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2021夢日記 金欠とマズすぎるエビフライ ji-jyo 4月1日


僕は今年に入ってから毎日、夢日記を書いている。過去のものは最後にご紹介しておきます。

昨日の夢はなんだか、いいとこなし。といった内容だった。

始まりはだいぶ散らかっている汚らしい部屋にいるところからだった。

『ただいま。』

僕はどこかに出かけていたようだ。

おそらくその部屋をシェアしているであろう友人が、何か探し物をしているところだった。

『そんなに焦って何を探してるの?』

『いや、確かに昨日までは見覚えがあるんだけど…。通帳がさ…。』

どうやら通帳をなくしたらしい。けど、いつも金欠病の友人は通帳が見つかったところで、中にお金は入ってないような気もした。

『こんなにいつも散らかしてるから探すの大変なんだよ。俺がいっつも片付けてもすぐこんな感じになっちゃうんだから。』

僕はぼやきながらも一緒に通帳を探すことにした。帰ってきて早々にこんなことに巻き込まれるとは。

『あっ!そうだ。腹へってない?冷凍庫にお宝を発見したんだよ。』

いきなり友人が話だし面食らったが、通帳はもういいのかい?と思いつつ、

『まぁ、何も食べてないから腹は減ってるけど。』

『よし!ちょっと待ってて。俺が贅沢なお食事を作ってお持ちいたしましょう。』

なんとも得意気になった友人は、通帳のことはもう諦めたのか、またまた汚く散らかったキッチンへと消えていった。

僕がなんだかんだ部屋を片付けながら、本当にあるのかもわからない通帳を探し続けていると、

『お待たせしました!冷凍庫のお宝!!毛エビフライです!』

毛エビ?

毛ガニは聞いたことあるし、まぁお宝と言ってもいいでしょう。

でも、毛エビなんて初めて聞きましたよ?

そんなことを思ったけど、友人が作ってきたエビフライは、もう調理された後だったので、見た目はなかなかおいしそうなエビフライだった。

『ちょっとそれ食べて待ってて。このエビは頭がうまいのよ!今から頭もカラっと揚げてくるから!』

僕はせっかく作ってくれたし、とりあえずその毛エビフライとやらを食べてみることにした。
こんなに散らかった部屋の冷凍庫にあったこの食材が、いつから保存されていたのか疑問は残っていたけれど。

サクっ。

衣は…普通においしい。が、身はどこだ?これか?この紐みたいな白いやつか?

友人が作った毛エビフライとやらは、ほぼ衣で、もはやエビフライと呼ぶには詐欺にあたる食べ物だった。

『ねえ!これ身がなくない?』

キッチンにいる友人に大きな声でそう訴えると、

『お待たせー!メインはこっちの頭でしたー!』

またまた得意気にカラっと揚がった頭の部分を持ってきた。

……気持ち悪い。正直、初めて見た毛エビとやらは、本当に毛がモジャモジャしていて、揚げてあってもその見た目は、食べることに抵抗を感じるほどだった。

『なんか微妙な反応だなー。とにかく食べてみなよ!驚くから。』

友人がそんなふうに得意気に言うものだから、僕はゲテモノを食べるような気持ちで恐る恐る毛エビの頭を口に運んだ。

!?

はっ!?

これダメでしょ!苦いし、臭いし、これ、これがおいしいの!?

そんな味を味わったあたりで今日は目が覚めた。

起きても苦さを覚えているほど衝撃的な味だった。

さて、明日も夢日記を書いていこう。


【2021 2月夢日記 ~ji-jyo~】

【2021 1月夢日記 ~ji-jyo~】


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