年末年始(素面版)

泥酔時のドライブ感は何物にも代えがたいけれど、そうでないときの状態でも思いの丈は綴れるはず。2021年から2022年へ。

前回触れた通り、12月末から1月頭にかけてラスベガス年越しを敢行してきた。2020年末の軟禁状態とは打って変わって、中々に開放的な(心情としては解放的な)ムーヴをしたなと思う。米国内で"盛り上がってる感"のあるカウントダウンを体験してみたい・・・。でもNYタイムズスクエアのやつはトイレにも行けないと聞くし・・・。かと言って住んでる地元では大したことをやらなそうだし・・・。そういった幾つかの要因がぐるぐると絡み合った結果、ベガスが目的地として選定された。そして副産物的にデスバレーやグランドサークルにも行くことになった。

【初日】

元々予約していたフライトが急きょキャンセルになり、チケットを取り直す羽目に。朝からとんでもない事態に陥ったかに思えたが、それほど苦労もなく事なきを得たのでまあオッケー。あとから知ったことだが、感染拡大ならびに天候不順の影響で数多のフライトがキャンセルになっていたらしい。日本でも報道されていたようだ。その後はトントン拍子に進み、夕方前、無事にベガスの空港に到着。が、Uberを呼ぼうにもどうも値段が高すぎるような気がしてならない。聞くとタクシーの方が安く行けることが判明したので、数年ぶりのアメリカタクシー利用。それでも$25は高すぎる。宿泊先はFlamingoホテル。その夜は部屋でゆっくり過ごし、翌朝に備えて華麗に早寝。なお当初は1/2に帰る予定だったが1/4のチケットが150ドルほど割安なことが判明し、即決で延泊することにした。

【二日目】

デスバレー日帰りツアーに参加。6:45集合。朝はお腹の調子が悪くなるので、出発の1時間前には起きるようにしている。ツアーはトイレリスクが非常に高いので慎重に・・・。よって起床は5:30。道中休憩を挟んでもらいつつ、9:30頃に最初の目的エリアへ到着。日が昇るまでめっちゃ寒かった。完全に真冬。マフラーを持参して本当に良かった。その後は有名どころをぐるりと巡ってもらい、夕方にはホテルへ帰還。からの翌朝に備えて早寝ムーヴ。デスバレーは壮大な感じが良かった。何も無いっちゃあ無いし、その何も無い感じがまたすごいとも言えるし、感想は人それぞれだろうが個人的には行ってよかった。暑い時期を避けて正解だった。

【三日目】

セドナ、グランドキャニオンツアーに参加。初めての日本語ガイド。4:15集合。シビれる。この日は周辺地域の天候がすこぶる悪く、最初の目的地の時点ですでに降雪。そして極寒。マフラー必須。メインディッシュのひとつグランドキャニオンに至っては、アイスバーンにより訪問すら叶わなかった。少し泣けたが、その分セドナでの滞在時間を延ばしてもらい納得感を高めることに。近年稀に見る豪雪だったようで、同刻、南カリフォルニアでも観測史上レベルの低気温を記録していたらしい。しかしこの辺りの国立公園を色々と回っていて思ったが、このデカい奇岩がゴロゴロしてるだけの感じは、連発すると飽きるなぁと。言ってしまえばどこも似たような景色。雄大さは凄い。だが人間には「慣れ」がある。慣れって怖い。見慣れ。とはいえ毎回感動するけど。夜はセドナ近辺の町に宿泊。そこが一番の豪雪だった。なおセドナ市内はホテル代が高騰するためツアー会社的には魅力が薄く、近隣都市まで移動し泊まるのが得策らしい。日本語ガイドは、話の理解やコミュニケーションが促進されてとても良かった。現地会社よりは割高だが損は感じなかった。

【四日目】

ツアーとしては二日目かつ最終日。豪雪の影響を加味して集合は朝6:00。もちろん腹痛回避のため起床は朝5:00。乗り物の中で寝るのが苦手なため眠気が募る。旅行初日からの寝不足貯金。最初の目的地はアンテロープキャニオン。休憩を挟みつつ3時間ばかりの移動。ガイド(兼ドライバー)さんのタフさに感心する。現地では先住民であるナバホ族が案内役になるため、ガイドさんとは一時離別。付近には雪が積もっており、聞けばナバホ族としても珍事らしい。初日は豪雪に悩まされたが、雪化粧された山々を見ることが出来たのはある意味貴重な経験だったとも言えるのだろう。納得感UP。その後は付近のホースシューベンド(実は夏以来二回目)やレイクパウエル、そして最後にユタ州のトッドストゥールへ。意外とここが一番印象に残っているかもしれない。大体の様子は写真の通り。数十分ハイキングするだけの価値はあったし、日本では確実に有名じゃないと強く確信しているので、個人旅行だったらまず行かなかった場所だろう。渋滞の影響もあり帰宅(帰ホテル)は暗くなってから。翌日は急ぐ用事もないので、思いっきりガン寝。

