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2021夢日記  勾留と逃走劇  ji-jyo 12月9日


僕は今年に入ってから毎日、夢日記を書いている。過去のものは月別にマガジンを作成してあります。

昨日の夢は最近のニュースやドラマの内容がごちゃごちゃと絡まった、あんまり嬉しくないような展開だった。

始まりは仲間3人と駅に向かって歩きながらスマホのオンラインゲームをしているところからだった。

『なあ。ちょっと急がないと電車行っちゃうんじゃないか?』

『まあそうなんだけど、これさ。コイツ何としても倒さなきゃ。』

『会場に着くまでには絶対倒したいよな。』

ゲーム内で強敵に挑みながら僕らは今やっているゲームのイベントが開催される会場に向かっているようだった。いったいどれだけこのゲームが好きなんだと言うほどではあったが、電車の時刻が迫っていようが一つも中断する気はないらしい。

駅構内に入りホームに向かう途中も迷惑極まりない歩きスマホならぬ小走りスマホで電車に向かう。ようやく電車が見えたと同時に発車の合図が鳴り響いた。

『おい! もう間に合わないぞ! これじゃあイベント開始に立ち合えない!』

『それはまずいだろ!!』

完全に自業自得な状況を作り出した僕らはそれでも往生際の悪いところを全開に見せつける。僕らの目の前で閉まり行く扉を見つめながら、仲間の一人が良からぬ行動に動き出す。

『背に腹は代えられん!』

そんな言葉を発したかと思えば、走り出す列車を止める為に禁じ手とも呼べる非情停止装置を見つけ出しためらいなく叩き押した。

『バカ!! お前なんてことしてんだ!』

『しょうがねぇだろ!! 乗り遅れるわけにはいかねぇんだ!』

もう無茶苦茶だ。とは言え電車は一旦止まり、点検のために開いたドアから僕らはしれっと電車に乗り込んだ。

『間に合って良かったけど。これ大丈夫かな?』

『たぶん。大丈夫じゃないだろうな。』

それはそうだろう。案の定、不安いっぱいでゲームどころではなくなった僕らの前に駅員がやってきて次の駅で降りるように命じられた。

あーあ。何やっているんだ。アホさ加減にも程がある。

駅に到着してから一度は素直に電車を降りた。が、仲間の一人が隙を見て叫び出す。

『おい! 逃げるぞ!!』

いやいや無理だろとは思いつつもとにかく全力で走り出した。その後のことはよく覚えていない。きっと結局掴まってしまったのだろう。どうしてかはわからないが気付いた時には見知らぬどこかの勾留施設の中にいた。

『君はここでしばらく働いてもらう。』

突然、看守らしき人物からの不思議な発言。ここで働くだって? どうしたらそんな状況になるって言うんだ。それより仲間の二人はどうしたんだ? 僕だけが捕まったのだろうか。

『働くのは明日からだ。今日は自分の部屋に戻ってもう眠りなさい。君の部屋はこの突き当りにある2番の部屋だ。』

ダメだ。頭が追い付かない。とにかくあんまりよろしくない状況だということはわかるが、いったいここはどこなのだろう。看守の姿が見えなくなったところで周りを確認する。どうやらここは建物の2階のようだ。長い廊下の途中にある窓から外を見渡すと周りは山に囲まれているみたいだ。

窓を開けて下を見下ろすと本当に何もないただの山の中のようだ。それに下は柔らかそうな土で覆われている。これは…。飛び降りても大丈夫そうだ。
よし。逃げよう。未だに状況は全く飲み込めないが、逃げ切れるかはさておきこのままここにいるよりは逃走したほうがいくらかマシだ。

そう思い立った僕は何一つためらうことなく窓から飛び降りた。

ほらやっぱり。下の土はふかふかで柔らかく何一つ痛みもない。これは難なくあっさり逃走成功だろう。よし。ひとまずこの山から脱出だ。

とにかく方角はわからないが走り出す。一刻も早く施設から遠ざかろう。そんな思いで駆け出してみたはいいものの、しばらく走ると目の前に茶色い物体が立ちはだかる。

何だあれは? ん? イノ、シ…。 イノシシか!? いやいやでかすぎるだろ!? 

目の前に現れたイノシシは自慢の角で足元の土を搔き上げてこちらに威嚇してくる。今にも突進する気が満々だ。ダメだダメだ。あんなのに突進されたら一巻の終わりだ。とは言っても走って逃げきれる気もしない。
どうする? どうする? いやどうにもならんだろ。

ああもうダメだ。間もなく突進開始となるイノシシに向かって、意味もなく足元の土を投げつけるところで今日は目が覚めた。

何かとりあえず変な夢だった。いろんなことがミックスされてごちゃごちゃだ。まず自分勝手に緊急停止ボタンなんて押すなよ。やれやれ感の強い朝だったな。

さて、明日も夢日記を書いていこう。


【2021 11月夢日記 ~ji-jyo~】


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