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DEAR FRIENDS_自叙伝1985年後半から1986年_jump❗️

再スタート!

85年から再スタートしたPERSONZ。
85年のアクシデント後から、私たちは本格的にブッキングをARB OFFICEに託します。

私が入院している間、3人はスタジオでリハを続け、今後PERSONZを続けるのは「JILLの気持ち次第」という心で私の復帰を待っていてくれました。

6月16日から7月3日まで入院。約3週間の治療。退院後は通院が20日くらい続き、やっと現場復帰。その時、私はメンバーに向けて「迷惑をかけたけどバンドは続けていきたい」と告げて、PERSONZは再スタートとなりました。

ただ未来は限りなく不透明。一からスタートというよりはマイナスからのスタートに近い。

それでも、ARBオフィスがアクシデント復帰後の9月のTVKの横浜西口公演のイベントや、11月の福岡のイベント、明大のARBのオープニングアクトとブッキングをしてくれるようになり、少しずつ状況は変化します。
翌年の86年になると、絶望的と言われていた未来に希望の光が差し込み始めます。

オフィスは新しく立ち上げるインディーズレーベルで私たちのミニアルバムを創るプランを勧めてくれたのです。そこからPERSONZの活動に拍車がかかることになります。今振り返ると、このタイミングも奇跡と思うしかないです。

デビューは難しいと言われていたのが嘘のように86年からは時代の風に乗り始めます。 

1984年〜1985年アーカイブ

1984年ーーーーーーーーーーーーーーーー

06月21日  新宿LOFT_藤田勉加入。
       JILL、渡辺貢、本田毅、藤田勉でPERSONZ結成。
06月30日 新宿LOFT
07月25日 新宿LOFT  with 芸夢
09月11日  新宿LOFT  KEITH DAY 2
09月29日 新宿LOFT
10月21日  新宿LOFT GIRLS GIRLS GIRLS
12月14日  新宿LOFT PERSONAL MODE ACT TV-AGE 初ワンマンライブ

1985年ーーーーーーーーーーーーーーーー
01月01日 NEW YEAR ROCK FES.
01月07日 新宿LOFT
02月28日 新宿LOFT
03月24日 藤沢BOW 
03月29日 新宿LOFT PERSONAL MODE ACT TV-AGE
04月26日 新宿LOFT
05月03日 JAPAN ROCK FES. 五烈
05月15日 横浜7thアベニュー
05月31日 新宿LOFT 
06月24日 新宿LOFT(アクシデントのため中止)
09月22日 横浜野外イベント(復帰ライブ)
11月01日  新宿LOFT (LOFT復帰ライブ)
DEAR FRIENDSを始めて演奏したライブ


11月16日 福岡少年科学文化会館【WHISPER NOT VOL.3】 
11月24日 明大:with ARB ローグ
12月04日 新宿LOFT


84年、85年はこんな回数のライブだったのが…
86年にはまず、1stインディーズミニアルバム「ROMANTIC REVOLUTION」を制作することになります。このインディーズミニアルバムをリリースしたことにより、関西で初めてのツアーを行い、年末にはついにLOFT2daysを実現することになります。

振り返れば86年のライブの多さ‼️
これはひとえにインディーズのミニアルバムをリリースしたからこその追い風。

1986年

1986年ーーーーーーーーーーーーーーー

01月14日 新宿LOFT
02月08日 新宿LOFT 
02月14日 横浜7thアベニュー
03月16日 福岡ビブレホール
03月21日 新宿LOFT  MITSUGU バースデー
04月11日 仙台ヤマハホール
04月30日 新宿LOFT
05月03日 JAPAN ROCK FES. 
05月18日 千葉マザーズ
05月27日 横浜 7th アベニュー
06月01日 厚生年金 GO-GO-LOFT 新宿LOFT
06月05日 渋谷LIVE IN  with ローグ
06月28日 藤沢BOW ONE BAND 
07月10日 HEADS-U よりミニ・アルバム『ROMANTIC REVOLUTION』をリリース

