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2021夢日記 秘密の洞窟 ji-jyo 10月18日


僕は今年に入ってから毎日、夢日記を書いている。過去のものは月別にマガジンを作成してあります。

昨日は夢でありがちな何かに追われる展開だった。

始まりは岩山の麓にある海岸を数人で歩いているところからだった。

みんなしきりに後ろを気にしながら歩いていたが、自分も含め誰もが満身創痍で何かから逃げている状態だった。

『あと少しで着くからみんな頑張ってくれ。』

先頭を歩く白い髭を生やしたおじいさんが小声でつぶやく。
おじいさんはそのまま岩山の麓の森の中に入ろうとしていた。

『おじいさん、そんな木が生い茂った先に何があるの?』

『洞窟だ。そこを抜ければ隣の街にまで繋がっているから追手を撒くことが出来るだろう。』

そう言いながらおじいさんは獣道すらない生い茂った木々をかき分け進んで行く。何も持っていない状態で進むにはあまりにも過酷な状況ではあったが躊躇している場合ではなかった。

しばらく歩くと相変わらず木で覆われたままの場所でおじいさんはしゃがみ込んで木の根元を掘り始めた。何一つ目印もなかったそこには皮で作られた大きめのバッグが埋まっていた。バッグの中から出てきたのはどうやら靴のようだ。

『何それ? 靴?』

『みんなこの靴を持ってこの先の洞窟を進むんだ。洞窟の中は素足や普通の靴では歩けない。』

そう言って渡された靴は、靴底に10㎝くらいの細い鉄の棒が取り付けられたいた。

『おじいさん、これ何? こんな棒がついてたらうまく歩けなそうだよ。足をくじいてそれこそ先に進めないような気がするけど。』

『この洞窟内の地面は侵入者を拒むように全てが剣山のように造られている。この靴を履いてさえいればゆっくりでも先に進めるはずだ。もう時間がない。追手がもうすぐ来る。入り口を開けるからみんな急ぐんだ。』

そう言うとおじいさんはまた何も目印のない前方の木々をかき分けみんなを誘導した。かき分けられた木々の先には真っ暗で小さな洞窟の入口が姿を現した。

『私はここから離れて追手を引き付ける。みんなは無事抜け切れることを願っているよ。』

おじいさんはそう言い残すと森の奥へと消えてしまった。

この洞窟を進めばいいのか。それにしても真っ暗で何も見えない。灯りになる物は何一つない状態で、しかもこんな不安定な靴を履いて本当に進めるのだろうか。

ひとまず入り口から微かに光の届く範囲をよく観察してみた。するとさっきおじいさんの言っていた通り、中の地面は鋭利な剣山のようになっていてとても普通には歩けそうになかった。

進まなければ助からないのか。でもこのあまりにも難易度の高い洞窟を進むことも簡単じゃない。と言うかむしろ無理なんじゃないだろうか。

そんなことをうだうだ考えているところで今日は目が覚めた。

何だか意味のわからない夢だった。はっきりしないがいろいろ迷って何だか気分的に疲れてしまったことは間違いない。

さて、明日も夢日記を書いていこう。


【2021 9月夢日記 ~ji-jyo~】





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