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2021夢日記 塩味のガムと景品泥棒 ji-jyo 8月21日


僕は今年に入ってから毎日、夢日記を書いている。過去のものは月別にマガジンを作成してあります。

昨日の夢はいろいろとおかしな展開だった。

始まりは仲間数人とゲームセンターにいるところからだった。

『本当なんだって。ここのオリジナルの景品でさ、塩味ガムってのがあるんだけどマジうまいのよ。』

『何で取るの?』

『よくチョコとかクレーンで救って押し出すヤツあるじゃん。あれの塩味ガムバージョン。』

仲間たちの最後尾を歩きながらそんな会話を聞いていた。塩味だけのガムなんて食べたことないが、本当にそんなにうまいのだろうか。

『じゃあ俺から行くぞ。1回100円だけど、2回もやれば今日中に食べきれないほど取れるからマジ良心的なんだよ。』

そう言いながら1回目で取れた塩味ガムはざっと20個ほど落ちてきた。2回やらなくても充分だろう。何ならそのガムをみんなで分けても充分だと思った。

『このガム1回に10個は一気に口に入れるのがお勧めだからみんな頑張って取ってくれ。』

マジか? 正直そんなにいらないと思ったが、みんな夢中でガム取りを楽しんでいるところに水を差すのは気が引ける。ここはとりあえず頑張ってあまり興味の沸かない塩味ガムを取ってみるか。

そんな流れで無事にみんな塩味ガムをGETした。

『よし。みんな。10個まとめて剥いてから一気に口に入れて噛んでみてくれ。マジでうまいから。』

本当に10個口に入れるのか。少々どころじゃないほど気が引けたがとりあえず言われた通りにやってみよう。

剥き終わった10個のガムはまあまあの量だ。こんなに一気にガムを食べたことはないが、とりあえず絶賛している塩味ガムとやらを口に頬り投げ噛みしめてみた。

『な!? うまいだろ?』

『ああ! こりゃいけるぜ。』

………。仲間たちは絶賛の嵐だ。が、僕にはうまいのかいささか微妙な味わいだ。本当に微かな塩味しかしない。しかもあまりにも安いガムなのか、噛み心地はガムと言うより紙粘土でも噛んでいるような不快なものだ。

ああ。早く吐きだしたい。そんなことを思っていると店の奥から店員の叫び声が聞こえた。

『おい! 待て!! 誰か! そいつを捕まえてくれ! 景品泥棒だ!!』

入り口付近にいた僕たちの横を、両腕いっぱいに塩味ガムを抱えて走り去る男が駆け抜けて行った。

『今の? 見た? 絶対そうだよな?』

『ああ! 間違いない。あれは小宮だ!』

なんとこの微妙な塩味ガムを盗んで逃げて行ったのは三四郎の小宮さんだった。

『おい! 俺たちも追いかけるぞ!』

何なんだこの展開は。とりあえず追いかける前にもうとっくに味も無くなってパサついたこのガムを吐きだそうと企んでいるあたりで今日は目が覚めた。

変な夢だった。夢の中とは言えこんな微妙なガムを盗んでまで欲しがる小宮さんは面白いとは思う朝だった。

さて、明日も夢日記を書いていこう。


【2021 7月夢日記 ~ji-jyo~】


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