『洋服』と『環境問題』( 販売・利用編 )

今回は、消費者の私たちが深い関わりのある「販売・利用編」のお話をしていきます。

突然ですが、皆さんは普段どこのブランドを利用することが多いでしょうか?

ユニクロやGUといったファストファッションブランドから、高級商材を取り揃えたラグジュアリーブランドまで、多数のブランドが存在していますが、多くの方がファストファッションのブランドを利用されているのではないかと思います。

安価でありながら、シンプルな型だけでなく子供服やコラボシリーズなど、幅広い層の方が利用しやすいラインナップの豊富さが魅力のファストファッションブランド。コスパが高いだけに、まとめて購入する方も少なくないのではないでしょうか。

しかし、この大量消費の傾向が強まり始めたことで生じた問題があります。それは「大量廃棄」問題です。
大量に購入すれば、少なからず着なくなる洋服も出てくるはずです。それらの洋服を手っ取り早く処理をしようとすると、どうしても捨てるという選択肢になってしまいます。
購入→利用→廃棄のサイクルが形成されている方が非常に多いため、大量廃棄問題にも拍車がかかっています。

▲1人あたり(年間平均)の衣服消費/利用状況
・購入した服の枚数 : 約18枚
・手放した服の枚数 : 約12枚
・1年間未着の枚数 : 約25枚

これだけの洋服が年間で消費されているということは、必然、大量生産からも免れることが出来ません。
(*製造段階で生じる環境問題は前回記事よりご覧いただけます。)

大量消費・大量廃棄による悪循環が、環境にとって大きな負荷となっているのです。(大量廃棄によって発生している課題などの詳細に関しては、次回の「廃棄編」でお伝えします)

「じゃあどうすりゃいいの?」となってしまうわけなんですが、出来ることからのスタートで全然良いのではと、私は思います。

ちなみに私は、着なくなった衣類を据え置きされたリサイクルBOXに入れるようにしています。現在、主にファストファッションブランドの店内に設置されておりまして、ユニクロやGU、海外ブランドですと、ZARAやH&Mに置いてあります。
(*店舗やエリアによって、設置していない店舗もあります)

ZARA 新宿店
H&M 新宿店

*上記以外のブランドでも設置されております。他ブランドでの取り組みの詳細に関しましては、こちらのページを御参照ください。

大量廃棄を防ぐために出来ることは上記の方法以外にもあります。今後も、私自身が行なっている事例も含めて、皆様のお役に立てるような方法をどんどん共有していきたいと思います。

長くなりましたが、ご拝読頂きましてありがとうございました。

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