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好きを大事にできなくなってる日本事情

写真のバイクはZZR1100ベースのカスタム車。
ホワイトハウスと言うカスタムバイクショップで作っていたものに惚れ込んで買っているので多分、私の寿命が尽きるまで手放す事はないと思う状況。

ただし、様々な問題が日本では多い問題があって維持をつづけられるかどうかが非常に難しい状態でもある。

この問題は、実はカスタムバイクだけではなく自分が好きで買って改造しないで乗っているであろう車やバイク、その他製品にも及ぶ事態なんですよねえ。

部品欠品

カスタムバイクに限らずカスタムカーでもなんでも、他車種や他メーカーのパーツを流用する事は多いと思います。
私のバイクはヘッドライトがヤマハFZRのプロジェクターヘッドライトなので暗いと言われる様になってもいますが、そもそものヘッドライトバルブが廃番になってしまいました。

流用できるサイズの物もないPH6-Zと言う非常にマイナーなバルブでもう何処にも在庫がない状態に陥ってます。
元々、廃番になるの話しから予備のバルブを購入しておく予定が2019年に脳内出血をやってしまい、1年ほど療養がメインとなった上に2020年はコロナ禍になって、補給が間に合わず。

もはや、手に入れる事は不可能なので、ヘッドライトユニットの交換から考えないといけない状態ですが、まだまだ先は長い。
大体、カスタムでなくともFZR等このバルブを利用しているバイクにまだ乗っている人は多いのも現状。
その中でメーカーが数が少なくなったから製品を製造中止にするのもまた理解できますけど、なにか代用品があって然るべき状況でもない。

たった一つの消耗品の問題で、少なくともナンバー返納からのオブジェ化は避けられない状態の人は多いのではないでしょうか?

誰か持っていて不要になったので譲ってくれるっていう人いませんかね、ヘッドライトバルブ。

社外品等もない

86のように、人気がでてプレミア状態になると板金屋さんやら小さな電装品屋さんやらが設計図や諸元表を基にパーツを作ってくれるなどありますけれど、それでも不足する消耗品は多かったりします。

中には、現代の基準に合わないので車検が通らなくなる車だってあったりしますし、ブレーキやサス、燃料系の問題を解決しないといけなくなるものも多数だと思うのですよね。

それらは、流用が効く場合も多々有ることは知っていますがしかし、それでも合わない物、加工が必要になる物も多いのはあるのですね。
ブレーキパッドやブレーキディスクなどは消耗品なので当時物と違うのに交換しても大丈夫な事もある反面、エンジンはなかなかイジれない。

キャブレター車であればキャブレターの交換はできますけれど、排ガス規制に合わせて改造になると莫大な金額が。

知人には四駆ディーゼル車を気にいっている事から80万近くかけて構造変更、排ガス規制に適合させたなんて苦労をしていました。

もっと、日本でも古い車やバイク、のみならず古いものをずっと利用できる様にならんもんか、と悩む人はこれを読んでいる人にもいると思います。

海外事情をみてみると

アメリカやイギリス等は古い車を維持している人は多いとの事ですが、これは自動車税が安い事もあって保管しているだけでも大丈夫な位には些細な問題な様ですね。

同時に、古い車やバイク、クラッシクやモダンクラシックとされる年式の物などは、改造パーツが豊富な上に近代化に向けてのパーツや改造もそんなに面倒な手続きが必要ないとの事や、税金が安くなると言う事になるとか。

理由は、古いものを修理して使う方が、新規に開発するよりも環境負荷をかけてない、と言う判断からなのだそうですね。
確かにメーカーが膨大な費用をかけて新型車を作るより汎用のキャブやインジェクター、駆動系部品等が現代の技術で作られた物に変える様にすれば開発費は新型車より安い。

加えて言うと、新しく作る車やバイクに使われる素材、鉄だのアルミだのプラスチックだのと言ったものを原料から採掘する必要はないから、だそうですね。

修理したリファービッシュ品や再生素材でつくった部品、また流用される古い車の部品などはそれだけで廃棄されてゴミになって処理すると言う費用や負荷が減るから、と言う事も考えているようです。

これは欧州全体にも意識が広まっていると言う風に聞きますし、ロシアでもその様な改善がなされつつある、とか。
ロシア自体が貧乏な状況を改善できないからその様な手段が景気回復にも有効、と言う話しもあるようですが、どちらにせよ人の好きが維持できるのは良いことと思います。

そもそも税金を高くするしか考えない官僚の問題も

日本においては財務省や財務官僚、また緊縮財政派や増税派とよばれる人達の税金を高くすることで税収をアップすると言う思想による問題もありますね。

税金を高くして支出を避ける、つまり経済出動をしない、行政がやるべきサービスを民間に押し付けて行政支出を避ける等の事で税収>支出の形にする様に考えていると言う状況だそうです。

だから財務官僚等も「税金は取れるものは取る為に廃止はしない」と公言する人もいるとの事(資格講座等で聞いた人も居ます)。

ただ、国民の収入が上がらなければ税金はなかなか入らないですし、所得税は国民の所得に影響します。
労働者の収入が下がれば、それだけ消費もしないので消費税だって減るのは当然。
だったら国民の負担が減るようにすりゃいいのにそれもできない。

