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OSJ KAMI100救護エイド活動レポート

活動レポート

初note✨✨

乱文、長い拙い文章ですがお付き合いください

『自己紹介』
【中野仁(なかのひとし)】
普段はスポーツクラブNASなんばパークスにてパーソナルトレーニング、ボディケアを中心に、スポーツ現場でコンディショニングやトレーニング指導を行っている鍼灸師/トレーナー

昨年に続き11月3日〜5日にかけてハチ北高原スキー場(兵庫県香美町)で行われた『2023OSJ KAMI100』へ救護エイドチームスタッフとして参加させていただきました。
※OSJトレイルランニングレースシリーズの救護チーム参加はONTAKE100に続き3度目


STAR/FINISH GATE

今回の救護チームは主宰である宗さんの『後進育成』という意向で今までと違うスタイルの試みとなりました。

参加者
 有資格者組:6名(内訳:柔道整復師、鍼灸師、理学療法士、AT、救命士)
 ※以下プロと表記
 学生組:10名(看護科、柔道整復科、鍼灸師科)

救護チーム

レース前日(3日)
 午前の業務を終え、昼に大阪から現地へ出発、現着後全体MTG
 もう一度、この救護チームの役割意義と業務内容の確認
 MTG終了後、今回の宿泊施設である『美方高原自然の家とちの木村』へ移動

夜明け前のとちのき村

レース当日(4〜5日)
 朝5時30起床し、朝ルーティンワーク(周辺散歩)を終えて、宿舎を出発
 配属先エイド出発:8時30分
 野間峠セット完了:9時
 予定していた一般ボラさんが不参加となり、PS川島さん、救護3名(プロ1、学生2)でエイド運営開始
  設営完了後、学生組とエイド運行について再打合せ、無線、連絡経路チェック、救護備品チェック
  ※外傷発生時、低体温症時、胃腸機能障害時の対応etc

野間峠エイド救護チームメンバー


 74k、100k:9時スタート
 37k:10時スタート
 74k、100k:10時30分頃TOPランナー通過
 その後続々とエイド到着、2名一般エイド業務、1人は横の分岐点へ誘導案内へ
 午前中は気温が高めで、水の減る量が早い
  →気温が下がった際に不調者が増える事を予想
 午後に入り、ポツポツとリタイヤ情報がメッセンジャー、グループLINEに入り始める
 午後1時を過ぎた頃より風が吹きはじめ、体感温度が下がり始める
 午後2時頃より学生組を順次休憩(仮眠)へ
 午後4時半過ぎ〜テント内ライト点灯、ストーブ火入れ
 🚨グループLINEに本部よりクマ情報入電あり連絡🐻
  →次エイド付近なのでランナーさんに情報伝達
 午後5時頃から一次的に雨、レースコンディションは悪条件へ
 この頃より体調不良者(胃腸不調)のエイド間での引継ぎ共有が増える
 午後7時:37k終了
 午後8時頃よりエイドでの休憩者(低体温、胃腸不調)対応活動急増
 ※一般ボラさん合流
 午後9〜10時台は比較的落ち着いたエイド業務
 午後11時20分過ぎ 学生組に任せて休憩(仮眠)へ 
 午後11時30分過ぎに低エネルギー症状で動けなくなったランナー情報が本部に入電とグループLINEに連絡
 ※気になったが低体温、低血糖時の対応は学生組に伝えていたので任せて休憩継続(ごめん🙏)
 午前0時30分74k終了
 午前0時40分休憩終了、以後戻りエイド対応
 午前1時以後、100k3周目ゴールを残し、各エイド離脱者増え始める
 レース全体として落ち着き始める。
 午前4時頃よりエイドでは再び風が強くなり始める※めちゃくちゃ寒い

日の出


 午前6時29分『日の出』、ランナーは朝陽を浴びながら最終エイド地点を続々通過
 午前9時38分100kスイーパー通過、エイド業務終了、撤収作業
 午前10時100kレース終了
 午前10時20分 本部帰還※約26時間ぶり下山

今回、配属エイドでは、往路復路共に通過する人の往来が複雑化するエイドで、レース全体の把握と業務に当る時間が非常に長いタフさが求められた場所、大きな事案が発生する事なく比較的予測した範囲での活動でした。
※クマ情報が不安要素と緊張感を高めたが、、、🐻

日中と夜、本部と山間との気候差、温度差が大きく、疲労と自律神経系へのストレスによる胃腸不良よって体調を崩すランナーが多かったように思う。

私(プロスタッフ)が休憩(仮眠)へ入った際に、学生組だけになってしまったが、起こった事案は事前の対策を伝えていた事もあり、周りのサポートを受けしっかりと対応してもらえた。

改めて、トレイルレース救護は通常のスポーツ現場や日常業務とは違い、非日常の環境化での緊張感高い業務、初期対応を含めた迅速な判断と他エイドや運営スタッフとの連携の重要性、エイド内でのオペレーションの難しさを感じる事ができました。

スポーツ救護体制の連携整備、業界の後進育成は日常業務にも通じることがありますので、しっかりと考えてまた参加させて頂きたいと思います。

出場された選手の皆さん
お疲れ様でした‼️

今回一緒に働けたメンバーの皆さん
そして運営のパワースポーツの方々、一般ボランティア、地元の皆さん

大変お世話になりました。

OSJトレイルランニングレースシリーズ

http://www.powersports.co.jp/osjtrail/23_kami100/

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