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2021夢日記 独特過ぎる祭り事 ji-jyo 8月28日


僕は今年に入ってから毎日、夢日記を書いている。過去のものは月別にマガジンを作成してあります。

昨日の夢は変なお祭りというか仕来りに参加しているものだった。

始まりは炎天下の昼下がり、とある神社内で今夜開かれる祭りの準備を手伝っているところからだった。

『いやーすみませんね。今年はなかなか準備が進まなくてもう少しかかってしまうのでお手伝いいただき本当に助かります。』

そう言って神社の中から姿を現したのは、デフォルトの表情が笑いジワで固定されて常に微笑んだ顔の神主さんだった。

『残りは500個ほどなので夜までには十分間に合いそうです。本当にありがとうございます。』

数人の町民と僕が手伝っていたのは祭りでみんなが投げることになるボールのような物の作成だった。

真っ白な手袋の人差し指に綿を詰めて、手のひらの部分には野球ボールを詰める。完成したそのボールのような物体はまるで人差し指で指差しした手のような形になるものだった。

『大昔はね、麻でできた手袋と藁を使ってこれを作っていたようです。今より遥かに大変だったでしょうね。先人達の苦労は計り知れません。』

確かに今やっている作業はただ手袋に詰め物をするだけだものな。神主さんのお話しを聞きながら黙々と作業を進めていくと残りの作業はあっという間に終わってしまった。

全部で何千個もあるであろう完成したその物体はなんだか特殊で、ある意味気味悪くさえ思える物だった。いったいこれを何の目的でどのように使うのだろう。

『では今から少し予行練習しますので皆さん庭に作成した塔の上にお上りください。1人1個のボールをお忘れなく。』

これ、そのままボールって言ううんだな。何か特別な呼び名でもあるのかと思っていたけれど。そんなことを思いながらボールを手に持ち、10メートル程の高さの塔に上った。

細くて頼りなさそうに見えた塔に上ると、10メートルくらいしかないとは言えちょっと怖さが込み上げてくる。グラグラしたりはしていないが、なんだか早く降りたい気分だ。

『ではこの下のかごに目掛けて投げ入れてください。そのときくれぐれも人差し指には触れてはいけませんよ。』

えっ。そうなのか。持ってくるときに既に人差し指に触れまくりだったけれどそれはいいのだろうか。まあいいか。そんなことより早くボールを投げて下に降りよう。

自分の順番が回ってきたので僕は何のためらいもなく、下投げでボールをかごに目掛けて放り投げた。その瞬間、突風とも言えるような強い風が吹き、僕が投げたボールは大きく軌道を変えてかごから逸れてしまった。

『ああーーー!!』

それを見た神主さんは笑いジワはどこへ消えてしまったんだと思えるほどの形相で絶叫した。その絶叫に驚いて今日は目が覚めた。

おかしな夢だった。というか、絶対かごに入れなければならないなら最初に教えてくれよ。そしたらもっと慎重に狙って投げたのに。と、意味の分からないふてくされ気分の朝だった。

さて、明日も夢日記を書いていこう。


【2021 7月夢日記 ~ji-jyo~】


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