後藤さん語録より)

上位3名

大会を終えて…

このイベントの運営は後藤氏が運営するオンラインコミュニティー【RINGSトレーナー】のメンバーで行いました。後藤さんと愛弟子の藤田さんを筆頭に、綿密な準備とメンバーである山口さんが会場模型を製作してくれたおかげで、当日集まったメンバーが、イベント準備のプロか。と言わんばかりにこだわりのある会場作りに

会場模型


設営確認中

こんな素晴らしい日本で唯一無二のイベントの運営に関われたこと、ほんとに財産となりました。

閉会式、この大会に挑む出場者の意気込みや、大会にかける熱い想いを語る場面で後藤さんが言葉に詰まった瞬間、思わず目頭が熱くなりトレーナーとしてのコレまでの時間が走馬燈のように蘇ってきて、色々な想いが混みあげ、抑えるのが必死だったのはここだけの話


何はともあれ早く一人前のトレーナーになり現場で活躍したいと目指した初心を思い出させてくれる刺激たっぷりの時間となりました。

トレーナー界の未来のために
そして
スポーツ界の未来を守るために

我々全てのトレーナーが
【トレーナーの認知向上とスキルアップを】
という想いを持ち、行動し続ける必要があると感じました。

大会を終えても語り合う3人

また次回もあるのであれば、是非とも運営として関わらせていただければと思います。

出場者、運営、観客、協賛企業の皆が最高に楽しめた
日本で唯一無二の【テーピング選手権】

今回関わらせて頂いた皆様、ありがとうございました。
この場を借りて感謝申し上げます。

今後とも宜しくお願い致します。

長文をお読みいただきありがとうございました。

RINGS トレーナーオンラインコミュニティ
http://rings-trainer.net/

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