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9/12 ニュースなスペイン語 Dimisión:辞任

問題多きキス(un polémico beso)でスペイン国内外の耳目を一人でかっさらっていったルイス・ルビアレス(Luis Rubiales)が、ついに、スペイン王立サッカー連盟(RFEF)の会長を辞任することを発表した。

同時に欧州サッカー連盟(UEFA)の副会長(vicepresidente)の職も辞す。

一連のキス騒動から4週間、ひとつの区切りを迎えた形(問題山積だけど)。

ルビアレスは辞任を発表した後、次のように投稿している。

私は皆から信じてもらってる。私は自分の潔白を信じている。私は未来を、そして、真実を信じている。みんな、ありがとう。(Defenderé mi honorabilidad.Defenderé mi inocencia.Tengo Fe en el futuro.Tengo Fe en la verdad.Gracias a todos. 🇪🇸)

そして、「私は勝ち抜くために今できることを全てやるつもりだ。娘たちも、家族も、私を愛してくれてる全ての人々がいわれのない迫害に苦しんできたのだから(voy a hacer todo lo que esté en mi mano para que prevalezca. Mis hijas, mi familia y la gente que me quiere han sufrido una persecución desmedida)」と誓った。

「あの瞬間」の音声が残っている訳ではないので、どうしても、当事者であるルビアレスとジェニファー・エルモソ(Jenni Hermoso)の記憶に頼らざるを得ず、言った言わないの水掛け論は必至。

ルビアレスはエルモソから訴訟(querella)も起こされいる。世論が司法判断に影響を与えるかどうかは分からないが、ルビアレスに完全に不利な環境が揃っていることは間違いない。

客観的かつ合理的な判断はどう出るか。

ちなみに、ルビアレスは、わざわざ、イギリスの報道グループ(la cadena británica)のスカイ・ニュース(Sky News)という番組内のインタビューで辞意を表明した。

自分を散々こき下ろした連中にトクダネを取らせるわけにはいかない――。

実際、こんなアホみたいな小物じみた思惑があったかどうかわからないが、もし、国内のメディアが辞任報道を今か今かと待ち構えていて、我先に速報を打ちたかったとすれば(あくまでも仮定の話)、最後の最後に、小さな復讐を遂げた(のかな)。

写真はルビアレス。

先日、小生のクラスのある女生が、ルビアレスを「ハ◯オヤジ」と呼んでいた。

そんなに露骨に言わんでも…。

出典
https://www.rtve.es/deportes/20230911/luis-rubiales-anuncia-dimision-presidente-rfef/2455626.shtml