第3話 ”ディスレクシア??初めて聞いた言葉を受け入れること(ゆうちゃん編)”
とりあえずまず、ゆうちゃんにディスレクシア(難読症)の疑いがあると言わなければならない。
ところが私は、あんまり優しく言わなかった。(ごめん、反省)
ママ 「ゆうちゃん、ディスレクシア(難読症)っていうのがあるんだ
って。」
ゆうちゃん「え・・・?」
ママ 「ちゃんと読めたり、書けたりできないじゃん?覚えられないじ
ゃん?それ、ディスレクシア(難読症)っていうみたいなんだ
よね。」
ゆうちゃん「書けるし、読める・・・いやだ・・病気じゃない・・・」
ママ 「検査するところがあるらしいから行ってみよう?10人に1人は
ディスレクシア(難読症)って言われてるらしいよ。結構いる
じゃん。治療に通うとちょっとはよくなるみたいだし。」
ゆうちゃん「嫌だーーーーーーー!!!行きたくない!!病気じゃないも
ん・・・わーーー(大泣)」
・・・
1時間以上泣いていた。
ディスレクシア(難読症)って言葉を初めて聞いたんだもんね。
聞いたことのない、なんだか分からないこと、受け入れるって怖いよね。
わかるよ。
ママも、ゆうちゃんにそんな困難があるんだって知るのが怖かった。
それから3日くらいかけて、
・これは、病気じゃないこと。
・まずは検査を受けてディスレクシアなのかどうか調べることからと言うこと。
・自分で読み書きが苦手だと認めること。(ここが大事と思ってます。)
・ディスレクシアって判定がついたら、自分の心を守れること。(どうして、できないのかの説明がつくから)
・韓国では、ディスレクシア(難読症)は割と知られているから、先生に理解してもらいやすい。(これは私の見解)
これらを、3日ほどかけて話し、やっと気持ちが落ち着き、検査に行っても良いということになる。
ゆうちゃんにとって、ディスレクシアかも知れないとの言葉は、青天の霹靂。
自分は、ちょっと物覚えが良くないだけで、みんなと違うところはないと思っていただろうし、それに対して深く考えたことはなかったはず。
学校の授業も理解できてたし、不自由も感じてなかった。
だったらそれで、良いかな?
苦手な事やらなくたって、出来てること伸ばしていけば良い。
そうとも思う。
だけど、ママはディスレクシアって言葉を知っちゃったし、ゆうちゃんが、今より本を読むのが上手になって速くなるなら、その方が良い。
治療できる可能性があるなら、やってみたい。
やっぱり、自分と向き合って苦手な部分を認めて受け入れるってことは時には必要なんじゃないかなって思う。
ともかく、ディスレクシアかも知れないと言う、まだよく分からないがこれからきっと良い方に変わっていくスタート地点に、ゆうちゃんと一緒に立てた事が嬉しかった😊
次回は、
第4話 ”ディスレクシアの検査を受けたいと担任の先生に連絡する”
です。
さて、担任の先生の反応は・・・
是非見てください!
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