見出し画像

自己破産者が家電を捨てたらスッキリした話をしようと思う

家電はそもそも高価なので、捨てるという発想にはなかなかならない。特に自己破産者、多重債務者はなぜかモノを捨てることがもったいないと思い、抱え込む傾向にあるのではないだろうか(自分の実体験)。

過去の記事で自己破産者こそミニマリストになるべきと記述した。今回はその中でも捨てるのに躊躇してしまう家電を捨てた話をしたい。

家電を捨てるとき、もったいないと思う。まだ使えるものであったり、高価なものであったり、今は使わないけど将来的に使うかもしれないと思ったりする。ひとつずつ解説していきたい。

1.まだ使えるものであってももう使わないのならゴミ

2.高価なものであっても使わないなら、ただそれを置いておくことに家賃を支払い続ける負の遺産

3.将来的に使うかも、の将来は来ない

というわけで、このように考えているのならただのゴミなので、捨ててしまってまったく問題ない。

しかし、心は痛む。もったいないと思うのなら、メルカリや人に譲ることである程度緩和する。ただ、心が痛むということは重要である。心が痛む理由を考えて、もしそれが無駄な出費ということであれば、その商品はあなたにそれが必要なかったと教えてくれたので、勉強代として十分である。また購入した瞬間は、あなたは嬉しかったはずで、今は嬉しくないのであれば、もうその商品はあなたを幸せにした時点で役目を終えたのである。だから、気にせず捨てることで、その商品自体をあなたの頭の中から消し去り、他のことを考えることができるようになる。捨てるということは、ただ捨てるだけでなく、あなたが次のステージに進むための大切な儀式であるように思う。

自己破産者は頭の中がグチャグチャだ。次から次へとくる請求書にヒヤヒヤしつつ、次に何を買うかということを考えている。自己破産者こそ、捨てることをして、次のステージに進むべきだ。

そんな中で、僕が捨ててスッキリした家電を紹介したい。

1.炊飯器

ご飯を炊くなら、炊飯器は必須だと思っているのならそれは間違いだ。今から100年前に炊飯器はあったか?炊飯器がない生活でご飯は炊いていなかったか?そんなことはない。炊飯器ができて確かに便利になった。火加減を注意深く見なくても、ボタンひとつでご飯を炊けるようになったのだ。ただ、炊飯器を設置するようになって必要になることがある。炊飯器の設置場所と炊飯器の掃除だ。設置場所には電源が必要なので、これだけで設置場所は限られてしまう。電源が充実している家なら良いが我が家はそうではなかった。掃除はとても面倒だ。口に入れるものを作る機械なので、汚いままにはできないので、きちんと掃除しなければならない。しかし、炊飯器は掃除のしにくい家電のひとつではないだろうか。

以上のことから炊飯器は不要と判断し、捨てるに至った。ご飯は鍋で炊いている。炊くのが面倒になったかと言えば、そんなことはなく、毎日炊いている。炊きあがるまでの時間が、炊飯器なら早炊きでも30分だが、鍋で炊くと20分ぐらいなので、時短にもなる。

2.テレビ

テレビは僕から2つのものを奪った。時間とお金である。

実家にはテレビが各部屋にあるぐらいテレビ好きの家族だった。家に帰ってきたらまずテレビを付け、テレビを見ながら食事をし、寝るまでずっと付けていて、ぼーっと見ている。しかもその内容は自分にとってまったく必要なければ、面白いとも思わない内容なのに、ただテレビが点いているのだ。まったく不要ではないか。そのテレビを見ている時間、好きな本を読んだり、好きなことをしたり、他にもいくらでも時間の使い方があるのに、ただただ時間だけが過ぎていき、何も残らなかった。まさに時間泥棒だ。

またテレビの収益を考えればわかることだが、民放のテレビ局はCM等による広告収入だ。テレビ局の意図としては、広告収入を増やすため、視聴者に対して、あらゆる購買促進をしている。社会人なら時計ぐらい持っていないといけない、このスーツを持っていないといけない、車を持っていないといけない、家を買うのは常識だ、などの恐怖心を煽る。こういうものが今流行っている、だから持っているのは当然だ、と購買促進の謳い文句を、さも世間の常識であることのように24時間、CMだけでなく、あらゆる番組で洗脳している。早く、テレビ局のこの意図を汲み取り、テレビを見なくなったほうがよい。テレビが言う世間の流行や常識は、少なくとも僕にとっては必要ない。きっとあなたにも必要ないのではないだろうか。

3.ルンバ

新しいもの好きなのでルンバを買った。だが、今僕たち夫婦が住んでいるのは30m2の小さな部屋だ。ルンバは必要なく、クイックルワイパーで十分なのだ。炊飯器と同様に、ルンバ自体も掃除が面倒な家電である。色々分解したり、水洗いしたり本当に面倒だ。その点クイックルワイパーはシンプルで、クイックルワイパーの掃除などほとんど不要で、モップみたいな紙を付け替えるだけ。さらにルンバよりもきれいに清掃できるのだから、大変優れている。

流行に流されて買ったが、結局使わないものの代名詞となった。本当に必要かどうかはきちんと考えたほうがいいだろう。


今回は、捨ててスッキリしたもの家電を紹介した。特にテレビは百害あって一利なしだと思っている。好きなテレビ番組はたしかにあるが、アマゾンプライムで十分だ。4Kだのと、超高画質なテレビも必要ない。見たければ、家電量販店に行けば、いつでも見ることができるので十分だろう。家電は、あったものとなくてもいいものがある。一度みなさんの常識を見直してみると、きっとあなたにとってよりよい生活ができるだろう。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?