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「夏油の四季」を読んで

「夏油の四季」を読むたびに、昔の山や、渓谷で遊んでみたいと渇望し、今は亡き「郡司直衛」さんに嫉妬してしまう。
「夏油の四季」を読むたびに、カメラを持って山を歩きたくなる。
著者の郡司さんが、夏油の山を特定しているページがある。

左から経塚山、駒ヶ岳、牛形山、白っこ森、鷲が森、オボガ森、前塚見山
手間屁には、鞍掛森、天狗森、土倉森が朝焼け


「南から経塚山、天竺山、焼石岳、権四郎森(南本内岳)、三界山そして西に牛形山、白っこ森、鷲が森、北に兎森、オガラ森、前塚見山、東に鞍掛森、天狗森(天下森)。最後に駒ヶ岳と続き、夏油温泉は、その殆どが標高千米を越す十四座の山々によって、取りかこまれている」と、記されている。
焼石岳のように、週末になると駐車場が満杯になる山があれば、道すらない忘れられたような山もある。
そこで、歩ける範囲で、十四座の周遊を、三年ぐらい前から実践している。
郡司さんの追っかけを始めたわけだが、三界山だけはまだ歩いていない。
50年ほど前に登ったことは忘れてるので、新たな気持ちで、ゆっくりと歩いている。同じ山でもコースや、春・夏・秋と、季節をかえたりして、しつこいくらいに歩いている。
春の残雪のある時しか行けない山とか、薮漕ぎをして歩く山など、おもしろいことこの上なし。
登るではなく歩くのだから、別に山頂にこだわることもないし、平七沼のように、夏道と合流したらそこで終点というのもある。獅子が鼻の横岳を探して、何度も通ったりした。

横岳稜線のうえにポッカリト月が浮かぶ
かすかな道跡を探して歩く楽しさ


同じところをなんども歩いていると、疲れが少ない気がするし、今まで気づかなかったものが見えたりして、飽きないのだ。
問題は、70歳を越したじいさんの足が、いつまで動くかだ。
電動アシスト自転車のアシストを切って走るとか、必ず一日一回は街まで降りて、買い物や用足しをしてくることにしているが、果たして効果は?
メモ代りに、今までの分と、これから歩く都度、noteに投稿して保存しておこう。写真の整理と記憶の公開は、意外と楽しいことに気付いたので。

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