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【五日目】

この日やったことは大きく二つ。①Wynnホテルでのランチビュッフェ。②シルクドソレイユ鑑賞。ベガスのビュッフェというやつは何年か前にMirageホテルで体験したことがありなんとな~く様子は知っていたものの、当該ホテルのものは中々に豪華でテンションが上がった。評判が良いのも頷ける。そういえばベガスと言えばビュッフェらしいが、何故なのだろう。誰しもが思い浮かべる「ビュッフェ」そのものなのだが、一体何故。入店に関しては一番混む時期、一番混む時間帯だったものの、事前予約のおかげでスルッと混雑回避。行き当たりばったりで来店した人たちは長蛇の列に巻き込まれていた。海鮮が一番コスパが良いのは分かっていたのに、肉料理、卵料理、スイーツ、炭水化物でずいぶん腹を膨らませてしまった。制限時間は恐らく2時間。しかし特に退店を急かされることもなく、のんびり1時間50分ほど過ごして大満腹。そのあとは夜のショーまで時間があったので、最近オープンしたというResorts Worldホテルをウロウロしつつ、ダウンタウン方面にバス移動。ホテルを見た感想は「新しいな~」。ダウンタウンではFremont Street Experienceのディスプレイショーを鑑賞。その後はホラーイベント(サクッと帰ろうとしたところバスの停留所が無断変更されており寒空のなか無駄に30分超待ちぼうけする事案)が発生したものの、無事に中心地への帰還に成功しBellagioホテルへ。そういえば道中は年末のせいかずいぶん渋滞していた。Bellagioでのお目当ては屋内のクリスマス装飾と、シルクドソレイユの"O"。ショーは数年ぶり2回目の鑑賞だったが、忘れていたシーンも多く初訪問かの如く楽しめた。客席は満員。ホテルに戻った後は、思いっきりガン寝。

【六日目】

カウントダウン当日。ブランチを買いに散歩しつつ、そういえばホテルの探索をほぼしていなかったので、部屋に戻りがてらウィンドウショッピングやフラミンゴ撮影や夕食購入を実施。大晦日はどの食事処も混雑で超絶並ぶという噂が入り、慎重を期しての事前テイクアウト。あとは夜までベッドでゴロゴロしつつ、TVで他州のカウントダウンを見つつ、酒を飲みつつ、23:00頃に外へ出て、花火を見てハッピーニューイヤーして、部屋に戻ってガン寝。そういえば寝る前にWalgreensで酒を買い足して、飲み直したのだった。カウントダウンの様子は前回書き殴った通り。2021年から2022年へ。

【七日目】

この日もイベントは少なめで、ストリップを南の方に下ったところにある「ラスベガスサイン」を見に行って、ホテルに戻って終わり。歩いて行ったので意外と時間が掛かったのと、サイン付近に意外と人が殺到していたのと、それくらいしか記憶に残っていない。食事はどんな感じだったかな・・・。そうだ、帰りがけにPanda Expressに寄ったのを思い出した。接客とサービスのクオリティが意外とかなり良かったのをすごく覚えている。実は初日の夜ごはんもPanda Expressだったし、ストリップ通り沿いに何店舗もあるし、この街はPanda Expressが好きすぎるのかもしれない。なおPanda Expressとは、国内全域でお馴染みのファーストフード中華料理屋です。

【八日目】

本来1/2に帰る予定だったので、1/4までの延長分は別ホテルに泊まることに。荷物を詰め直してチェックアウト。Circus Circusホテルへ。米国では年明けすぐにバカンスが終わるので、1/2の時点ですでにオフシーズンの様相を呈しており、ホテルはリゾート税込みで$60ほど。飛行機のチケットも$20まで下落。ヤバすぎ。Uberも適正価格に戻っていた。夜までダラダラと過ごし、Parisホテルの展望レストランでディナーを食べ、ホテルに直帰し、思いっきりガン寝。帰路、突発的な腹痛でTreasure Islandホテルのトイレに駆け込んだのは、今となっては良い思い出。

【九日目】

ホテルの部屋で一日を過ごし終了。新学期も始まるし、まあ色々と。昼ごはんに食べたPopeyesがまあわりと美味しかったな~という思い出。

【十日目】

昼頃の便で帰宅。フライトがキャンセルにならなくてホッと一安心。ウェーイ。

以上。そうか10日間も出掛けてたのか・・・。ケガも病気もない、イイカンジの旅行になって良かった。

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