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BOOKS 家づくり・住宅・設計・暮らしの本

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家づくりに関連する書籍を紹介。目次と一部コンテンツをnoteで限定公開しています。
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記事一覧

いま、なぜ平屋なのかを考える

若い世代から終の住処を検討している世代まで、平屋に人気が集まっています。平屋にはどんなメリットやデメリットがあるのでしょうか…。 「SO上質な日本のすまい1」では、建築家・横内敏人さんに平屋のメリット・デメリット、現代の平屋事情について解説していただきました。 平屋の可能性 平屋にはある程度の敷地の広さや周囲の環境が前提となります。しかしこの30年ほど、土地は手に入りやすくなり、空き家も増えています。子どもの数も多くはないので、間取りもコンパクトにすることが可能。また、コロ

住まいの「快適性」と「健康」との深い関係

光熱費削減や、ヒートショック・熱中症予防の観点から、寒さ・暑さの温度差を感じない快適に暮らせる高断熱住宅の必要性がうたわれています。 書籍『人生を変える住まいと健康のリノベーション』では、住宅の断熱性能を向上させると健康にどうつながっていくのか、「熱環境リフォーム」の提案者 甲斐徹郎さんと、「熱環境×健康長寿」の研究者 星旦二さんが解説しています。 3章は、予防医学のエキスパートである星先生による、調査研究データに基づいた「住まいと健康長寿との知られざる関係」のお話です。

豊かな暮らしを叶える「心地よい窓辺」

日本ならではの上質な住まいの魅力を伝える「SO上質な日本のすまい2」では、「心地よい窓辺」を特集しています。 建築家・伊礼智さんが設計する住まいは、開口部のそばに居場所があり、外との関係性を大切にしています。日射のコントロールや断熱・気密性能を確保し、快適な温熱環境を持たせたうえで、住まいとしての意匠にもこだわり続けている伊礼さんの心地よい窓辺とは…。 開口部のそばが最も気持ちのよい居場所であり、『閉じてよし、開いてよし』の日本らしい情緒と性能を両立させたいと考える伊礼さん

「熱環境リフォーム」で冬の快適さはここまで改善できる

光熱費削減や、ヒートショック・熱中症予防の観点から、寒さ・暑さの温度差を感じない快適に暮らせる高断熱住宅の必要性がうたわれています。 書籍『人生を変える住まいと健康のリノベーション』では、住宅の断熱性能を向上させると健康にどうつながっていくのか、「熱環境リフォーム」の提案者 甲斐徹郎さんと、「熱環境×健康長寿」の研究者 星旦二さんが解説しています。 1章につづき、2章は著者の甲斐さんが初めて高断熱住宅を訪問して衝撃を受けた話、冬の快適さを高めるための話などの紹介です。

3/15発売!信州の地域に根ざした建築家による「心地よさ、その発想。」をテーマにした選りすぐりの住宅実例集

信州・長野県は南北に広いので、地域ごとに特色があります。 地域に根付いた家づくりをする掲載の建築家は、その土地の気候や風土を熟知しているからこそ、心地よく暮らすための知識や技術を持ち合わせています。 ■心地よさ、その発想。 新刊『信州の建築家とつくる家19』は、南アルプスを望む景観を生かしたリビングの家、 自然と調和した北軽井沢の山荘、 街中の実家を省エネ住宅にリノベーションした事例など、地元で活躍するJIA長野県クラブの建築家が、住まい手に寄り添った30の家づくりを紹介

医学博士が「欠陥住宅」に住んで実感した「健康な住まい」の基本

光熱費削減や、ヒートショック・熱中症予防の観点から、寒さ・暑さの温度差を感じない快適に暮らせる高断熱住宅の必要性がうたわれています。 書籍『人生を変える住まいと健康のリノベーション』では、住宅の断熱性能を向上させると健康にどうつながっていくのか、「熱環境リフォーム」の提案者 甲斐徹郎さんと、「熱環境×健康長寿」の研究者 星旦二さんが解説しています。 そこで本誌1章より、医学博士の星さんの住まいと熱環境の実体験について語った内容を抜粋紹介します。 1章 医学博士が「欠陥住

節分の豆まきで使われる枡は何の木でつくられているの?

