先人から学べ(2024年7~9月振り返り)
株式会社ジコリカイの桐谷です。
私は今、実現手段の一つとして大学院でビジネスを学んでいて、MBAを取得予定です。
MBAとは、経営学修士という学位(資格ではない)。
日本では年間約3000人が取得していて、その3割が私の通うGLOBIS経営大学院で学んでいます。
▼GLOBIS 体験クラスやってます
(ここから申し込むとアマギフ貰えたりするらしいので、興味ある方はご連絡ください)
ちなみに私はオンライン校に所属しているので、すべての授業を自宅からオンラインで受けています!
育児や家事と両立できる、有難い環境だなと思います。
オンライン受講なので妊婦さんや育児中の方、海外在住の方など本当に多様な学生に囲まれていて刺激も多いです。
大学院は3か月で1クール。3時間×6回の授業があります。
24年の7月期で私が履修していたのはこちらの3つ。
※サムネイルは今期読んだ教科書です(写真上手くなりたい)
7月期のクラスが終わったので、3か月間で印象に残ったことややったことを中心に振り返ります。
あすか会議に参加してきました
2024年7月に京都で行われたあすか会議に参加してきました!
私は専業主婦を10年。その後もフルリモートなので基本的に家や地域に引きこもっていたので、1000人以上の学生と会った2日間はとても刺激的でした…!
あすか会議を通じて知り合いも増えたし、
振り返りをnoteに公開したことでたくさんのグロービス仲間にも読んでもらえて、とっても楽しかったです。
あすか会議のアーカイブがネットでも公開され始めているので、興味ある方はぜひチェックしてみてください!
受講態度をアセスメントした
グロービス生活も3年目になり、よくも悪くも慣れてきてしまいました。
日々課題やレポートに追われていると言ってもどこか甘えが出てきてしまう。
そう思ったので、グロービスの学びを活かし、課題解決に取り組んでみました。
今期取り組んだのは予習の提出率の改善。
プライベートや仕事が忙しくなってくると予習提出を怠る機会が増えていました。
ということで、実態把握の一環として、これまでの約2年間の成績を洗い出し、集計してみました。
はい。。。。失速感が明確になりました…
単科生の時は真面目に提出していたのに、1年次では怠けが顕著です。
また、レポートが終わったDay5以降は特に予習の提出を怠っていることがわかりました。
(数字って本当に正直…もう少し手心ってもんをだな…)
このことから、私には「まあいいっか」という心の弱さがあることがわかり、これが真因だと結論付けました。
真因がわかったらあとは対策をするだけ。
今回の予習提出で行くと、「最後まであきらめない。できてなくてもとにかく出す」という行動目標を掲げ、3か月取り組んでみたところ…
やり切れました…
やればできるじゃないか…
提出したらチェックボックスに✅を入れるという方式がストレングスファインダーの達成欲の長所パターンとして上手く機能しました…!
ということで、10月期以降もちゃんと「やり切る」を目標に頑張ります。
ちなみに発言点も点数化して集計し、他の科目と比較することで
というように実態把握→行動改善というプロセスは、ストレングスファインダーの収集心×分析思考×達成欲の長所パターンとして上手くハマった感覚がありました。
やっと自分の資質の使い方がわかってきたなぁ…
正解はないが、正問はある(by VTS)
ベンチャー戦略プランニングで繰り返し言われたこの言葉。
高校生までは「正解がある問題に対し、正解を出すため」の勉強をしてきました。
一方、大学生以降の勉強は「正解がないものについて考える」もの。
また、人生も「正解がない」世界です。
悩んだときや迷ったとき、私たちはついつい正解を求めてしまいます。
それは失敗したくない気持ちや、時間や労力を無駄にしたくない気持ち、はたまた「合っている」というお墨付きや安心感を得たいという気持ちの表れであると思います。
でも、人生に正解なんてないんですよね。
あるとすれば、「自分の選択を正解にしていく」ことだけ。
(この言葉は朝井リョウさんの「武道館」という小説に出てくるんですが、10年くらい前に読んで以来、私の座右の銘の一つです)
自己理解的に言うと、実現手段や目標が正解か(合っているか)どうかよりも
という、シンプルな正問をすでにみんな持っているはずなので、悩んだときは必ず立ち戻るといいと感じました。
あなたの今日一日は、大事なことが満たせていましたか?
