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NEW ME_ジャンポール・ゴルチェ『ファッション・フリーク・ショー』

この日がやって来た!

シアターオーブ!

『ファッション・フリーク・ショー』の日がついにやって来たぁ!!!!!!幼なじみの友人と行こうね〜とチケットをGETしたのが4月初旬。待つこと待つこと。やっと、この日が来ましたぁ。

幼なじみの友人とは、ミュージカルも、美術展も、クリエイティヴで個性的なアートは一緒に共有しあえる仲。
だって最初にROCKを教えてくれたのが彼女だから。
彼女が小学校4年の時に北海道から転校して来てからのお付き合い。
ほんと今では姉妹のような仲です。

このゴルチェのステージを知ったのはInstagram。
えっ?何?これ?と注目!
すぐに幼なじみに連絡して、これ、行きたい〜、どう?って伝えたら、
OK!⭕️チケット取ろう!と。

全然、このステージの内容情報は入れないまま、
このゴルチェのアイコンだけでワクワク💖
だってきっといいに違いない!と確信。

で、
この日に至るのですが、
なんてったって、素晴らしかった❣️

こうゆう伝え方があるんだなぁと、新鮮な驚き。
ミュージカルでもないし、演劇でもない、
物語があるかといえば、
ゴルチェの脳内に入ったかのような展開。

幼い頃に教室でデザイン画を描いていて、
それを教師にダメ出しされるも、
そこからがゴルチェのスタート。

まぁ、一言で言えば、ゴルチェの生み出した衣装、
イマジネーションが主役。

いったい何着の衣装が現れたことか。
(200点以上以上だそうです)
その全てにメッセージがあります。

世界初のトランスジェンダーテディベア、ナナ

ゴルチェが幼い頃、バービー人形を欲しがった際に、
両親は周囲の目を気にしてテディベアを買い与えました。
名前はナナ。
それをゴルチェが手術をして、
ナナは世界初のトランスジェンダーのクマになりました。
メイクをし、彼女をドレスアップ。
新聞を切ってコーンブラをナナのために作り、
そう、オチとして、このナナがコーンブラの元祖だよ、
マドンナが最初ではないよ〜とステージで繰り広げられるゴルチェの世界。

ジェンダーを、そして人種を、あらゆる体型を、ミックスして、
それぞれに皆、美しさがあると主張します。

ダンスパフォーマンスや背景のフィルム構成、
エイズという病気が台頭する時代背景。
そして70年代、80年代の懐かしい曲。
ロックスターのアイコン。
どれも共感できて、楽しかった。

ゴルチェさん、71歳かぁ。
2020年にはオートクチュールコレクションを最後に引退を表明。
そこに来て、このパフォーマンス。

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