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家づくりの基礎知識09 窓の設計で住まいの居心地が決まる

家づくりにあたり知っておきたい「基礎知識」。
ポイントをわかりやすく体系立て、シリーズでお伝えしていきます。

家づくりの基礎知識09 窓の設計で住まいの居心地が決まる

* 窓設計のポイント*

1. 採光計画で必要な明るさを考える

建物は「箱」に例えられますが、ただの箱と違うのは、窓があることです。
内と外をつなげる窓は、採光と通風・断熱が大きな役割です。

採光は、敷地条件にもよりますが季節に合わせて考えます。
夏と冬では日射の入る角度が違います。夏は光が入りすぎてまぶしくなったり、逆に夏に合わせて軒を出しすぎたり、周りの建物との位置関係で、冬は光が入りにくく暗くならないように採光計画を立てましょう。

また、窓から見える外の景色も、どう取り入るか検討して、家の中を快適な空間にしたいですね。

※参考図書『和MODERN12 窓と、住まう。』

2. 通風は入口と出口のペアで考える

心地よい風が流れるように、通風は必ず入口と出口とペアで考えます。
高低差を利用するのも有効です。入口の窓を低い位置に設け、出口を高い位置に設けると、より風が流れやすくなります。

壁や間取りの関係で大きな窓が付けられない場所でも、省スペースで設置可能な縦すべり出し窓は、外側に窓を開くことで積極的に風を取り込むことができます。

3. 窓の性能を上げると光熱費が減らせる

ガラスは熱を放出しやすいので、窓の性能を高めることで、効率的に断熱性能を高めることができます。

サッシは熱を通しやすいアルミサッシから樹脂サッシへ。ガラスも1枚の単板ガラスから、空気の層を2枚のガラスで挟んだ「複層ガラス」、ガラス面に熱放射を遮断する金属膜を形成した「Low-E複層ガラス」、ガラスを3枚重ね中空層に特殊なガスを入れた「トリプルガラス」などにすると、より高い断熱性能を確保できます。夏の暑さも冬の寒さも外からの影響を減らし室温を快適に保てるため、エアコン等の光熱費を減らすことができます

断熱・気密性能を高め、太陽・風の力を上手に生かす設計とすることで、全体が快適で居心地のいい、楽しい家になります。
※参考図書『あたらしい家づくりの教科書』より