古典から学ぶ①:君主論(By PWI)
人系科目どちらも課題図書が古典でした。
PWIのDay6で扱った「君主論」。
クラスの最後に「あなたは君主論についてどう思うか?」という問いかけがあったけど個人的には超共感派でした!
君主と言うと少し強権的な印象を受けますが、私は「社会情勢と人間という、外的環境要因を踏まえ自分はどうあるべきか?」を説いているという読後感。
また、人間の愚かさを国民・君主の両方の視点から描かれている気がして、文学的にも非常に読みごたえがありました。
良い人では何も守れないし、嫌われる勇気を持たなければ正しい行動がとれない。
また、激動のイタリアに生き国家の栄枯盛衰を見てきたマキャベリが指摘する「繁栄と滅亡」は本質的で、時代や国が違えど学ぶことが多かったです。
特に気に入ったのはこちらの章。
特に一九章はクラスで少し出てきた「余計なEnvyを買わない」というキーワードと繋がっていたと感じるので、教訓として大事にしておきたいです。
君主論とダイエーのケースを2本立てにしたクラスを最後のDay6にぶつけてくるPWIって容赦ないなぁって思いました(笑)
古典から学ぶ②:孫子(By STC)
孫子の学びを一言で表すと、
「最小のリソースで最大の功績を上げよ。すなわち、不戦勝のみが優なり。」
となりました。
中国最古の兵書なので戦略的思考について体系的にまとめられています。
これが紀元前500年ごろのものだなんて信じられない…
人類の英知ってすごい…素晴らしかったです。
兵書と言うとちょっと物騒に思えるけど、前提は「自分たちの国や国民を守るため」。
自軍を不戦勝に導くための「五事七計」も明快で、何をするにも五事の重要さを説いています。
PDCAが大事というけど正しいP(Plan:計画)をするためには正しい現状把握が必要不可欠。足元と周りの状況を冷静に見極め、最短最小で勝つという強かさがかっこよすぎて震えました。
精緻な現状把握は難しいけど、現状を把握しようとする心構えは忘れちゃいけないなと思いました。
戦いを略すと書いて戦略。
その戦略を実行するための本質概念が満載で名著たるゆえんを実感しました。
古典系はするめと同じで何度も何度も向き合って落とし込んでいくものだと思うので、常に手元に置いておいて、ふらっとめくってみます。
(君主論も孫子も短い章立てなので、つまみ食いしやすくて良い)
という点で、電子書籍よりも本の方がおすすめかもですね。
今期取っていたPWI、STCどちらも「他者とのコミュニケーション」がテーマでした。
人間は社会的生物。一人では生きられない。だから人に手を貸し、人の手を借りないと生きていけない。
では、どうやってその協働を円滑にしていくのか?という問いは、自己理解ともめちゃくちゃ親和性があるなぁと感じた3か月でした。
2024年10~12月の予定
たくさんの学びがあった3か月をもとに、次の3か月はこちらを予定しています。
■履修予定
LMH:リーダーシップとメンタルヘルス
SVM:サービス・マネジメント
PDM:テクノベート・プロダクトマネジメント
■その他の学業活動
・4期 セクションリーダー就任
2023年4月に入学し、残りの学生生活はあと半年。
元々私はキャリアプランニング5か年計画を立てていたので、今はその3年目にあたります。
学生生活はどうあがいても残り半年なので、悔いのないよう、今の環境を(今の自分にやれる範囲で)使い倒していきます!
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