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タイ・茶の町 メーサロン

2023年6月、タイ北西部の町 メーサロンに3日間滞在しました。
チェンライから北西に40kmほど離れた山間部に位置するメーサロン。かつてはアヘンが生産されていたようですが今では茶の名産地として有名です。山の尾根伝いに町があり、6月半ばでも比較的快適に過ごせました。

1日目: チェンライからメーサロンへ

メ―サロンは山間部に位置し直行のバスは存在しない。チェンライのバスターミナル発メーサイ(Mae Sai)行きに乗り途中の町メーチャン(Mae Chan)で下車。ソンテウに乗り換え1時間半かけてメ―サロン(Mae Salon)に到着。事前情報と異なり、メ―サロン行きは1日2便まで減便されていました。最終バスが午後1時とかなり早いので注意です。

途中から道は谷ではなく尾根を走っていく。カーブが続き、酔いやすいが景色は良い。宿はシンセン・ゲストハウス。この辺り1番の老舗らしくバスはこのホテルの前から発着するし、町唯一のコンビニまで徒歩で行けるのでかなり便利。

雲南麺餃館
老舗の中華料理店。移動に時間がかかったので少し遅めの昼ごはん。
ワンタン麺と焼餃子を頂いた。中国の麺類に関しては日本と比較して、薄味のスープに濃いタレや味噌を溶かして自分好みの味にするスタイルがよりポピュラーに感じる。

2日目: バイクで散策

Yoddoi Coffee and Tea
バイクの慣らし運転をした後、休憩を兼ねてカフェオレを。眺望もばっちりで茶畑を見渡すことが出来ます。

尾根に町、山腹に畑が広がる

SALIMA Restaurant
昼食は通りで見つけたハラル対応のレストラン。看板メニューの雲南カレーは250円とお手頃な価格ですが、味は本当に本当に絶品です。このカレーを食べるためだけにメーサロンに戻りたいと思う程でした。
以前の記事でも取り上げていますので是非ご覧ください。

101プランテーション
メーサロンの町からは少し離れますが、景色もよく日本の道の駅のような雰囲気を感じました。お茶の試飲などができるようです。

Wang Put Tan Tea Plantation
実はメーサロン、お茶だけでなくコーヒーも名産らしい。
茶屋ですがケーキやコーヒーも絶品です。ケーキにスプーンを付ける理由は良く分かりませんでしたが、、

泰北義民文史館(国民党軍についての資料館)
メーサロンには中国から移り住んできた国民党軍の子孫と少数民族が人口の多くを占め、タイの主要都市とはまた違う文化を持っています。名産のお茶に関しては台湾からの技術支援もあるようです。タイ語と中国語表記しかありませんでしたが漢字を読めば大まかな意味をとることは出来ました。

坂を上がって展望台を目指します。
かなりの傾斜でバイクも悲鳴を上げる。

尾根沿いに広がる街

展望台からは街を見渡すことが出来ます。夕暮れまでゆっくりと過ごしホテルまで帰りました。

借りたスクーター

日も暮れたので夕食を。
鶏と野菜のスープを注文しました。言わずともお茶が付いてきます。
日本の緑茶やほうじ茶も美味しいですがまた違った味わい深さです。
低予算旅を続けていると野菜を取らなくなりがちなので意識して取らないといけないですね、、

3日目: 最後に名産のお茶を

Hong Che Tea Shop
最終日はソンテウの出発まで時間があったので茶屋でお茶を頂きました。
このセットで500円弱だったと記憶しています、、(記憶が曖昧ですが)
茶器が二つありますが、左の細長い方はお茶自体を注ぐものではなくお茶の香りを楽しむだけの器です。「聞香杯」と言うそう。飲む方の器は「飲杯」と言います。香りを「聞」くって良いですね。
まず最初に聞香杯に残っている茶の香りを嗅いで楽しむ。甘くて華やかな香りが鼻に広がります。その後は時々ドライフルーツを頂きながらお茶を楽しみます。交通量も少なく静かにお茶を頂けるのでとても幸せな体験になりました。

メ―サロン。
実はヨーロッパの超々有名旅雑誌ロンリープラネットではあまり取り上げられていないらしく、西洋人多めのタイにしてはかなり落ち着いた場所でした。中華系の観光客が多いらしく中国がロックダウンを敷いている間は観光客はそこまで多くなさそう。ゆったりとお茶や軽食を楽しんで過ごしたい方にはとてもおすすめの町でした。

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