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待望の新刊!伊礼智の住宅設計作法Ⅲ「心地よさの ものさし」1月30日発行

人気住宅建築家の伊礼智氏が、自身の設計について文章・イラストともに書き下ろした一冊。近年の住宅設計では欠かせない「性能と意匠」を両立させた8軒の住宅を、写真と図面、ポイント詳細図、性能まで紹介しながら、それぞれの設計時の苦労や失敗談、心を打たれたエピソードなどを交えました。

<本書より>
設計において、いくつもの自分なりの「ものさし」(判断基準)が必要となってきます。その「ものさし」は数字で表せる明快な「物差し」もあれば、数字には表せないけれど、自分の経験の中から創り上げてきた判断基準があり、分かりにくいものもあります。それは言葉や写真や図面で、ご覧いただければと思っています。
これまでも設計の根拠を「センス」とか「気分」とかの曖昧な気持ちでなく、きちんと言葉で説明し、写真や図面で補足するするスタンスを通してきました。それは設計の根拠となる「物差し」を総合的に浮き上がらせようということに他なりません。
今回は、1軒あたりのページ数をたっぷり確保しています。写真を大きく扱い、言葉で語り尽くせない住まいの臨場感を感じていただけたらと願っています。
ここ数年の基本性能の向上へのチャレンジが、確実に僕の設計の「ものさし」を増やしてくれて、仕事の質を確実なものにしてくれたことがこの本で伝わるといい…そして性能の向上に取り組んでもデザインの妨げにはならないことが伝わるといい。
自分たちの子や孫の未来を守ることができるような、胸の張れる仕事をしていきたいと思います。――はじめにより抜粋

伊礼氏は何を「ものさし」とし、心地よさ(性能)と佇まいの美しさ(意匠)をどう調和させるのか――。本書のページをめくりながら、開口部の取り方、風の通し方などを想像でき、ポイントとなる部分はプロに向けて詳細図を参考にしていただけるつくりとしました。

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造園家の荻野寿也氏、リノベを依頼した施主の岡本欣也氏との対談などを通し、伊礼氏の頭の中を覗き見できるような世界観がつまっています。

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プロのみならず、住宅設計を志す学生や家づくりを検討される方にもおすすめです。


【CONTENTS】
はじめに

里山の平屋暮らし
先進的な住まいを提供する
甲府の家
性能と意匠の良い関係を模索する
福島の家
森の中の住まいを目指して
くらしこの家とハナレ
2世帯住宅の望ましい関係
諫早の家
スタンダードな住まいを探して
近江高島の家
風情を引き継ぐ
つむぐいえ
高気密・高断熱への初チャレンジ
魚沼の家
雪国の暮らしと向き合う

●こぼれ話
1. 風景の一部になる
2. 性能と意匠の狭間で
3. 職人の心意気
4. 即日設計の底力
5.「足るを知る」ことは無理をしないこと
6. エアコンとの闘い
7. 未来の住まい手と共に創り上げる 152
8. 断熱はウソつかない

●対談
伊礼智×荻野寿也(造園家)
伊礼智×岡本欣也(コピーライター)

●寄稿
前真之(東京大学准教授)
西川公朗(フォトグラファー)
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定価:2800円(税別)
発行:2021年1月30日
体裁:192ページ オールカラー
判型:B5判
ISBN 978-4-86527-110-2 C2052
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1月20日、刷り上がった見本が弊社に届きました!これからAmazonや書店などに発送し、30日発行です。

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カバーや表紙(カバーの下の本体)、裏表紙に遊び心が隠されていますので、届いたら探してみてください。

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