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アユタヤまで鉄道で。バンコクのバスには気を付けろ

アユタヤとは?

かつてはアユタヤ王朝の首都だったアユタヤ。1350年にウートン王によって建都されヨーロッパと東アジアを結ぶ国際貿易の拠点として栄えましたが、1568年にビルマに占領され属国となります。しかし、ビルマの混乱の内に独立を回復。独立後は国際貿易を推し進め勢力を拡大していきますが、1767年に2度目のビルマ軍の侵攻によって多くの施設が破壊されアユタヤ王朝は滅亡。この歴史は後世のタイ人の対ビルマ(ミャンマー)観にも強く影響していきます。

アユタヤの観光名所

アユタヤと言えば、ビルマに侵攻された際に破壊された仏像が有名です。写真を見たことがある方も多いのではないでしょうか。観光スポットは比較的まとまっていますが歩いてすべてを巡るのは厳しい距離です。多くの人はボートでのツアー、もしくはレンタサイクルを利用します。私はレンタサイクルを利用して遠くの観光スポットを巡りました。

時が経ち木の根に飲み込まれている

バンコクのターミナルは新駅に移行中

バンコクからアユタヤへは主に鉄道かバスの2択になります。私は鉄道に乗るのが好きなので迷わず鉄道を選びました。鉄道については多くの方が情報を上げておられると思いますが、コロナ前と鉄道の出発駅が大きく変わっています。以前バンコクの鉄道ターミナルは市街地の南寄りにあるフアランポーン駅(現在はバンコク駅)でしたが将来の発着本数増加を見据えて市街地北側のクルンテープ・アピワット駅(旧:バンスー中央駅)に移行している途中です。大部分の列車はクルンテープ・アピワット駅発着ですがまだフアランポーン駅発着の便も残っています。
(*タイ国鉄のサイトからチケットを買う際にバンコク出発だからと言ってBangkok駅を選んではいけません。Krung Thep Aphiwat駅を選ばないと乗りたい列車が表示されないのでご注意を)

駅弁 50バーツ(200円)

バンコクのバスに気を付けろ!

新駅では中国スタイルの乗車方式が採用され、プラットホームには出発15分前にならないと上がることが出来ません。現在は高速鉄道が開業していないため、駅の広さに対して客が少なく閑散として見えます。駅弁やドーナツ、飲物など一通り売っているので困ることはありません。バンコク市内からはメトロかバスでアクセスできますが、メトロで向かうことを強くお勧めします。バンコクの交通渋滞は世界最悪とも言われています。バスでクルンテープ・アピワット駅に向かった際、渋滞に巻き込まれて間に合わないかと思いました。10分で100mすら進まないこともあります。なんとかメトロに乗り換え改札に滑り込んだ記憶があります。

冷房はなく扇風機だけ

バンコクからアユタヤまでは鈍行で1時間20分。少し暑いですが扇風機のみの2等車を選びました。走り始めれば大きな窓から風も入ってきますしそれ程問題ではありません。考え事でもしていればあっという間に着きます。

のどかな景色が続く

おすすめのホステル

アユタヤ駅に到着。アユタヤの観光スポットの中心までは多少距離があります。歩きはお勧めできません。今回私は「ZleepinezZ Hostel」と「Baan Mee Suk Ayutthaya」に宿泊しました。どちらも1000円前後で空調も効いてとても清潔。立地もかなり良く、有名な仏像があるワット・プラ・マハータートまで歩いて数分で着きます。ナイトマーケットも近いので夜はそこでご飯を買って食べるのがおすすめです。

ホステルの前にはすぐ遺跡が

次回はアユタヤ観光編です


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