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4/23 ニュースなスペイン語 Feria de Sevilla:セビージャの春祭り

昨日から上院(Senado)で始まったコルド案件(caso Koldo)を巡る証人喚問(comparencia)も気になる。

それに、小欄ではまったく触れてこなかったが、実は、バスク州政の選挙(elecciones vascas)の様々な動きがあり、各党の得票の行方も取り上げたいところ。

 ただ、今回、紹介する事案も、今後、尾を引きそうな感じ。

アンダルシア州のセビージャではつい数日前まで、春祭りが開催していた。

フラメンコの好きな小生の周りにも、かつて、春祭りに行って、フラメンコのスタンダードナンバーのひとつ「セビジャーナス(sevilllnas)」を踊りに行ってきたと楽しそうに語る人たちがいた。

国内外にファンの多い春祭りだが、今回は、街中で見かける馬車を引く(tiraba de un coche de caballos)馬の内の1頭が突発性の発作(infarto fulminante)で日曜日、死亡したことで、ミソがついてしまった。

死亡したのはパロマ(Paloma)という名の牝馬(yegua)。

検死を行った獣医師によれば、パロマはいたって健康体(estaba en perfectas condiciones)で、毛並みも良く、病状のない外見(con apariencia saludable, cuidada)、肉付きも良く(gorda)、コンディションも良かった(bien)という。

しかし、突発性の発作を引き起こした原因についてはまだ明らかになっていないが(Se desconocen las causas)、パロマが死亡した日のセビージャは30度を超えていたというから、馬の身体には相当のストレス(estrés)がかかっていたと推察されるという。

セビージャの春祭りでは、動物虐待(maltrato)と疑われる事例が去年もあったらしく、例えば、馬が休んでいるテントで火災(incendio de una carpa de caballos)が発生し、数頭の馬が死亡したという。

また、去年の春祭りでは、敷地内で気を失って倒れた馬を数人が殴って、立たせようとしている(un equino desplomado en mitad del recinto al que varios individuos golpeaban para que se pusiera de pie)場面を撮った動画が出回って問題になったという。

「動物たちは春祭りのアトラクションじゃない(Los animales NO son atracciones de feria)」

これは、去年の春祭りで(pasada edición)、動物保護基金(Fundación para el Asesoramiento y Acción en Defensa de los Animales)が打ち出した非難声明(dununció)。

2年連続、馬への事故が発生したとなると、来年からの動物の在り方が問われることになりそう(ちなみに、年代は、確認できなかったが、過去の春祭りでは、熱中症と見られる症状でも雄馬(caballo)が死亡したという記事もある)。

写真は春祭りでお馴染みの風景。

ちなみに、スペイン語では雄雌を語尾で区別するので「男性の友人」は「amigo」、「女性の友人」は「amiga」となるけど、「馬」は違う。

「雄馬(caballo)」を「雌馬」にするなら、本文のように「yegua」という全く別の形を使う。

Caballoの語尾を「-a」にした「caballa」は「鯖(サバ)」なのでご注意あれ。

他にも「鶏」とか「牛」も雄雌の形に注意が必要な動物。

出典
https://www.elplural.com/sociedad/muere-yegua-sevilla-infarto-fulminante-plena-feria-abril_328181102