初関西からのライブハウス・ツアー

名古屋E.L.L.を皮切りに初の関西ライブハウス・ツアー「ROMANTIC REVOLUTION」レコ発ツアースタート 
【初関西からのライブハウス・ツアー】
07月11日 名古屋E.LL
07月12日 堺Juri
07月14日 神戸チキンジョージ
07月15日 京都磔磔
07月16日 大阪キャンディーホール 
07月19日 新宿LOFT  
07月30日 後楽園ホール with ARB
08月03日 大宮フリークス
08月12日 横浜7thアベニュー
08月29日 新宿LOFT
08月30日 渋谷CSV
09月19日 藤沢BOW
09月23日 渋谷LIVE INN  one band 
09月27日 筑波29Bar 
10月03日 大阪キャンディーホール
10月08日 京都BIG BANG
10月10日 神戸チキンジョージ
10月11日 名古屋E.L.L
10月12日 豊橋かごやホール
10月13日 静岡もっきんばーど
10月18日 新宿LOFT
10月30日 福岡ビブレホール
11月15日 吉祥寺バウスシアター
11月30日 横浜7thアベニュー
12月05日 高知ディスコパンダ
12月06日 松山ダンステリアイースター
12月18日 新宿LOFT 1 (LOFT 2DAYS)
12月19日 新宿LOFT 2 (LOFT 2DAYS)

12月31日 NEW YEAR ROCK FES. 


84年からのアーカイブを86年まで一気に記載しましたが、この84年、85年、そしてインディーズのミニアルバムをリリースする86年に至ってはライブの本数、ライブを行う地域の拡大、そして、ライブはやればやるほど動員が増えるようになり、事態は好転し始めました。

特に、12月のLOFT2daysは忘れもしません。

2daysになったこともすごい進歩だけど、初めての超満員!
いまだにこの2daysのことは鮮やかな記憶として残っています。

あと、初めてのミニアルバム「ROMANTIC REVOLUTION」が仕上がって、オフィスに届いた時、連絡が来て、すぐ駆けつけました。

山積みになったLP!!!!

やっと17歳から思い描いていた世界がそこにあるようでジャケットを持って小躍りをしたこともすごく覚えています。初期の頃の新鮮な記憶は昨日のことのように覚えているものです。

86年からは、PERSONZはARB OFFICEに正式に所属することとなります。

少ないけどお給料が出るようにもなり、かといって、オフィスと契約書を交わすようなスタンスではなかったのがARB OFFICEが芸能系のマネージメントとは違うということを物語っています。そのスタンスはずっとその後、独立するまで変わらなかった独特のオフィスでした。

目まぐるしく変化するPERSONZ。

初の関西ツアーはPERSONZ全員浮き足立ってましたね。今までのテリトリーとは違う世界。修学旅行のようでもありました。移動はオフィスの機材車がまだなくて私の実家の車を借りていました。それとマネージャーの山村さんのトレノ。

名古屋E.L.L.、神戸チキンジョージ、京都磔磔は老舗のライブハウス。

神戸チキンジョージ
同じく神戸チキンジョージ搬入


名古屋のE.L.L.

時期的なことは覚えていませんが、特に名古屋のE.L.L.はしげさんというオーナーがいて、新人バンドとしてはかなりのプレッシャーがあったと思います。まだ今現在のE.L.L.ではなくて地下にあり、楽屋も一度入ると出れない構造。すごく会場も小さくて、お客さんもそこそこいっぱいなのに全然盛り上がらない。当時は今では考えられないけど、スタンディングの会場なのにお客さんは体育座りでした。それで曲が始まってもそのまま。えぇええええ!と私なんかはキレてましたけど、初めてライブハウスにくるティーンネイジャーが多かったのでライブハウスの楽しみ方もまだよくわからない時代。致し方ないこと。でも、ほんと、名古屋は回数を重ねて訪れると動員は増えるのに、なかなか盛り上がらない土地でした💦

関西ツアーのあとは後楽園ホールでARBのオープニングアクト。横浜セブンスアベニューもお馴染みの小屋になりました。あと東京はLOFTに加えて渋谷のLIVE INNもテリトリーになりましたね。このLIVE INNは翌年、メジャーデビューするときのエピソードが生まれる場所になります。

86年の後半は、再度関西へ。そこから少しまた範囲が広がり、豊橋、静岡にも行き、10月30日には福岡も少し広い場所、福岡ビブレホールでライブとなります。ここも不鮮明ではありますがビデオが残っていて、面白いですよ〜最初はなぜか全員座っていて(体育座りです)2曲目、派手な曲になったらうわぁ〜〜〜といきなりみんなスタンディング。ピョコピョコ飛び跳ねて大変な盛り上がりになります。

そしてイベントとしての吉祥寺バウスシアター。当時は吉祥寺に住んでいたので地元的なライブ。

昔の名古屋E.L.L.
写真はレイボーホールの翌日の
シークレットライブです
狭いぃ‼️

初四国上陸!近道のはずが...

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