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2021夢日記  負けず嫌いな女の子  ji-jyo 12月19日


僕は今年に入ってから毎日、夢日記を書いている。過去のものは月別にマガジンを作成してあります。

昨日の夢はちょっと大人げない自分と女の子との戦いだった。

始まりはとても澄んだ空気の森の中にいるところからだった。

森の中にはたくさんの遊具が設置されていて、その中でも目玉となるのはかなりの長さのある滑り台だった。

他にもたくさんの遊具があるのに大勢の人達が滑り台に集まっている。きっと他の物は霞んでしまうくらいその滑り台は魅力的な物なのだろう。

滑ってみようかな。

周りにはほとんど小さな子供から大きくても高校生くらいの年代の子たちしかいなかった。そんな中で大人の僕が、しかも1人で滑ると言うのはいかがなものだろう。とは少し思ったが滑りたいのだから仕方ない。

しっかりと並んで順番を待ちいよいよ自分の番が回って来た。
遠くから見ていたときは気付かなかったが、どうやらただ滑るわけではなく、小さなカートのような板に乗って滑っていくスタイルのようだ。

頼りない小さなタイヤと自転車のT字ハンドルのようなものが付いていて一応ブレーキもあるようだ。これはこれで面白そうだ。

係員のような人は見当たらないが、森の中には似つかわしくない工事現場にあるような小さな信号機が青に変わったのを確認していよいよスタートする。

初めはだいぶ緩やかな傾斜から始まる為ブレーキは一切いらなそうだ。
ほうほう。これはなかなかに楽しいぞ。それにまだまだゴールまでは距離があるし森の中を颯爽と滑り降りるのは実に爽快だ。

しばらく調子に乗ってノンブレーキで突き進んでいくと次第に傾斜が強くなり始めた。それでもブレーキを掛けずに滑っていくと前方に走るカートが見えてきてしまった。

どうやら眼鏡をかけた小さな女の子が滑っているようだ。
まあちょっとこの傾斜では怖いよな。ゆっくり進みたいのはよくわかる。道幅も狭いしあんまり距離を詰めるのもかわいそうだ。ここは前の女の子のペースに合わせてゆっくりと進もう。

ゆっくりと進むと周りの景色を楽しむことも出来てこれはこれで悪くはないかと思っていると、今度は後ろから猛スピードで迫ってくるカートが現れた。

乗っているのはおそらく高校生くらいの女の子だろうか。だいぶ迫って来ているのに減速する気は全くないようでいよいよ真裏に来たとき、

『ちょっと! どきなさいよ! 私は出来るだけ早く滑ることを楽しんでるんだから邪魔しないで!』

なんてイケイケな女の子なんだ。どけと言われても道は狭いし、前には怯えながら滑っている女の子もいるし無理だよ。そんな風に思っているとようやく道幅が広くなり抜かそうと思えば前者を追い越すことが出来るところまで差し掛かった。

これなら先に譲れるかなと思った時にはもう既に後方からイケイケ女子は僕と前の女の子を抜き去って行った。

何だか…。何だかよくわからないが悔しくなってきたぞ。僕も行く。僕もノンブレーキであのイケイケ女子に勝ってやる。このまま君を勝たせるわけにはいかん。と意味不明な闘志が湧き上がってきた。

どう考えても体重の重い僕の方が分があるだろう。調子に乗ってクラッシュすることだけ気をつければ必ず勝てるはずだ。

ほらやっぱり。もう追いついたぞ。悪いなイケイケ女子。この戦いは譲ることは出来ないんだ。でも仕方のないことだよ。だって僕の方が重いんだから。

そんなまだ勝負もついていないのに勝ち誇った気分になったところで今日は目が覚めた。

楽しいはずの滑り台はなんか変なレースになっちゃったな。しかも何だか大人げなかったかなと思う朝だった。

さて、明日も夢日記を書いていこう。


【2021 11月夢日記 ~ji-jyo~】


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