プライマリー・バランスと言う幻想から逃れられないし、自分たちの施策や政策が間違っていたと認めると死んじゃう病よろしく頑なに失敗した政策や施策をつづけているという状況。

必要に応じて柔軟に対応できないと駄目なのが現実の問題ですがゲーム感覚で面クリしたら自機復活!みたいなやり方してるんですよねえ。

今のゲーム、そうも行かないしシムシティやったら秒殺ゲームオーバーでしょうw

環境保護と税収アップは両立する

もうおわかりの人ばかりと思いますが、古い車を維持して行く、古いバイクを大事にするって場合にはメンテナンスは欠かせません。
ボルトの交換はおそらく数年ごとにやるでしょうし、サスやスイングアーム、チェーンやベアリング等の消耗品となる駆動部品、可動部品は交換するだけでなく、現代事情に合わせて最新の機能を持ったものに変えるのは必須条項になります。

同時に、排気ガスや燃焼の問題を改善と言う場合にはエンジンから給排気系等を大きく改装します。
そのためにかかる費用は先に述べた通りの莫大な金額に!

と、言う事等を考えると費用がかかるのだから、消費税を安くすればそれだけメンテナンスの機会も増えます。
正直、消費税が3%に戻るだけでバイクや車、カメラや船、家や庭など、手を入れられる回数やチャンスが増えたと感じる人の方が多いでしょう。
現在8%や10%で経済負担が大きい状態で3%に戻したらどうなるか算数ができれば簡単ですよね?
10%だった物は1回しかできない、と言うのが少なくとも3回分になるのですよ。
オイル交換だろうと庭木の手入れだろうと、はたまた外壁塗装だろうと、消費税が減った分、回数が増やせるのですね。
考えてみてくださいよ、10万円の10%は1万円です。
これが3千円になったらのこり7千円が他に回せるのですよ、消費が増えるのですよねえ。

安売りがあるじゃないか、と言う話しになるかもしれないんですが、安売りってことは薄利多売。
薄利と言う事は収益が低いってことです。
数をこなす事でなんとかすると言う事は他の費用を削ること。
となると、企業の収益は余程の大企業出ない限りは出ないに等しいとなるんですよね。
これは、法人税の減収になってるのと思います。

法人税の減収を改善する場合にも環境負荷を減らす事が可能ですよね。
例えばリサイクル業者が増える事や、利益がアップする事によって法人税は増える事になりますし、個人事業の廃品回収業者だって収益が上がれば税金はアップします。
車やバイク、船(プレジャーボートや漁船など)も最新部品に交換し、環境負荷を抑える事が容易になれば、温室効果ガスの削減だってできるようになるのですし、リサイクル原料を使う事での環境負荷軽減だって立派なエコです。

特にプラスチックなど石油製品の再利用をもっと推し進めて自動車やバイク、船や電気製品の交換部品や新規部品などにする様にすれば温室効果ガスがと言う話しだって減らしてます!と言い張れるのにね。
プラモデルやおもちゃなんかのある意味消耗品的なものだって回収して再利用と言う事をすれば企業イメージだって良くなると思いますけど。

まず官僚と政治家の環境意識のアップグレードか…

小泉進次郎さんがプラスチックスプーンの有料化などに際してマイ箸やマイスプーンなんて言い出してましたけど、それ90年代前半にあって頓挫してますよね。

例えば衛生面での問題。
使用頻度が増えるであろう、外食機会の多い仕事(営業とか)は箸やスプーンを洗う時間が採れない事から食中毒の問題がでたのを知らないのでしょううねえ。

また、現在は新型コロナ感染症などの問題から衛生面の強化が図られていますよね。
使い捨ての箸やスプーンなら感染者が唾液などにウイルスがいるとしても他に広める可能性は少ないと言う話しもあったのに、あの言いよう。

浮世離れと言うか、俗世を知らんと言うか。

ただ進次郎さんに限ったことではなく官僚も、普段はそういう実社会に触れていない事から、浮世離れ通り越して妄想World的な事になっていたりします。

貧困調査と言う事で、出会い系バーを利用してた官僚の方がいらっしゃいましたけど、アレだってパパ活だのなんだのが貧困の為にやっていると言ういわば売春は貧困のため金を稼ぐ必要があって!なんていう戦後昭和の言い伝えそのままです。

実際には、遊ぶ金の他、出会い系での一期一会な遊びの場を求めてなんて事の方が現在では多数派。
っていうか金を渡して若い女性と会うなどしてるのは性的搾取ちがうんかwなんて思いますが、その様なふるーい意識を持っているのは政治家それも政治的に正しいと思ってるサイドや、リベラリズムなので自分は最新と思っているような人、また官僚も同様と思う部分が多々あったのがこの数年。

日本がまだまだ金満国家の様なイメージを持ち続けて大衆に負担をかけて貧困が増えている事も理解してないような意識の政治家や官僚がこの後、ちゃんとした判断を下せるとも思えないですし、そこを改善する事がまずは環境保護や古いモノを維持していくためには必要なのかもしれないねえ、と言うちょっとしょんぼり気分で締めたいと思います。

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