2月3日は節分👹。 各地の寺社などで豆まきの福枡づくりのニュースが聞こえてきます。 おなじみの行事ですが、どうして枡に入れた豆をまくのでしょうか? 枡は古くから計量器として用いられていました。年貢を計る枡の大きさが様々だったのを全国で統一させた豊臣秀吉の「太閤検地」は、日本史で習った人も多いと思います。 その枡が、なぜ節分に? 諸説ありますが、もともと枡は「縁起物」とされており、 ・益々めでたい ・福が増す など「ます」の音の縁起担ぎから、豆まきに用いられるようになった

新建新聞社発行のロングセラー5冊ご紹介

新建新聞社では、住宅建築や住宅業界の経営にまつわる書籍を多数発行しています。その中から、長く人気が続いている5冊をご紹介! 気になる1冊を、長期休みに読んでみませんか? 1.日本の心、和の住まい ―和の建築家四人衆 畠山博茂・降幡廣伸・出江寛・木原千利ー 伝統的な和風住宅を数多く手掛ける建築家・畠山博茂氏、降幡廣伸氏、出江寛氏、木原千利氏の4名の作品集。 日本全国の住宅事例は、外観の美しさをはじめ、和室や建具、しつらえなど細部にわたって繰り広げられる匠の技は圧巻です。ま

昭和の常識にとらわれない「暮らしをつくる間取り理論」|高断熱住宅専門誌「だん17」

つくり手と住まい手が一緒に読む高断熱住宅がテーマのマニアックな専門誌「だん」。動画と連動して、誌面+αで施主のリアルな声とルームツアーを見られたり、誌面の専門家の寄稿を本人が深掘り解説するなど、これまで以上に内容を充実させています。雑誌は1冊500円!情報収集の一つとして気軽にご活用ください。 12/10発行の「だん17」号では、「間取り」を特集。ライフスタイルの変化に伴い、家族のかたちや住まいでの過ごし方は変わってきました。建物の性能も家電・設備もこの20~30 年で大き

自然と暮らす住まい・別荘を特集した「SO上質な日本のすまい2」発刊!

これからの上質な日本の住まいのあり方と実例を提案する書籍「SO上質な日本のすまい2」が11月17日に発売しました。 特集は、『自然と暮らす住まい・別荘』。リモートワークやテレワークの活用などで働き方が多様化し、新たなライフスタイルに注目が集まっています。在宅時間が増えたことで住環境は見直され、また都会の自宅とは別に生活拠点を構える「2拠点居住」や「別荘」の需要が高まりました。 今号では、自然をふんだんに取り入れた住居と別荘、セカンドホームを特集。巻頭では建築家・岸本和彦さん

【抜粋紹介】飛騨高山の宮大工 祭り屋台に匠の技を生かす /「日本の原点シリーズ 木の文化②檜」より

高級建材として名高い檜。耐久性が高く、湿気にも強いので古くから寺社仏閣・住宅建築で重用されてきました。建物のほかに、神輿のやぐらや山車も、檜に漆を塗ってつくられることが多いそうです。 日本三大美祭のひとつに数えられる春の高山祭は、地元の市民にも愛されている伝統行事。さらに「高山祭の屋台行事」は、ユネスコ無形文化遺産にも登録されています。その祭りの屋台づくりに関った方の話として、書籍『日本の原点シリーズ 木の文化②檜』より「飛騨高山の宮大工 祭り屋台に匠の技を生かす」を本文か

建築家と家づくりをした住まい手に聞きました!Q&A紹介③「信州の建築家とつくる家18」

Q&Aの紹介①、②に続き、書籍「信州の建築家とつくる家18」のChapter3 街中のかたち より、実際に建築家と家づくりをした住まい手に聞いた、建築家に依頼した理由や要望や、家づくりを考えている人に向けたアドバイスなど、リアルな声を抜粋で紹介します。 Chapter3 街中のかたちChapter3のテーマは「街中のかたち」。街中を楽しむように開かれた空間や、逆に喧騒を避けるように閉じた空間、また職住一体の住宅など、建築自身も街並みの一員として景観を構成して町とともに生きる

【抜粋紹介】杉がつちかった日本文化 —江戸の杉利用 /「日本の原点シリーズ 木の文化①杉」より

寺社の参道の立派な並木や建築材など、わたしたちの身近にある杉。国産材として人気の杉ですが、その歴史は古く、縄文時代や弥生時代の遺跡から、建造物として使われた杉が出土しているそう。 古来からなじみのある杉ですが、長い歴史の中でどう日本の文化にかかわっていたのか、江戸時代のお話をひとつ紹介します。 書籍『日本の原点シリーズ 木の文化①杉』より「杉がつちかった日本文化-江戸の杉利用」(石川英輔 著)の本文抜粋です。 江戸時代の道具は、現代のようにプラスチック製や金属製ではなく木

中古住宅の弱点は性能向上リノベーションで解消できる|高断熱住宅専門誌「だん16」

つくり手と住まい手が一緒に読む高断熱住宅がテーマのマニアックな専門誌「だん」。動画と連動して、誌面+αで施主のリアルな声とルームツアーを見られたり、誌面の専門家の寄稿を本人が深掘り解説するなど、これまで以上に内容を充実させています。雑誌は1冊500円!情報収集の一つとして気軽にご活用ください。 さて、8/10発行の「だん16」号では、「中古住宅×断熱+耐震 性能向上リノベーション」を特集。新築住宅以外の選択肢として、昨今では比較的安く手に入る中古住宅を検討する人が増えてきま