年末年始(泥酔版)

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前回から少し空いたし、サラッと何か書いておきたい、でも何も考えがまとまっていない。そんな状態。いま丁度一本空け終わったワインボトル。泥酔。思考の深掘りを阻害するし、そもそもの人間性として特段昨年を振り返る気もないし、なんだか眠くなってきた。が、なぜだか今、まさに今、ひと記事投稿したい。そんな気分になってブラウザを開いた。わがまま放題であるが、酔いに任せて筆を走らせるのも一興かもしれない。

近頃はなんちゃら株がどうとか騒がれていて、social gatheringというか、人混みに飛び込む行為というか、そういったものが冒険的すぎると見做されているような空気感がある。そんな中、人混み溢れるラスベガスで年を越したわけだから、我ながら、冒険を超えた野蛮性がそこにはあったはずである。追加接種を経て、油断という名の余裕感が心の中に一層広がっていたという説は否定できない。それはさておき冬期休暇中も余裕で出掛けていたし、昨年末はラスベガスで年越しに向けて日々ワクワクと過ごしていた。

ベガスと言えば、諸々あって昨夏にも、というか元を辿れば過去にも何度か訪れたことがあって、規模としては決して大きくないが、意外にも行くたびに発見がある。そんな街だったと思う。"意外"というのは(この街って1回来れば十分なやつだよなァ~)という過去に抱いたテッパンの第一印象をことごとく裏切っている点に起因してる。シルクドソレイユ換算でいうと、ONE以外の演目はすべて観たことあるくらいには行ったことのある観光地で、現地で年越しするのは初めてで、参加してみた感じ、おおよそ2年ぶりに"祭り感"を感じられる雰囲気が取り戻っていて、うっっすい感想で恐縮だが「非常にイイカンジ」だった。わいわいがやがや、最高すぎる。

カウントダウン花火というやつは日本であまり見たことがないし、そういったものは欧米特有なのかもしれないし、花火といえば夏か、まあ遅くても初秋くらいのものだというステレオタイプな感覚に支配されているので、どんなに酔っていようが「寒い時期の花火 is unusual...」と考えてしまう。その他にも日本と大きく違っている(ように見えた)点がありドキがムネムネした。より具体的に言えば、カウントダウン、花火、からのおうち直帰派が多数を占めているこの全体的な感じ。日本では花火が上がる代わりに紅白が流れ、鐘が鳴る。初詣・初売り・三が日・初夢・etc.、年が明ける前後で祭り感が継続する。当地では年が明けたらバスっと興が冷める。日本に居ないことを一番感じる瞬間かもしれない。

ベガスの中心地では全8ホテルから花火が上がる仕様になっていて、宿泊先のフラミンゴホテルはまさにその中心に位置している完璧立地だった。花火を抜きにしてもそもそも最高っちゃあ最高なロケーションなのだが、カウントダウン5分前でも群を縫えば余裕でベスポジを取れる感じとか、おおよそ4会場分くらいの花火を一挙に見れる感じとか、日本の満員電車を知っている身からするとどんなに混んでも余裕すぎる何かだった。花火のあと5秒後には全ピーポーがホテルに直帰してる感じ、初詣文化がないとそうなっちゃうんだなあと少し寂しくなったが、来月にはもうこの感情は失われていると思う。「3が日」が無い文化圏は雰囲気がここまで違うんだなあ~。去年はステイホーム信仰、並びに関連する公的強制力が強く、TVからうすぼんやりと概観するにとどまったが、今年について言えば、蛮行感はあるが実体験を伴えた点でとても良い旅になったと我ながら思う。とりあえず酔うと簡単な誤字脱字すら拾えなくなるので、明日の自分を信じてドカ寝しようと思う。この記事はきっと読み直すし、きっとしれっと修正が入っていると思う。(そして翌朝の今しっかりと校正作業を行なっている。)

あけましておめでとうございました。本年もよろしくお願いします。おやすみなさい。

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