自己肯定感の低いあなたへ

最近の私は、「ビリオネアの読書術」という読書法にハマっている。


この通称「ビリ読」は、1コイン(500円)で受講できる体験会を受講して、300回続ければインストラクターになれる。

何をどうしても本が読めなかった私が、3年間で読まずに溜め込んだ本のページを再び開くという奇跡が起きた。

唯の物と化していた本たちが、本来の役割を取り戻したのだ。
1コインで何とお得なのだろう。

今日私が読んだのは、「マインドフルネスの教科書」。
瞑想の師匠にお勧め頂いた良書だ。

「潜在意識と自己肯定感」
「マインドフルな自己肯定感強化法」
という見出しが目に飛び込む。

日々、目や耳にする「自己肯定感」というワード。
かつての私は、この言葉に恐れおののいていたなと懐かしく思う。


数年前、私は「キャリアの学校 はぴきゃりアカデミー」を修了する際に
「女性が自己肯定感を高めるお手伝いをする」ことを宣言した。


自己肯定感が低くて死にかけた自身の経験を活かして、かつての私と同じように今苦しんでいる人にヒントを届けたいと思ったのだ。

自分も引き続き回復の過程を歩みながら、日々自己肯定感に関するブログを書いた。

そうしているうちに、自己肯定感がまだまだ低いものだから「自身が完璧でないのに人様に伝えられる資格が己にあるのだろうか」という疑念が湧き出てきた。

「何だか違う」と思ったのであれば、そこで止めてみても良いのに、これまた自己肯定感が低いものだから、「継続できない自分は駄目」と必死で続けた。

癌で入院したり、パートナーからの数か月待ちのプロポーズの返答がNOであったり、自己肯定感がゴリゴリ削られるような出来事が更に私を襲い、ついにブログの更新は止まった。

「自己肯定が出来ていない自分」を肯定できなかったのだ。

画像4


そのまま数か月が経ち、2019年の末に瞑想の師匠に「私の2020年」についてリーディングをして貰った時に、出てきたのは「自己肯定感」だった。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

2020年は整理する年で、これは必要と思っているものがちょっと玲奈ちゃんには多すぎる。自己肯定感とか自分らしさとかどうやって生きていこうかとか。そういう考えもそうだし、物もそうだし、やっていることもそう。

とにかく玲奈ちゃんは、やっていることが自分にとって「良いもので必要」と思っているものが多すぎるから、それに押し潰されそうになっちゃっている。

2020年は、それを整理していくといいと思う。
整理の仕方は、これがあった方が楽なのか、これがない方が楽なのか。

例えば「自己肯定感」。自分を好きになるという考えは、あった方が楽なのか、ない方が楽なのか。

ない方が楽なら、必要ないのだよ。自分を好きになるワークも必要ないし、自己肯定感を高める為の本も。これは「自分を楽にするために必要だ」と思っているものが自分を苦しめていることが多いから、一つ一つ点検していくと良い。

これは「本当に必要なのか」と思った時に、持っていた方が楽なのか、持たないほうが楽なのかと考えて、「無い方が楽かもしれない」と思ったら一回辞めてみる。

完全に捨てなくても、リサイクル方式でいい。必要になったらまた戻ってくればいい。

楽かどうか。その「楽かどうか」も玲奈ちゃんの中には、「楽じゃいけない」という考えがある。「楽じゃいけない」という考えが、あった方が楽なのか、ない方が楽なのか。

仕事については、現実的に自分には生活がある。仕事のような大きいことは小さいことを整えていけば、勝手に環境が変わっていくから。大きいことは勝手に変わるまで待てばいい。今、自分がすぐ出来る小さいことを2020年はやっていく。

考えても変わらないことは、答えが出来るのは今ではないから、それはおいておけばいい。そうやって、2020年は少しずつ自分を気楽にさせていく年。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

画像3

2020年は、このリーディング通りの年になった。

貧乏性の私は、「自ら手放す」ということがきっと出来なかったと思うけれど、体が疲れすぎて現実的にいろいろな物を抱え続けていることが出来なくなってしまった。

最低限のこと以外の全てを一旦手放さざるを得なかった。
ただ休む、のんびりする、予定を入れない。
これまでには、「してこなかった生き方」を選択した。

そうしているうちに、体力とやる気が回復してきて、また「自己肯定感」が私のもとに戻ってきた。

毎日1日1回は誰かが「自己肯定感」と言う。
書物には「自己肯定感」が出てくる。


おかえり、自己肯定感。
ただいま、自己肯定感。


今思うのは、自己肯定感はなくてもいいということ。
ないことは、いけないことじゃない。
ない自分を責めなくていい。

自己肯定感が弱いのは「悪いこと」だと思って、自分責めや自己否定をしなくてもいい。

辛く感じる時は、その信念を手放せばいい。
今の信念で幸せになれるのかを自分に問いかけて、その信念よりも別の信念が良いのなら、要らない信念を書き換えていけばいい。


気付いて認める。
そうすれば、そこからきっと変えていける。

画像1


「マインドフルネスの教科書」に、こんな言葉があった。
「自己肯定感が弱い人は伸びしろのある人」

私は統計心理学i-colorの分類で「お得感」に弱いタイプだ。
割引率が高いものをアウトレットやセールで買うのが、快感なのだ。

伸びしろがあるって、最高じゃないか。
成長や飛躍が未来にあるなんて、楽しみで仕方がないじゃないか。
伸びしろがあるって夢があるよね。


自己肯定感が低くても良い理由が、また一つこうして見つかってしまった。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?