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第2話 ”ディスレクシア??初めて聞いた言葉を受け入れること(ママ編)”

私は、韓国に住んでいるので、ゆうちゃんのこの状況をなんていうのか、まず韓国語で先に調べた。

韓国では、読み書きが困難な子の事を難読症と言うことがわかった。それと、私達の住んでいる韓国京畿道で難読症の子供達のために治療センターに通う費用を支援しているという事も同時に知ることになる。

学校を通して申請をするのだが、先生から提案されることはほとんどないらしく、その制度自体を知らない先生も多いようだ。

治療センターについて調べてみると、子供が治療を受けて、本がすらすら読めるようになったと書いている人を発見。
良くなるのかも。
みんなに当てはまるわけではないが、ちょっと希望が見える。

調べてみて気づいたのだが、自分の子が難読症かもしれないと書き込んでいる人が多い。

これは、コロナウィルスの流行で、自宅zoom授業になった影響が大きいのかも知れないと思った。家で、zoomをする、家で課題をすると言うことで、子供のできていない所が嫌でも目に付いたのではないか。

韓国では、宿題を出さない学校が多い。
教科書は全員学校に置いて帰り、家に持って帰らない。
(なので、教科書の内容が分からない)
カバンの中は筆箱くらいしか入っていない。

小学校に入ると、学校が終わると習い事に通うのが一般的。
塾の宿題があるので、学校は宿題を出さないそんな感じだ。

学校でできていない所は、年に2回の面談で言われて気づく。
そして、できていない部分の参考書を慌てて買いに行く😵
コロナ前まではそう過ごしてきた。

こんな感じの学校生活で、子供のできないところに目を向けるのはなかなか難しい。

とりあえず、読み書き苦手な子が難読症という事はわかった。

じゃあ、これ日本語でなんていうの??

聞いた事なかった私は、日本語で調べてみる事にする。
どうやら、学習障害(LD)の中の読字障害(ディスレクシア)と言うらしい。

う〜ん。
なんだかモヤモヤする。
文字の読み書きに困難があるって障害なのね。
そっか・・・
自分の子が、もしかしたら発達障害かもしれないとかって、

調べたくない。

受け入れたくない。

だって、ただ字が覚えにくいだけなのに・・

分からない、知らないからくる思いが頭の中をグルグルしてました。

今まで、知らないふりして気づかないふりしてた。
学校の先生にも何も言われないし、勝手に大丈夫って良い方に捉えようとしてた。

ここまできたら、認めて向き合うしかない。
そう決めた。

💡ディスレクシアの特徴を調べてみる。

なになに?
ひらがなで言うと、ちゃ、ちゅ、ちょなどの『ち』と『や』で『ちゃ』、『ち』と『ゆ』で『ちゅ』、『ち』と『よ』で『ちょ』とを組み合わせて発音することが難しい場合があるとのこと。
これだ!
ゆうちゃん、何回言っても『ちや』『ちゆ』『ちよ』って読んでる。

ハングルも、『ㅇ』と『ㅏ』を組み合わせると『아』(あ)って教えても覚えられなかった。

これとこれの組み合わせって覚え方はゆうちゃんには難しい。

あと、ちいさい『っ』は『つ』って読んじゃうし、伸ばす時の『ー』は読む時に飛ばして伸ばさない。

文末を適当に変えて読んでしまう。

これらの特徴を見ると、ゆうちゃんに当てはまる。

これで言うと、3年生から習ってる英語の単語も覚えるのが難しい。
英語も、組み合わせて出来てるから。
漢字も、へんとつくりからできているのが多い。

これは、工夫が必要だと思った。
みんなが当たり前にできると思ってる覚え方がゆうちゃんには当てはまらない。

でも、九九段は結構すんなり覚えたし計算はできる。

だけど、正しく読めないと算数もつまづくよね。文章問題の引っ掛けなんてちゃんと読まないで問題解いちゃうから、簡単に引っかかっちゃう🫣

それに、5年生になってくると文章問題が多くなって、算数のテストは読むのが間に合わなくて、テスト時間が足りなくて裏までいけない事もあった。

なんとかなるなら、なんとかしたいなぁ。


いろいろ調べて見て、だんだん私は落ち着いてきた。

良かった。

この子の苦手なところに、気がついてちゃんと名前を付けてあげられて。
何にも分からないで、ただただ不安と心配で胸が押しつぶされそうな毎日を送る必要は無くなるし、ゆうちゃんに、なんで出来ないの?って思わなくてすむ。

ディスレクシアって言葉を知っただけ
私には、これがキラキラして光って見えた。🌟


次回は、
第3話 ”ディスレクシア??初めて聞いた言葉を受け入れること(ゆうちゃん編)”
です。

ディスレクシアかも知れないとママから聞かされた時のゆうちゃんの反応は・・・

是非見てください!



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