2021夢日記 討論と高級中華 ji-jyo 6月3日
僕は今年に入ってから毎日、夢日記を書いている。過去のものは月別にマガジンを作成してあります。
昨日の夢はなんだかおかしな展開だった。
始まりは、くるくる回る赤い円卓が中央にある、加えて真っ赤な壁紙の個室が印象的な高級中華店に来ているところからだった。
円卓を囲んでいるのは二人だけで、僕は黒いスーツで部屋の隅に立って待機していた。
まだ料理は来ておらず、目の前では激しい討論、というか罵り合いが繰り広げられていた。
激しく言い合いをしていたのは、工学者の武田邦彦さんと経済アナリストの森永卓郎さんだった。
『あなたね。あなたの発言はいつも根拠に乏しいの! 少なからず影響力を持っているのだから、責任を持った発言をしなさいよ。』
武田さんの攻撃に森永さんが応戦する。
『そんなことありませんよ! 私だって確かな証拠をいくつも検証して発言してますよ。変な言いがかりはやめてくださいよ。』
そんな堂々巡りな言い合いがしばらく続き、部屋の雰囲気は極めて険悪な状態になっていた。
そこへようやく初めの料理が運ばれてきた。
テーブルに置かれたその料理は、イカのステーキ中華餡かけという一発目からは珍しいものだった。
2人は一時休戦し、お互い料理を同時に口に運んだ。
『うん。美味しい。』
『うまいですね。これ。』
料理を食べた二人はさっきの険悪な雰囲気は嘘のように穏やかな談笑を始めた。おいしい料理は二人の仲を取り持つこともあるのかと少しほっとした。
それから二人は店を後にした。僕はどうやら二人を送迎する運転手のようだった。
二人が店から出てくる前に、僕は送迎車を回してスタンバイしていた。
帰り道は高速を走っていた。車内ではさっきまで談笑して盛り上がっていたはずの二人がまた激しい言い合いを始めていた。
僕はその雰囲気にだんだんイライラしてきた。
バックミラー越しに見える二人の表情を見ながら車を走らせていると、何故か二人の顏が青ざめて行くのが見て取れた。
不思議に思った僕は前を向き、スピードメーターを見ると、なんとメーターには200㎞と表示されている。
しまった! イライラするあまり無意識にアクセルを深く踏み過ぎていたのか! まずい! 早く減速しないと3人ともあの世行だ。
そんなことを思ったあたりで今日は目が覚めた。
当事者じゃなくても言い合いとかは気分のいいものではないな。しかし、おいしい料理ってのは大げさに言えば、世の中を平和に出来るんじゃないかと感じる朝だった。
さて、明日も夢日記を書いていこう。
【2021 5月夢日記 ~ji-jyo~】
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