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ミノルタSRT101は元気です   SUPERも元気です

高校入学祝いで入手したSRT101は、どこにでも連れて歩いた、ペットみたいなカメラだった。
欲しいレンズはあったが、買えないので、いつも標準一本だけ。
最近は、費用がオーバーしたとか、今さら万博かなど、なにかと話題になっている大阪万博だが、高校の修学旅行に大阪万博を無理やり押し込まれ、300人行って誰一人月の石を見れなかった、というお祭り騒ぎなどを撮影して、一度しか見ない卒業アルバムを飾った。
山に登るようになったら、山の先輩も同じSRT101だったので、どちらか一台だけ持って行ってレンズを借りたりしたのも、楽しい思い出である。
noteに投稿するようになってから、写真の整理をするようになったのを機会に、古いカメラも引っ張り出してみた。デジカメは終わったので、フィルムカメラはSRT101を取り出した。
なんと黒の革ケースに入っていた。革のケースは記憶になかった。
ストラップは無くなっていた。どんなのがついたいたのかなあ。
レンズは三本。55mm、28mm、135mm。当時の定番だ。
フィルムレバーを巻き上げ、シャッターボタンを押したら、カシャッと切れた。すごい、動いている。あたりまえだが、電池は切れていて、測光の針が動くかは、わからない。
レンズは、かびなどもなく、きれいに保存されていて、驚いてしまう。
さらに、SRT101のSUPERのボディも出てきた。

シャッターダイヤルがシルバーだ
写真屋に中古が並ぶのが珍しかった

きちんと動作する。SRT101よりすこしきれいだ。
街には数店の写真屋があったが、家に帰る途中のカメラ屋で見て、衝動買いしたものだ。たしか一万円ポッキリだった。このころ、消費税はまだない。
買いはしたが、SUPERでスーパーな写真を撮った記憶はない。
この後、ニコンのFM2に手を出してしまい、ミノルタのカメラは箱の中に入って、長い時間休んでいたわけだ。
noteの投稿がなければ、二度と娑婆に出てこなかったかもしれない。
やっぱりフィルムを買ってきて、光を入れてやるか。
改めて、シャッターを切り、ダイヤルをイジイジしたりしていると、この当時はすべて白黒フィルムで、自分で現像して、引き伸ばしまでしていたことも思い出した。月光の印画紙なんて無いよなあ。

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